とっておきの場所
ー/ー「すっごい、綺麗……」
高校の裏山のてっぺん……私達の住んでいる町の見渡せるその場所に、彼は私を連れて来た。
いつもは真っ赤な夕焼けに染められてもっと綺麗みたいなんだけれど、今日はお空は今にも降り出しそうな黒い雲に覆われ始めていて……でも、それでもそこから見渡す私達の町はやっぱりとても美しかった。
「そうだろ? いつか、美咲と一緒に来たいと思っていたんだ」
そんなことを言う彼の横顔を見ていると……さっきはどういう脈絡か分からず、突然に告白されたけれど。私は自分の想いを彼に伝えてなかったな……と思った。
「ねぇ、達也くん」
「ん?」
「あのね、私……」
私が自らの想いを口にしようとした時……まるでそれを邪魔するかのように、私達の真上の空を覆う黒い雲から突然に大粒の雨が降り出した。
「美咲! 雨の当たらない場所に行こう」
彼がそう言って私の手を取ろうとした、まさにその時だった。
『ピカッ!』
私達と辺り一面を、稲妻の眩い光が照らした。そして、次の瞬間……!
『ダァァーン!!』
今まで聞いたこともないくらいに大きな音……体中に走る凄まじい痺れとともに、私の目の前は真っ暗になった。
高校の裏山のてっぺん……私達の住んでいる町の見渡せるその場所に、彼は私を連れて来た。
いつもは真っ赤な夕焼けに染められてもっと綺麗みたいなんだけれど、今日はお空は今にも降り出しそうな黒い雲に覆われ始めていて……でも、それでもそこから見渡す私達の町はやっぱりとても美しかった。
「そうだろ? いつか、美咲と一緒に来たいと思っていたんだ」
そんなことを言う彼の横顔を見ていると……さっきはどういう脈絡か分からず、突然に告白されたけれど。私は自分の想いを彼に伝えてなかったな……と思った。
「ねぇ、達也くん」
「ん?」
「あのね、私……」
私が自らの想いを口にしようとした時……まるでそれを邪魔するかのように、私達の真上の空を覆う黒い雲から突然に大粒の雨が降り出した。
「美咲! 雨の当たらない場所に行こう」
彼がそう言って私の手を取ろうとした、まさにその時だった。
『ピカッ!』
私達と辺り一面を、稲妻の眩い光が照らした。そして、次の瞬間……!
『ダァァーン!!』
今まで聞いたこともないくらいに大きな音……体中に走る凄まじい痺れとともに、私の目の前は真っ暗になった。
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