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最終更新: 2025年07月11日 08時35分
平安時代の初頭、日本から大唐帝国の長安へ仏法を求めて渡った二人の僧がいた。後に真言宗を開く空海と、天台宗を興す最澄である。共に厳格な戒律を守り、仏道に生きることを誓った彼らは、長安の青龍寺で密教の奥義を学ぶべく、日々経典と向き合っていた。だが、長安の都は華やかで淫靡な空気に満ち、絹の衣擦れの音、汗と香油が混じる匂い、路地裏から漏れる喘ぎ声が、修行者の心を揺さぶった。彼らに同行したのは、貴族の阿倍仲麻呂。かつて遣唐使として唐に渡り、長安に留まっていた彼は、おっちょこちょいで知られ、朝廷からさし下された|金子《きんす》を女と酒に浪費する癖があった。歯が欠けていないダンディーな顔立ちと、貴族らしい色香で、遊郭では名の知れた存在だった。
ある日、空海と最澄は青龍寺での修行を終え、長安の市場を歩いていた。空海は32歳、最澄は38歳、阿倍仲麻呂は60歳を超えていたが、精力だけは衰えていなかった。空海と最澄は修行者としての威厳を保ちつつも、長旅の疲れと異国の淫らな空気に心が緩み、股間が疼き始めていた。阿倍仲麻呂はすでに目をギラつかせ、袴の下で陰茎が硬くなっていた。
市場は喧騒に溢れ、香辛料の匂いと女たちの吐息が混じり合っていた。街路の椅子に腰掛け涼んでいたのは、漢族の美女、|翠蓮《すいれん》と|玉梅《ぎょくばい》だった。彼女たちは|旗袍《チーパオ》(チャイナドレス)をまとい、深いスリットから白いふくよかな太腿が露わに覗き、赤や緑の布地が汗で肌に張り付いていた。下着を着けていない彼女らの秘部が、スリットが開くたびに濡れた花弁のように見え隠れし、愛液の滴が太腿を伝った。
|翠蓮《すいれん》は扇子を優雅に振って秘部を隠しつつ、色っぽい視線を投げ、|玉梅《ぎょくばい》は扇子で口元を覆いながら、艶やかな笑みで誘った。通りを歩く空海は彼女らの秘部に目を奪われ、陰茎が袴を押し上げた。最澄は顔を赤らめ、「南無阿弥陀仏」と呟きつつ、視線を秘部から離せず、股間が熱くなった。阿倍仲麻呂は「なんたる絶景じゃ!」と叫び、陰茎を握りしごきそうになるほど興奮した。
空海は「最澄よ、これは密教の試練だ、心を制する修行の一環だ」と呟きつつ、秘部の濡れた光景に喉が鳴った。心の中で「誘惑を観察し、心を制する試みだ」と自己正当化が始まったが、陰茎が疼いて我慢できなくなった。最澄は「空海、我らは戒律を守る身だ、目を逸らせ」と言いながら、股間を押さえ、愛液の香りに鼻を震わせた。「唐の文化を理解する一環だ」と言い訳を重ね、動揺が声に滲んだ。
どのお話からでも読める一話完結掌編です。
令和日本に似た箱庭世界、幻想怪異発生特別区──通称「特区」。そこに出現するモンスターや怪異、怪人たちと、そこに住む住人たちとの奇妙な交流、共存──。
箱庭で起こる不思議なできごと、物騒で理不尽な事件、振り回される人間みたいなものの生活を書いています。
ファンタジーに近い少し不思議な表現があります。
R18に至らない成人向け表現、ゴア表現、欠損描写、グロテスクな内容を時折含みます。(成人向けではない商業小説程度の内容です)
創作家さんに100のお題よりお借りしています。
私の前世はウサギのはずだった──。ところが、本当はいもむしだったのである。
これは、いもむしの幸せな夢。