悪食の姫は白月を食む
獰猛に愛を貪り喰らう少女は、ただ静かに暮らしたいだけだった。
自らに向けられる愛を喰らい、自らの平穏を守りたいだけだった。
愛という毒素が心を蝕んでも、彼女の中の獣はそれを貪り続けた。
白い月の輝きに目が眩んでも、彼女の前には暗い闇だけが見えて、
振り返ろうとも思わなかった。
悪姫を愛してやまない少女は、ただひたすらに恋い焦がれていた。
彼女の瞳が自分だけを映して、他の愛に移ろわないでほしかった。
愛を貪り続ける孤独な彼女に、愛することを教えてあげたかった。
いつしかそれが偏に歪んでも、心のない暴力的な愛に犯されても、
少女は健気に愛を捧げ続けた。
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