轍(わだち)に針、そして足跡

轍(わだち)に針、そして足跡





ナデジダと父親のイワノフは調査と農法を兼ねて、タイガにある集落に引っ越してきた。
 イワノフは話を聞き、森の浅いエリアで集落がヤマグワを元にした養蚕で生計を立てていると知る。
 ナデシダは森の奥に精霊がいて、立ち入りができないと学校で知り、イワノフに森に行きたいと訴える。
 イワノフは浅いエリアならと了承して調査に同行させるが、森で獣道を見つけ奥に向かってしまう。
 奥に入った時にオオカミに襲われ、逃げる際にケガをするが、出会ったモディッツという少女に助けられる。
 モディッツはナデジダは事情を知ると、治療をして誰にも話さないと約束させて帰した。
 イワノフは約束を破ったナデジダに暴行し、家に帰した。
 家でイワノフはナデジダの患部に張り付いていたアマドゥを剥がし、治療をする。
 ナデジダは落ち着くと眠りにつく。