第40話 迅の家へ1~梨絵の味方~
ー/ー 今日、麻実センパイが迅くんに用事があったらしい。そんなこと聞いていない。確かに夏美センパイの家に来た時に『場合によっては帰りに迅をしばくから』と言っていた。
色々不安だからという理由で、センパイ2人も一緒に迅くんの家に行く。わたしは内心思っていたのは、『クリスマス会このメンバーが実行委員になっていなかったら……』だ。当たり前だが、わたしだけが迅くんと出会うことはなかった。もし、学校内や街中で出会って話して仲良くなったら、それはもう運命だ。
夏美センパイの家から迅くんの家まではすぐそばだ。すごくピリピリした空気が流れている。もしかして、麻実センパイも迅くんのことが好きなんじゃ……。
――そもそも、わたしはまだ迅くんが好きなのだろうか?
あえて、わたしや梨絵ではなく元々用事のあった麻実センパイがインターホンを押した。
迅くんが出てきた。わたしたちにも麻実センパイの声が聞こえる距離だ。玄関の門扉をあけて麻実センパイのそばに行く。
「ごめん、迅。先に謝る」
思い切り、それこそ、すごい勢いで麻実センパイは迅くんをグーパンチした後にビンタと決めた。迅くんは遠目から見ても『何事!?』とびっくりしていて、状況を飲み込めていない。普通に考えてわたしたちの存在に気づいてもおかしくない。わたしたちは特別隠れている訳でもないのだ。
「え?」
「夏芽ちゃんからも久賀っちからも全部事情聞いたよ!! 広瀬 迅!! お前は誰の彼氏だ!! それとも彩莉 いろはが現れたからそっちに流れたの!? そんな人だと思っていなかったよ!! おいで、夏芽ちゃん、久賀っち、なっちゃん」
やっとわたしたちの存在に気づいた。わたしの中の結論は、迅くんに最後にチャンスを与える。その結果次第でわたしは迅くんの恋人を辞めるかもしれないし、続けるかもしれない。
わたしの本音を言えば、わたしは『迅くんがやっぱり好き』だ。それが一方的な想いなら忘れるように頑張る。
「夏芽……、久賀に多奈川さん……」
「そうだよ、迅くん、初恋の人が目の前に現れて嬉しいのはわかるけど、それで彼女である夏芽ちゃんを放置して、挙句の果てには初恋の人に『好き、愛してる』って送るとか最低の彼氏のやることだよ!!」
夏美センパイが言った。わたしは気付いた。
――梨絵の味方がいない。梨絵の親友としては味方をしたい。でも、迅くんは譲れない
だったら……
「迅くん」
「夏芽より先に言う!!」
『迅先輩!!』
梨絵が告白するのだろう。
色々不安だからという理由で、センパイ2人も一緒に迅くんの家に行く。わたしは内心思っていたのは、『クリスマス会このメンバーが実行委員になっていなかったら……』だ。当たり前だが、わたしだけが迅くんと出会うことはなかった。もし、学校内や街中で出会って話して仲良くなったら、それはもう運命だ。
夏美センパイの家から迅くんの家まではすぐそばだ。すごくピリピリした空気が流れている。もしかして、麻実センパイも迅くんのことが好きなんじゃ……。
――そもそも、わたしはまだ迅くんが好きなのだろうか?
あえて、わたしや梨絵ではなく元々用事のあった麻実センパイがインターホンを押した。
迅くんが出てきた。わたしたちにも麻実センパイの声が聞こえる距離だ。玄関の門扉をあけて麻実センパイのそばに行く。
「ごめん、迅。先に謝る」
思い切り、それこそ、すごい勢いで麻実センパイは迅くんをグーパンチした後にビンタと決めた。迅くんは遠目から見ても『何事!?』とびっくりしていて、状況を飲み込めていない。普通に考えてわたしたちの存在に気づいてもおかしくない。わたしたちは特別隠れている訳でもないのだ。
「え?」
「夏芽ちゃんからも久賀っちからも全部事情聞いたよ!! 広瀬 迅!! お前は誰の彼氏だ!! それとも彩莉 いろはが現れたからそっちに流れたの!? そんな人だと思っていなかったよ!! おいで、夏芽ちゃん、久賀っち、なっちゃん」
やっとわたしたちの存在に気づいた。わたしの中の結論は、迅くんに最後にチャンスを与える。その結果次第でわたしは迅くんの恋人を辞めるかもしれないし、続けるかもしれない。
わたしの本音を言えば、わたしは『迅くんがやっぱり好き』だ。それが一方的な想いなら忘れるように頑張る。
「夏芽……、久賀に多奈川さん……」
「そうだよ、迅くん、初恋の人が目の前に現れて嬉しいのはわかるけど、それで彼女である夏芽ちゃんを放置して、挙句の果てには初恋の人に『好き、愛してる』って送るとか最低の彼氏のやることだよ!!」
夏美センパイが言った。わたしは気付いた。
――梨絵の味方がいない。梨絵の親友としては味方をしたい。でも、迅くんは譲れない
だったら……
「迅くん」
「夏芽より先に言う!!」
『迅先輩!!』
梨絵が告白するのだろう。
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