僕は神様を拾った
神を崇める儀式。その生贄は、神自身だった
翔(かける)は15歳の夏、村の式たりで山奥にある祠の管理を任される。そこで出会ったのは、自らを「神様」と名乗る美しい青年。10年前に生贄になるために山に捨てられた翔を村まで返してくれた、言葉はぶっきらぼうだけど心優しい恩人だった。
祠の管理をするという口実とともに神様と一緒にいる時間を増やす。しかし神様と仲良くなってしまったことが公になり、翔は急遽村長の家に招かれると今まで知らなかった真実が明らかになって──。
のどかな村の狂気、そして"神様"の正体とは。少年が生贄にされる意味が明かされる時、物語は大きく動き出す。これは、囚われた神と孤独な少年の、切なくも恐ろしい夏の記憶。
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