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お姫様担当のハル、優等生でくそ真面目な王子様担当のヒロ、そして、素行不良で遊び人騎士担当のマール。この三人が織りなす、恋物語です。
高校3年生のハルは、平凡な日常を送る普通の男子学生。ところが、突然の雨に見舞われたある夏の日、親友と思っていたヒロに無理矢理関係を持たされてしまう。突然のことに戸惑うハル。過去を思い起こすうちに、ヒロの行動に心当たりを見つけ、更に戸惑いを深めることになる。
後日、ヒロに恋心を告白され、更に戸惑いながらもヒロの熱意に向き合おうとするハルだが、もう一人の親友であり幼馴染のマールもまた、密かにハルを想っていることが明らかになる。
ハルを巡るヒロとマールの静かな戦いが始まり、それぞれの思いが交錯する中、ハル自身も自分の本当の気持ちに向き合わざるを得なくなる。
やがて訪れる高校生活最後の日々。三人の関係は友情を超え、時に激しくぶつかり合い、時に支え合う。彼らはそれぞれの選択と覚悟を胸に、新たな未来への一歩を踏み出していく。
友情と恋愛の狭間で揺れる少年たちの成長を描いた物語。ありふれているようで、どこにもない青春の形がここにある。
※毎週月・木に新エピソード投稿予定
僕達には、とってつけたような希望なんていらない。そこにあるのは、僕が選り好んで定住することのできた居場所だけ――。
流血に性的感情を抱く大学生の光基と、痛覚を感じられなくなった小説家の優は、二人でルームシェアをして暮らしている。二人の性質は誰にも知られず、また理解されることもない。世間に知られたら、きっと二人は同じ空気を吸うことさえできなくなってしまうだろう。しかし、互いは決して互いを身体的に傷つけることなどない。二人は互いの存在を認識し合うように、なんの変哲もない日々を過ごしている。
これは、誰にも共感されることのない、二人の物語。
※本作は、犯罪行為を助長する内容、自殺や自傷行為を幇助する内容、差別的な内容を含むものではありません。
誰もが振り返る美しい容姿を持つ姫野 愛茉(ひめの えま)は、常に“本当の自分”を隠して生きていた。
そして“理想の自分”を“本当の自分”にするため地元を離れた大学に進学し、初めて参加した合コンで浅尾 桔平(あさお きっぺい)と出会う。
目つきが鋭くぶっきらぼうではあるものの、不思議な魅力を持つ桔平に惹かれていく愛茉。桔平も愛茉を気に入り2人は急接近するが、愛茉は常に「嫌われるのでは」と不安を抱えていた。
「明確な理由がないと、不安?」
桔平の真っすぐな言葉のひとつひとつに揺さぶられる愛茉。
それなのに素直に受け入れられなくて……
内面にコンプレックスを抱える面倒な女&独特な感性を持つクセ強男の甘くピュアなラブストーリー♡
※本作品はフィクションです。実在の人物・団体とは一切関係ありません。
2024年、現代日本。
時の流れとともに文明が発達し、その都度人々の生活は移り変わってきた。しかし古来より現在まで、世界中のありとあらゆる場所において、何百年経ようとも決して変わらないものがある。
死だ。
死は生きとし生けるもの、全てに平等に訪れる。
決して逃れることができない、それが死。
ゆえに人々は考える。
人は死後どうなるのだろうか。
未知なるものへの恐怖から、あるいは救いを求める期待から、さまざまな幻想を抱くが、多くの場合、このようになるはずだ。
もしも今生に何の未練もなく、怨みや後悔もないならば、天に上がって輪廻転生の輪に入るだろう。その逆ならば、地底に堕ちるだろう。
では、そのどちらにも行けない者は?
怨霊と化して、地上をさまようしかないだろう。
「冗談じゃねえ。怨霊なんて、どいつもこいつももれなくクソだ」
安倍隼人、17歳。
夢は、目立たず平穏に生きること。身長がもう10センチ伸びること。
霊を視、その声を聞き、ぶん殴れる彼は、今日も牛乳パックをすすりながら望まざる怨霊事件に巻き込まれていく――。
※こちらの作品は、ネオページで連載している作品の転載になります。
ネオページでは現在第4話を連載中です。
西暦21XX年。
大地も海も空も、命すらも作り物の世界。
天宮ヒトミは、『天宮 愛』のクローンとして生まれ育った。
生涯を愛に尽くすために存在すると思っていたけれど、愛の死により、それはかなわなくなってしまった。
自分が『ヒトミ』なのか『愛』なのか、迷う曖昧な心を持て余す中、一人の少年と出会う。
以前、『愛』が想いを寄せていた少年『深海尚也』だ。
そう思っていたけれど、少し様子が違う。
彼もまた、尚也のクローンだったのだ。
オリジナルを失ったクローンの二人が目指すものは、オリジナルの完全複製か、それとも……?
目指すものすら曖昧な未完成のクローンたちの生きる道とは……。
※こちらの作品はアルファポリス様、エブリスタ様にも掲載しております。
「あなたが、少しでも笑っていてくれるなら、ぼくはもう、何もいらないんです」
ひねくれた孤高の少女と、真面目すぎる新聞配達の少年は、深い海の底で出会った。誰にも言えない秘密を抱え、塞がらない傷を見せ合い、ただ求めるのは、歩む深海に差し込む光。
少しずつ縮まる距離の中、明らかになるのは、少女の最も嫌う人間と、望まれなかった少年との残酷な繋がり。
やがて立ち塞がる絶望に、一縷の希望を見出す二人は、再び手を繋ぐことができるのか。
世界の片隅で、小さな幸福へと手を伸ばす、少年少女の物語。
高校から付き合ってる彼女がいる成戸くんに片思いしている、大学二回生の主人公。年齢とサークルと下宿先の最寄り駅が同じだが、趣味の話をSNSでする程度の関係だった。
ある夏の夜、『明日のサークルの打ち上げの時に少し話したい』とメッセージで伝える。彼からの返信は『早めに抜けるから帰りがけで良ければ』というものだった。
翌日の深夜。日付が変わった頃、二人で飲み会を抜けた帰り道で、ついに切り出そうとするが……
★『best before date』→賞味期限、食べ時
※フィクションです。実在の名称、場所、出来事とは関係ありません。一人称。
※加筆しました。話の展開は変わっていませんが、心情描写が増えてます(2025年2月)