タグ一覧はこちら

検索結果

女たちの開城記~愛に満ちるとき
無血開城までの約3ヶ月半の出来事を描く歴史絵巻――慶応4年正月、15代将軍徳川慶喜は『鳥羽・伏見の戦い』で敗北し、朝敵となった。薩長軍が江戸総攻めに向けて動き始めている頃、江戸城内は混乱の最中にあり、大奥筆頭御年寄・瀧山や13代将軍正室・天璋院(篤姫)、14代将軍正室・静寛院(和宮)は、江戸を戦火にしないために命懸けで動き始める。同じ頃江戸市中においても、大奥に縁のある人々が不安な毎日を送っていた。
No cover image
昭和三十一年、それまで母と離婚した父と暮らしていたのに、父親が夜逃げをしたために、母親に引き取られた少年(筆者)の目を通して、昭和三十年代前半の小倉の駅前の飲み屋街の生活が活写されている。 待遇は悪いが、憎めないところのある父への筆者の思慕、そしてよくしてくれるのに何となくよそよそしくなる母との関係を縦糸に、父と母とがそれぞれにやっていた飲み屋で働く人や常連客なども書きこまれている。(中略) 小倉出身でない私はこれを読みながら、つくづく地図が欲しいと思った。本にする時は地図やできれば写真、挿絵などが欲しい。 (三浦朱門先生 評)
無血開城までの約3ヶ月半の出来事を描く歴史絵巻――慶応4年正月、15代将軍徳川慶喜は『鳥羽・伏見の戦い』で敗北し、朝敵となった。薩長軍が江戸総攻めに向けて動き始めている頃、江戸城内は混乱の最中にあり、大奥筆頭御年寄・瀧山や13代将軍正室・天璋院(篤姫)、14代将軍正室・静寛院(和宮)は、江戸を戦火にしないために命懸けで動き始める。同じ頃江戸市中においても、大奥に縁のある人々が不安な毎日を送っていた。
昭和三十一年、それまで母と離婚した父と暮らしていたのに、父親が夜逃げをしたために、母親に引き取られた少年(筆者)の目を通して、昭和三十年代前半の小倉の駅前の飲み屋街の生活が活写されている。 待遇は悪いが、憎めないところのある父への筆者の思慕、そしてよくしてくれるのに何となくよそよそしくなる母との関係を縦糸に、父と母とがそれぞれにやっていた飲み屋で働く人や常連客なども書きこまれている。(中略) 小倉出身でない私はこれを読みながら、つくづく地図が欲しいと思った。本にする時は地図やできれば写真、挿絵などが欲しい。 (三浦朱門先生 評)