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記号表には載っていない元素、鬽素《びそ》。これを体内へ注入することにより、獣は魔獣、人間は魔人、そして力をつけると妖術を使う鬼人となり、それらは人を糧にして生きるようになる。
1927年。若くして命を落とした女、神辺叡見意ことエイミーは鬼人に生まれ変わった。
エイミーは、我が身をもって謎多き鬼人の生態を知り、鬼人としての生を悠々自適に謳歌しようとしていた。
そして自分を鬼人にしてくれた鬼人の頭領の役に立つ、という使命を抱き奮闘し出す……。
一方鬽素を注入された生物の処分を行う新生新撰組では、鬼人に親を殺された少女のマトを筆頭に討伐を活発にしていた……。
注 元素とか書いていますが、理科十九点が書いているものですから身構えなくていいですよ。
【完結】<薄紅色が吹雪となり舞い上がるまで、私は貴方を守り続ける>
時は平安。
陰陽師と呼ばれる者たちが活躍する時代。
陰陽連の同士と相まみえることもなく、
式神を仕え、妖怪討伐に勤しむ男がいた。
桜の木をこよなく愛する男には、ある欠点があり……。
しかし大切な桜の木を失った彼の元に、とある女性が現れたことで
男の心境は少しずつ変化する。
果たして彼女の正体は何者か
そしてその先に待ち受ける結末とは。
平安時代を模したオリジナル設定で描く、陰陽アクションロマンス小説です。
【第一幕・花芽】【第二幕・開花】【第三幕・散舞(前・後編)】の三幕構成でお送りします。
陰陽師×妖怪や同胞たちとの熱き戦いをベースに、後半から切ない恋愛要素が濃くなってまいります。
春風感じる平安幻想録、ここに開幕です。
※平安の実際の用語を参考にしておりますが、素人が都合良く解釈した意味で使用しております。詳細は「用語集・解説」にてご確認ください。なお、安倍晴明氏などの実在した人物は一切登場いたしません。
※〝R15〟は「血飛沫」程度ですが念のためです。