拙作の一つに疵痕という作品があります。
内容的には色々アレなので、控えさせていただきますが、Xで少し話したのですが、これは最初にヒロインが無理やりされた直後くらいから始まり、慶介が昭博をぶん殴った直後くらいで終わる予定でした。
しかし書いていく中で、それではあまりにもキャラクター達が目的のために生み出され、目的だけを遂行しているように見えてしまい、そこに生命というか「らしさ」を与えたいと思うに至り、朋美の告白や、3人の結末迄を核に至りました。
他サイトではありますが、疵痕を発表したころですが、この作品だけが読んでいただけて、ほかの作品は見向きもされない……という状況がありました。
正直に申し上げると「紡がれる糸」がある程度の話数になり、また告知を頑張らせていただいた結果、疵痕だけが……という状況は回避できましたが。
そういった出来事、あとは作品の内容的にあまり気分が良い物ではないという側面もあり、作りだし書き上げたのは私なのですが、実はあまりこの作品は好きではありませんでした。
そんな中、幾人かの方にイラストを描いて貰ったり意見を頂いたりする機会に恵まれて、今では朋美と慶介に対しての思い入れ、作品に対して嫌悪感は無くなりました。
それどころか、この物語を綺麗に終わらせるために比較的あっさりと切り捨てられてしまった昭博にスポットを当てた、スピンオフ的な作品でもある
「より深く残る残る傷」も書き始めるに至りました。
あれほどまでに執着し、人の道すら踏み外してまで行動に移したはずの昭博が存外に物わかりが良いことに違和感を感じた……のが理由です。