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さっそく新しいお財布と腕時計で札幌へお出かけして、桔平くんとホテルのランチビュッフェを食べた。デザートも美味しくて、もう大満足。
そして智美さんは、本当に定時ダッシュで帰ってきた。
そのあとしばらくして、お父さんがスヌーピーのアイスクリームケーキとともに帰宅。桔平くんと一緒に、テーブルクロスを敷いて食卓を綺麗にセッティングしてくれた。
「はーい、誕生日パーティですよー!」
智美さんの明るい号令でテーブルについて、みんなで乾杯。さあついに、お酒解禁です。
人生初のお酒は、智美さんチョイスのロゼスパークリング。イチゴ風味で甘口のものなんだって。
ドキドキしながら、シャンパングラスを口に運ぶ。なんか、みんなの視線が集まってるし。余計緊張しちゃう。
綺麗な色のスパークリングワインを、ほんのひと口だけ流し込む。イチゴの香りが鼻から抜けて、爽やかな味わいが口の中いっぱいに広がった。
「美味しい!」
「ほんと? よかったぁ。愛茉ちゃんはイチゴが好きだから、初めて飲むお酒にピッタリかなぁと思って!」
飲みやすいお酒を、一生懸命選んでくれたんだろうな。フルーティーで本当に美味しい。食事にも合うし。
ちなみに今日のメニューは、ポタージュスープにローストビーフ、牛肉がゴロゴロ入ったビーフシチュー。私が牛肉を食べたいって言ったから、お肉づくしだった。
お料理が美味しいと、お酒も進む。お父さんと桔平くんは赤ワインを飲んでいて、私も味見させてもらった。ああ、赤ワインも美味しいなぁ。
「ほらほら桔平くん、もっと飲んでよ」
「オレはもういいって」
「なんでよぉ。せっかく一緒にお酒飲めるようになったのにぃ。桔平くんと飲みたい」
「……分かったよ、あと少しだけな」
桔平くんのグラスに、ワインをどんどん注ぐ。ようやく一緒に飲めるのが嬉しくて、私もグイグイ飲んでいい気分になってくる。
そして1時間後。桔平くんは、テーブルに突っ伏して寝てしまった。
「愛茉がどんどん飲ませるから。桔平君、そこまでお酒は強くないって、前に言っていたのに」
お父さんが苦笑する。
毎晩ウイスキーをロックで飲んでいるし、雰囲気的にザルっぽいのにな。まぁ、いつも飲んでいるのは1杯なんだけど。弱くも強くもないって感じみたい。
桔平くんは、人前で酔っ払ったことは一度もないと言っていた。自分があまり強くないのを自覚していて、自制心がとっても強い人だから、勧められても絶対に酔うまでは飲まないみたい。
でも今日は私が調子に乗って、飲ませすぎちゃった。反省。
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「はーい、誕生日パーティですよー!」
智美さんの明るい号令でテーブルについて、みんなで乾杯。さあついに、お酒解禁です。
人生初のお酒は、智美さんチョイスのロゼスパークリング。イチゴ風味で甘口のものなんだって。
ドキドキしながら、シャンパングラスを口に運ぶ。なんか、みんなの視線が集まってるし。余計緊張しちゃう。
綺麗な色のスパークリングワインを、ほんのひと口だけ流し込む。イチゴの香りが鼻から抜けて、爽やかな味わいが口の中いっぱいに広がった。
「美味しい!」
「ほんと? よかったぁ。愛茉ちゃんはイチゴが好きだから、初めて飲むお酒にピッタリかなぁと思って!」
飲みやすいお酒を、一生懸命選んでくれたんだろうな。フルーティーで本当に美味しい。食事にも合うし。
ちなみに今日のメニューは、ポタージュスープにローストビーフ、牛肉がゴロゴロ入ったビーフシチュー。私が牛肉を食べたいって言ったから、お肉づくしだった。
お料理が美味しいと、お酒も進む。お父さんと桔平くんは赤ワインを飲んでいて、私も味見させてもらった。ああ、赤ワインも美味しいなぁ。
「ほらほら桔平くん、もっと飲んでよ」
「オレはもういいって」
「なんでよぉ。せっかく一緒にお酒飲めるようになったのにぃ。桔平くんと飲みたい」
「……分かったよ、あと少しだけな」
桔平くんのグラスに、ワインをどんどん注ぐ。ようやく一緒に飲めるのが嬉しくて、私もグイグイ飲んでいい気分になってくる。
そして1時間後。桔平くんは、テーブルに突っ伏して寝てしまった。
「愛茉がどんどん飲ませるから。桔平君、そこまでお酒は強くないって、前に言っていたのに」
お父さんが苦笑する。
毎晩ウイスキーをロックで飲んでいるし、雰囲気的にザルっぽいのにな。まぁ、いつも飲んでいるのは1杯なんだけど。弱くも強くもないって感じみたい。
桔平くんは、人前で酔っ払ったことは一度もないと言っていた。自分があまり強くないのを自覚していて、自制心がとっても強い人だから、勧められても絶対に酔うまでは飲まないみたい。
でも今日は私が調子に乗って、飲ませすぎちゃった。反省。