とある神社に異能を継いで生まれた、宮司跡継ぎの柚真人(ゆまと)と妹巫女の司(つかさ)。その前世から折り重なった、数多の因縁の物語。
人の重ねた罪を背負い黄泉を流離うという女神『佐須良比売(サスラヒメ)』を祭神とする皇神社。その社の神主は、『死者祓』という神事を引き継ぎ、黄泉路を迷う者を導く。
当代に宮司を継ぐ者として生まれた少年・皇柚真人は、歴代最強の異能を有していた。しかし同時に、自らの出生の因果に端を発する、誰にも告げられない秘密を抱えていた――。
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前世と現世、過去と現在が交錯する、短編連作物語。
ハッピーエンドを目指して連載中。
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「それじゃ、夏休み限定の探偵事務所を開くことにしよう。今日からよろしく、コナン君」
暑い夏、ボクは、彼女と事件に行き合った―――。
夏休みの朝、高校2年の野田耕史(のだこうじ)は同級生の葛西稔梨(かさいみのり)が、浜辺で自殺したことを刑事である叔父から知らされる。
あんなに真面目そうな子が、自ら命を絶つなんて―――。
その日の夜、街で偶然に出会った同じクラスの湯舟敏羽(ゆふねとわ)に、葛西稔梨の自殺の件を伝えると、なぜか一緒に事件を探る羽目に。
敏羽は、稔梨と中学からの親友で、高校に入学頃から距離をおかれて悩んでいたという。
そして、二人の探偵活動は、新たな事件を引き起こし……。
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主人公の田所は今置かれている自分の境遇を僻んでいた。周りは幸せそうに見え、自分だけが置いてきぼりにされていると感じていた。何か始めなければいけない気持ちが強くなっていき、最近はマッチングアプリにハマるようになり、「サトウセイラ」という女性と出会うが、なんとその正体は自分が売れない絵描き時代にしていたアルバイト先の昔馴染みだったのである……。
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私立玉蘭女子学園高等学校、生徒会長・一条怜花。成績優秀、スポーツ万能、容姿端麗、校内のだれもが認める完璧才女の彼女には、決して知られてはならない秘密があった。それは早朝、ほかの生徒が来ていない時間に生徒会室でこっそりお気に入りのBL同人誌を読むこと。今日もいつものように早朝の生徒会室にやってきた怜花。しかしなぜか、隠していたBL本がなくなっていた! そんな……わたしのBL誌は――わたしの聖典は、どこへ――。彼女の悲鳴を聞き、駆けつける三人の役員たち。はたして怜花は、無事彼女の聖典を取り戻すことができるのか?
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クレヨンを食べる女がまた来た。
こいつのせいで、カウンセラーの俺は…
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ユカちゃんが僕の名前を呼んでいる。ユカちゃんは僕の頭をなで、僕をベッドに連れていく。僕はユカちゃんの「お気に入り」なのかもしれない。僕がここに連れてこられる前、この部屋には僕ではない違うだれかがいたらしい。そのだれかがいなくなって、代わりに僕が連れてこられた。僕もいつかここからいなくなるんだろうか。「いなくなる」って、具体的にどうなることをいうのだろう――。
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【一言】学校で死体を探す話。
【百字】夜中の学校に忍び込んだ主人公たちの前に屋上から女生徒が降ってくる。錯乱した仲間が死体を埋めると言い出して――
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「今日は、足だった」発見した死体の写真を撮り終えた黒木は僕に言い、撮ったばかりの右足を欠損した死体の写真をうっとりと眺めはじめる。無類の死体好きである黒木が僕と行動をともにするのは、僕が幼いころからなにかと死体を発見しがちな体質であるためだ。死体大好き少女とそうでもない少年による、インモラル死体発見アドベンチャー。
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わたしは、死神のユウくんと一緒に暮らしている。かっこよくて、やさしくて、わたしのことをとても大切にしてくれるユウくん。こんなに素敵な死神と一緒にいられて、わたしは毎日幸せだ。だけどときどき、わたしはがまんできなくて、ついユウくんにきいてしまう。それは――
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【一言】絵画を盗難から守る話。
【百字】警部である主人公の元へ犯行予告が届く。しかし、なぜか三通あって――
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神の森を代々守り続けているケンタウルス達の前に、不吉な予兆が現れる。
影を森の中に連れ込んで来たのは、何の変哲もない人間の娘であった。
今この地上界に、何が起ころうとしているのか。
護るべきは、娘か、種族か、森か、世界か。
古代ギリシャを舞台にした、人類とケンタウルスの冒険物語。
※この物語はフィクションであり、史実とは異なります。
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【一言】幽霊が何かを伝えようとする話。
【百字】主人公は昔から霊感が強かった。ある日、首のない幽霊が現れて――
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累は「現実はプラスティックだ」と言う。
この世界は本当にプラスティックなのだろうか。
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父親の暴力に堪え忍ぶ母娘。
その絆は血よりも赤く熱く滾る――。
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爺ちゃんが残した遺品の中に呪いの本がある
その呪いの本を見つけたら知人に渡してくれと言われたのでとある店を尋ねる
そこは様々な想いの籠った物を集める店であった
一人称短編
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「鷹山彩音は、僕の光だった。彼女が、僕を輝かせてくれた」
その彩音が亡くなり、主人公の現実には大きな変化が訪れてゆく。
思い出される彩音との過去。そして、目まぐるしく変化する現実。
さらには、『女子高生連続殺人事件』により更なる混沌を招く。
女子高生連続殺人事件の犯人は? なぜ、彩音は死んだのか?
果たして、究極の愛とは、愛慾とは?
究極の愛を証明するためならば、命を懸けられるのか?
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渡橋銀杏は元禄大学に通う大学生。大学卒業後の進路に迷う中で、ゼミの教授である前島理玖から言われて火野博士の主催するパーティーに出席することになった。化学界の大物が一堂に会する中、主催者である火野博士が遺体となって発見された。さらに、海上では不知火が発生し、唯一の道である吊り橋も落とされており、警察の到着も遅れる。混乱する中で、銀杏に一本の電話がかかってきた。
「こちらは小伏探偵事務所の小伏凪沙です」
電話先にいる彼女は、そう名乗り事件の状況を聞かせてくれたら事件を解決してくれると言った。銀杏は彼女の指示に従い、捜査を開始するが続いて第二、第三の殺人が行われる。アリバイトリック、不可解な状況、謎の不知火の存在。果たして、凪沙と銀杏は二人で力を合わせて事件を解決させることができるのか。科学を利用したトリックながら、全ては出題編で説明された事前知識不用の正統派ミステリー!
探偵と、画面の前にいるあなたは同じ状況です。あなたは、この謎を探偵・小伏凪沙よりも先に謎を解き明かせますか?
渡橋銀杏・・・・・・元禄大学4年生。前島ゼミ所属。
小伏凪沙・・・・・・私立探偵。
前島理玖・・・・・・元禄大学の教授。
火野響介・・・・・・火野研究所所長。
副島和葉・・・・・・火野研究所副所長。
岩塚宗司・・・・・・火野研究所所員。
井野聡・・・・・・火野研究所所員。
ラファエル・ムーシェ・・・・・・研究者。
甲斐彩乃・・・・・・研究者。
大庭将樹・・・・・・研究者。
長岡恭司郎・・・・・・研究者。
新見健司・・・・・・研究者。
西野幸助・・・・・・研究者。
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【第2回Solispia文学賞で佳作を受賞しました。ありがとうございました!】
病気で父親を亡くした少年、高橋都(たかはしいち)は、四年ぶりに故郷である神無し島に戻ってきた。
島根県の沖にあるこの島は、守り神がいるという言い伝えがある反面、神の姿を見た者は誰もいない。そんな状況を揶揄してついた名が、「神無し島」なのであった。
花咲神社の巫女である、花咲夏南(はなさきかな)と向かった川で、仲良しグループの面々と川遊びをしていた都。そんなおり、人数が一人増えているのに気が付いた。
しかし、全員が知っている顔で?
誰が、何の目的で紛れ込んだのか、まったくわからないのだった。
――増えたのは誰か?
真相を知りたければ、御神木がある時超山(ときごえやま)に向かうといいよ、と夏南に聞かされた鮫島真人(さめじままさと)は、新條光莉(しんじょうひかり)、南涼子(みなみりょうこ)、に都を加えた四人で山の中腹を目指すことに。
その道中。『同じ道筋を誰かがたどっていた』痕跡をいくつか見つけていくことで、増えた人物の『正体』が、段々と浮き彫りになっていくのであった。
増えたのは誰だ?
増えた者はいずれ消えるのか?
恋愛×青春ミステリー、ここに開幕。
※この作品は、小説家になろう、カクヨム、ノベルアッププラス、アルファポリスでも連載しています。
※表紙画像は、SKIMAを通じて知様に描いて頂きました。
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