春の匂いは、死の匂いがする。
愛したあなたは病に侵されて、もうすぐこの世からいなくなる。
命の火が消える前に、あなたの命の滴をわたしにください。
そして、わたしの中に還って生きていって。
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現代世界で生きるのは窮屈だった。
ネットやTVで時折見かけた創作物のチート能力の妄想をして、衝動を脳内で済まし、誤魔化して生きてきた。そんな特殊な性格と癖のある俺を選ぶなんてイカれた『神』もいるんだな?喜んで受け入れてやるさ、なんせ、俺の欲求は異世界でしか満たせないだろうからな。
あぁそうだな……万が一この生き方に飽きて、万が一気が向いたら、お前の言う『同志』のよしみで、お望み通りにしてやってもいいぜ?なぁ『神』様さん?
※更新予定 不定期
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クレヨンを食べる女がまた来た。
こいつのせいで、カウンセラーの俺は…
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*春の爽やかさなど欠片もございません。自作比でもえぐい(と思われる)。ご注意。
・R15にしていますが、性描写は一切ありません。
男が死んだんだって。
だから何なの?
私には何の関係もないでしょ。
だって私は何もしてないんだから。
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人生を諦めた男『松雪総多(マツユキ ソウタ)』はある日夢を見る。 死への案内人を名乗る女『サハツキ』は松雪と同じく死を望む者5人を殺す事を条件に、痛みも苦しみもなく松雪を死なせると約束をする。 苦悩と葛藤の末に松雪が出した答えは……。
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世間を震撼させる連続殺人事件。
人々はそれを「スマイリング・マン」という名の殺人鬼の仕業と噂し、都市伝説として囁いていた。
そんな中、記者エリックのもとに届いた一通の封筒。
中には、“存在しないはずの” 犯罪現場の写真と、不気味な詩が収められていた。
それを見た瞬間から、何かが狂い始める。
消えていく証拠、錯綜する噂、音もなく迫る影。
これは、ただの都市伝説なのか?
それとも——
彼の”結末”は、すでに決まっているのかもしれない。
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「実話怪談をもつ人を取材し、実際に現場に行き、あわよくば体験して欲しい。そして身に迫るような怖い記事を書いて欲しい」
編集者から依頼を受けたオカルト専門ライターの木戸は、友人から『鵺の歌会』という廃墟で行われる歌会の噂を聞く。
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うちには「引き籠り」がいる。あたしに飼われてるだけの、一人じゃ生きていけないダメ男。
ペットの犬みたいに可愛くもない、──なんでこんなヤツ飼ってるんだろう。
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大好きな彼は、ずっとあたしを想って大事にしてくれてる。
もう長い付き合いだから、遠慮もなくて冷たく感じるけど大丈夫。気持ちは通じてるから。
●表紙イラストはAI生成です
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今日も部屋に流れ込んでくる騒音。
隣の家族は『演奏』だと思っているらしい、いくつもの楽器から出る音。
上手か、下手か、そんなことどうでもいいわ。
押し付けられる『音楽』なんて、迷惑でしかないのよ。
*人によっては「バッドエンド」だと思います。私は「ハッピーエンド」だと考えているので「Happy」で!
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*主人公にとってはハッピーエンドではありますが、おそらく後味は良くないと思われます。ご注意を。
私の大切な存在を、文字通り葬ったあの男。無理やり引き離されたのよ。
お前が消えても、その事実は消えないの。
私の憎悪も。
──だけど、消してやりたいわ。
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夢のようだった。いや、本当に夢じゃないだろうか。
職場で人気の女性が、僕にバレンタインチョコをくれた。
しかし、どうも雲行きが怪しくなって……
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「ねぇ。今日、俺の家に来ない?」
その日の放課後。悟に声をかけられてドキッとした。
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*可愛くも優しくもない、後味も良くない(と思われる)悪意に満ち溢れたお話です。ご注意を。ただし、個人的にはこれ以上ないハッピーエンドです(一般的にどうかは敢えて触れません)。
忘れられないお友達。
──忘れられない出来事。もう15年も経ったのね。
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花見に誘う友人。
放っておいて。行きたくない。
……花ならここで見られるから。
●表紙イラストはAI生成です。
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累は「現実はプラスティックだ」と言う。
この世界は本当にプラスティックなのだろうか。
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恐怖が集まると塊になる
魂が恐ると異界に引き込まれる
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「問題です」
大学生の美羽(みう)
クイズ好きの彼氏、翔琉(かける)
美羽の友人、翔子(しょうこ)
「問題です。あなたは地獄に堕ちますか?」
この「問題」には、必ず答えてください。
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聖夜の夜に起こった殺人事件。裏路地でひっそりと行われた行為は、誰にも気づかれずに終わりを告げる。
人知れず闇の中に生きる凸凹コンビは、実は……
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