蜘蛛と男 9
ー/ー
「しっかし、どうするか。流石に見殺しにするわけにはいかないしな」
ノエウとナリアを眺めてアシノは言った。そして諭すようにノエウに語りかける。
「ノエウ、お前1人だけなら逃してやれる。でもそのアラクネ…… ナリアも一緒にはいけない」
「ど、ど、どうして?」
「いいか、ナリアは人の形をしているが、魔物なんだ。お前に助けられて懐いたっていうが、生きるために利用されているだけかもしれないんだ。ナリアには感情がないかもしれない」
「ち、ちがう、ナリアは優しい。今までいきて、いちばんやさしくしてくれた、俺をバカにしないで一緒にいてくれた」
ノエウはそう言って譲らなかった、アシノもルーも困り果ててしまった。
「行動によって相手が感じた感情が、相手にとっての真実。かぁー、どうしたら良いかしら」
そんな時だった、ムツヤのペンダントが紫色に光り、邪神サズァンの幻影が映し出される。
「呼ばれてなくても飛び出す邪神、サズァン参上!!!」
「サズァン様!?」
「あ、あなたが邪神様!?」
サズァンを初めて見たルーは驚いて目を丸くした。
「な、な、なんだ?」
ノエウもびっくりしてそれを見つめる。
「いやー、はじめましてのお顔が多いわね。まぁ時間が無いからとっとと済ますわよ」
そう言って咳払いをしておちゃらけた雰囲気を消してサズァンは言った。
「ノエウ、そしてナリア。あなた達が望むのであれば私の住む裏の世界へ連れて行ってあげるわ」
「う、うら?」
ノエウが言うと朗らかに笑いサズァンは言う。
「簡単に言えば誰にも邪魔されずにナリアと一緒に暮らせるところよ」
「ナリアと?」
ノエウは信じられないといった顔をしている。
「まー、結界が弱くなってるから人間1人とモンスター1体ぐらいならこっちに招き入れられるってところね」
「お、おれ、ナリアと一緒にいられるならどこでもいい」
「よっし、じゃあ決まりね」
サズァンが言うとノエウとナリアの足元に穴が空いてそこに落ちていった。
「うわあああああああああ!!!!!」
ノエウの悲鳴が聞こえなくなった頃に穴は閉じた、そしておもむろにアシノが言う。
「邪神のアンタが何でこんな事をするんだ?」
「あらー私の天敵の勇者さん。私は私のしたい事をしているだけよ。それが邪神だから!!」
「邪神様!! 私も裏の世界を見てみたいです!!!」
興奮気味にルーは言うとサズァンはクスクスと笑った。
「裏の世界なんてただの田舎よ? でもまぁ、裏の道具の回収が終わったら連れてってあげるわ。それじゃあね」
そう言ってサズァンは消えていく。
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「ノエウ、お前1人だけなら逃してやれる。でもそのアラクネ…… ナリアも一緒にはいけない」
「ど、ど、どうして?」
「いいか、ナリアは人の形をしているが、魔物なんだ。お前に助けられて懐いたっていうが、生きるために利用されているだけかもしれないんだ。ナリアには感情がないかもしれない」
「ち、ちがう、ナリアは優しい。今までいきて、いちばんやさしくしてくれた、俺をバカにしないで一緒にいてくれた」
ノエウはそう言って譲らなかった、アシノもルーも困り果ててしまった。
「行動によって相手が感じた感情が、相手にとっての真実。かぁー、どうしたら良いかしら」
そんな時だった、ムツヤのペンダントが紫色に光り、邪神サズァンの幻影が映し出される。
「呼ばれてなくても飛び出す邪神、サズァン参上!!!」
「サズァン様!?」
「あ、あなたが邪神様!?」
サズァンを初めて見たルーは驚いて目を丸くした。
「な、な、なんだ?」
ノエウもびっくりしてそれを見つめる。
「いやー、はじめましてのお顔が多いわね。まぁ時間が無いからとっとと済ますわよ」
そう言って咳払いをしておちゃらけた雰囲気を消してサズァンは言った。
「ノエウ、そしてナリア。あなた達が望むのであれば私の住む裏の世界へ連れて行ってあげるわ」
「う、うら?」
ノエウが言うと朗らかに笑いサズァンは言う。
「簡単に言えば誰にも邪魔されずにナリアと一緒に暮らせるところよ」
「ナリアと?」
ノエウは信じられないといった顔をしている。
「まー、結界が弱くなってるから人間1人とモンスター1体ぐらいならこっちに招き入れられるってところね」
「お、おれ、ナリアと一緒にいられるならどこでもいい」
「よっし、じゃあ決まりね」
サズァンが言うとノエウとナリアの足元に穴が空いてそこに落ちていった。
「うわあああああああああ!!!!!」
ノエウの悲鳴が聞こえなくなった頃に穴は閉じた、そしておもむろにアシノが言う。
「邪神のアンタが何でこんな事をするんだ?」
「あらー私の天敵の勇者さん。私は私のしたい事をしているだけよ。それが邪神だから!!」
「邪神様!! 私も裏の世界を見てみたいです!!!」
興奮気味にルーは言うとサズァンはクスクスと笑った。
「裏の世界なんてただの田舎よ? でもまぁ、裏の道具の回収が終わったら連れてってあげるわ。それじゃあね」
そう言ってサズァンは消えていく。