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最終更新: 2025年11月16日 18時35分
蒸気と白騎士
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桐原コウ
ファンタジー
長編小説
R-15作品
身分差
異世界ファンタジー
ミステリー
スチームパンク
貴族
シリアス
女主人公
産業革命
西洋
ほのぼの
全29話
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161102文字
オティーリエは侯爵令嬢。
領地から、いや、領地どころか住んでいるお城から一歩も出たことのない引きこもり。
・・・と、いうのは表向きのお話で。
実は、しょっちゅうお城を抜け出しては、街で起こる事件に首を突っ込んでいた。
パートナーは、幼い頃からの付き人の少年と、それから、魔法を使うリス。
今日もオティーリエはお城を抜け出して、事件に首を突っ込んでは解決するために奔走する。
殺人事件なども扱いますので、念のためR15を付けさせていただきましたが、ミステリーや刑事物くらいまでの表現のつもりです。
蒸気機関が発達した近世ヨーロッパのイメージのスチームパンクな世界観ですが、巨大ロボットも魔法も出てきます。
本作品は『小説家になろう』にも投稿させていただいております。
『小説家になろう』の方が話数は進んでおります。
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花咲ク理想郷(ユートピア)
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花紗音-kasane-
ファンタジー
超短編小説
R-15作品
ダークファンタジー
双子
悪魔
ダーク
切ない
鬱展開
ほのぼの
バッドエンド
男主人公
複数視点
全7話
/
11113文字
ダーク幻想的報われない話です。
略称は「花ユト」です。
設定で分かんないところがあったら遠慮なく言ってください!
結末は決まってますが書くのが遅いかもしれません。まったり更新していきます。
初めての長い文章なのであたたかく見守ってくださると嬉しいです。
▽
飾られているんじゃない。根を張り、
まるで少女の体から生まれてきたように、そこに咲いていた。
人間に、花が咲くなんて――。
きっと、
このときから俺たちのたどる道は決まってたんだ。
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職場で日々虐めを受け耐え抜く主人公。
彼はある日一枚のポスターを目にすると、瞬く間に惹き込まれてしまう。
【ヒューマンドール】それは人智を超えた技術の結晶。魂の宿った心のない人形。
その人形と【主君契約】を結ぶことで人形に魂が宿る仕組みだ。
契約を行うことでその人間は主人となり、その人形を奴隷のように扱えるようになる。
忠実な従業員として働かせるもよし、寂しさから恋人や夫婦として生活をするもよし、ストレス発散の為に暴力で日々の鬱憤を晴らすことも可能だ、子供はできないが性行為を行い欲だって満たせる。
もう一度言うが、ドールには心がない。
これは、そんな世界に生まれた一つの命の物語。
いいえ――二つの命の物語。
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大学生になった楓花は入学式の日、中学の同級生・晴大と再会する。
晴大は当時は人気があったけれど、高校時代に悪い噂が広まって同級生からは相手にされなくなっていた。
大学からの同級生・翔琉が晴大に『どっちが楓花と付き合えるか』勝負を持ちかけるけれど、晴大は興味がなく勝負も始まらなかった。楓花は親切にしてくれる翔琉と付き合おうと考えるけれど、彼を知る人からは反対されて──。
※R15
※登場人物の都合で英会話があります
※ただし、ときどき文法は無視してます
【執筆期間:2024/6/25~10/25】
続編?執筆中です。
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オカルト×ミステリー×ブロマンス
これは少年と幽霊の7日間の物語。
遅刻常習犯で赤点王の高校生 崎山 真(さきやま まこと)の前に突然現れた一風変わった謎のサムライ。
彼は崎山家に伝わる偉大な先祖に殺されてしまった怨霊で、長年の恨みを晴らすために子孫である真の命を狙っているという。
勝手で気ままな怨霊男にストーカーされるオカルト生活が始まるのだが、二人は桜並木市を騒がす「通り魔事件」に巻き込まれていく。
真相に近づくにつれ、事件は真が抱える悲しい過去と深く関わっていることを知り──。
果たして二人が辿り着く結末とは?
あの世とこの世、過去と現代が交差する!
第一章・第二章は現代ファンタジー要素多め
第三章・第四章は怪異中心
第五章以降はミステリー要素メインの展開。
一気読み推奨ですが公募作品と同時に執筆中のため更新はのんびりです。
表紙の素敵なFAはMaoさん(X @mao_noil)に描いて頂きました(*´ω`*)
ありがとうございます!
ノベプラ、なろう、ノベルデイズでも連載しています。
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ブリッツ・ベンデルと黄金の糞
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山田ショウゴ
ライトノベル
長編小説
R-15作品
ラブコメ
ボーイ・ミーツ・ガール
異世界ファンタジー
ダークファンタジー
バトル
魔王討伐
異能力バトル
シリアス
ダーク
ほのぼの
全20話
/
67101文字
他人の糞を漏らす「糞魔術」を使う医療魔術師、ブリッツ・ベンデルは、その魔術の特異性から、便秘がちな王族たちに重宝がられていた。しかし、王妃の排便を促す魔術を使う際、嫉妬に狂う王がその場に立ちあい、ブリッツは誤って王の糞を漏らしてしまった。怒った王はブリッツを魔界に程近いミスラム村へ流刑処分を下した。それから、時は経ち。魔族の侵攻に苦しむ人族は敗戦の危機を迎えていた。縁あって蠅の魔族、アミュレに気に入られたブリッツは魔界側に亡命しようと決意したのだが…。
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「ザ・ケルン・コンサート」まだ私は死なない!死ねない!
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セキ・トネリ
恋愛小説
短編小説
恋のライバル
悲恋
青春
ほのぼの
エモい
群像劇
女性向け
成人向け
昭和
スクールラブ
全1話
/
7520文字
あの日のことを、私は今でも鮮明に覚えている。春休みの大学街はひっそりして、まるで時間が止まったようだった。明大の古い講堂でピアノを弾くのは、私のひそかな習慣だった。借りものの舞台と鍵盤に、キース・ジャレットの「ケルン・コンサート」を響かせる。譜面はない。自分の呼吸と記憶だけを頼りに、即興で再構築する。演奏しているあいだは、誰もいない世界にただひとり閉じ込められているような心地がする。
けれど、あの日は違った。弾き終えた瞬間、私は気づいたのだ。後方の暗がりに、ひとりの青年が座っていることに。ドアを開けた一瞬の光で、気配は感じていた。知らない男に覗かれていた、と一瞬、怒りが胸をよぎった。けれど、その怒りはすぐに戸惑いに変わった。彼の目が、演奏を汚すような視線ではなく、ただ真剣に聴いていた人の目だったからだ。
彼の名は宮部明彦。油絵を描き、物理を学び、そして偶然ここに迷い込んだという。私は「偶然」という言葉をあまり信じない。けれど、彼と話しているうちに、その偶然がどこか運命のように感じられた。ジャズの話、本の話、ユングやデミアン、相対性理論や犯罪心理学……私たちの会話は、初対面とは思えないほど滑らかに、深く潜っていった。
そして気がつけば、講堂を出て、山の上ホテルのバー「ノンノン」に座っていた。午後四時の空いたカウンターで、私はマーテルを、彼はメーカーズマークを頼んだ。ブランデーの琥珀色が、雨のしずくで曇った窓に映える。学生らしくない静けさと、少しだけ大人の時間。奇妙なことに、私はその時間を全然怖いとは思わなかった。むしろ、胸の奥にずっとあった孤独な旋律に、初めて和音が重なったように思えた。
女と男は、どこまでいっても分かり合えない、と口では言いながら、私は彼に話しつづけた。彼の笑顔や、少し考えこむ横顔が、曲の終わりに響く余韻のように心に残った。偶然が、たまたまが好きだという彼に、私の中の何かが静かにほどけていく。ペルソナも、仮面も、ここには必要ないような気がした。
「ねえ、四月から、あなたの学部にニセ学生として通ったらどうかしら」思わず口にしていた。彼は笑って「いいよ」と言った。
雨の土曜の午後、ケルン・コンサートから始まったこの出会いが、私にとってどんな物語になるのか、そのときの私はまだ知らなかった。
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オティーリエは侯爵令嬢。
領地から、いや、領地どころか住んでいるお城から一歩も出たことのない引きこもり。
・・・と、いうのは表向きのお話で。
実は、しょっちゅうお城を抜け出しては、街で起こる事件に首を突っ込んでいた。
パートナーは、幼い頃からの付き人の少年と、それから、魔法を使うリス。
今日もオティーリエはお城を抜け出して、事件に首を突っ込んでは解決するために奔走する。
殺人事件なども扱いますので、念のためR15を付けさせていただきましたが、ミステリーや刑事物くらいまでの表現のつもりです。
蒸気機関が発達した近世ヨーロッパのイメージのスチームパンクな世界観ですが、巨大ロボットも魔法も出てきます。
本作品は『小説家になろう』にも投稿させていただいております。
『小説家になろう』の方が話数は進んでおります。
職場で日々虐めを受け耐え抜く主人公。
彼はある日一枚のポスターを目にすると、瞬く間に惹き込まれてしまう。
【ヒューマンドール】それは人智を超えた技術の結晶。魂の宿った心のない人形。
その人形と【主君契約】を結ぶことで人形に魂が宿る仕組みだ。
契約を行うことでその人間は主人となり、その人形を奴隷のように扱えるようになる。
忠実な従業員として働かせるもよし、寂しさから恋人や夫婦として生活をするもよし、ストレス発散の為に暴力で日々の鬱憤を晴らすことも可能だ、子供はできないが性行為を行い欲だって満たせる。
もう一度言うが、ドールには心がない。
これは、そんな世界に生まれた一つの命の物語。
いいえ――二つの命の物語。
オカルト×ミステリー×ブロマンス
これは少年と幽霊の7日間の物語。
遅刻常習犯で赤点王の高校生 崎山 真(さきやま まこと)の前に突然現れた一風変わった謎のサムライ。
彼は崎山家に伝わる偉大な先祖に殺されてしまった怨霊で、長年の恨みを晴らすために子孫である真の命を狙っているという。
勝手で気ままな怨霊男にストーカーされるオカルト生活が始まるのだが、二人は桜並木市を騒がす「通り魔事件」に巻き込まれていく。
真相に近づくにつれ、事件は真が抱える悲しい過去と深く関わっていることを知り──。
果たして二人が辿り着く結末とは?
あの世とこの世、過去と現代が交差する!
第一章・第二章は現代ファンタジー要素多め
第三章・第四章は怪異中心
第五章以降はミステリー要素メインの展開。
一気読み推奨ですが公募作品と同時に執筆中のため更新はのんびりです。
表紙の素敵なFAはMaoさん(X @mao_noil)に描いて頂きました(*´ω`*)
ありがとうございます!
ノベプラ、なろう、ノベルデイズでも連載しています。
あの日のことを、私は今でも鮮明に覚えている。春休みの大学街はひっそりして、まるで時間が止まったようだった。明大の古い講堂でピアノを弾くのは、私のひそかな習慣だった。借りものの舞台と鍵盤に、キース・ジャレットの「ケルン・コンサート」を響かせる。譜面はない。自分の呼吸と記憶だけを頼りに、即興で再構築する。演奏しているあいだは、誰もいない世界にただひとり閉じ込められているような心地がする。
けれど、あの日は違った。弾き終えた瞬間、私は気づいたのだ。後方の暗がりに、ひとりの青年が座っていることに。ドアを開けた一瞬の光で、気配は感じていた。知らない男に覗かれていた、と一瞬、怒りが胸をよぎった。けれど、その怒りはすぐに戸惑いに変わった。彼の目が、演奏を汚すような視線ではなく、ただ真剣に聴いていた人の目だったからだ。
彼の名は宮部明彦。油絵を描き、物理を学び、そして偶然ここに迷い込んだという。私は「偶然」という言葉をあまり信じない。けれど、彼と話しているうちに、その偶然がどこか運命のように感じられた。ジャズの話、本の話、ユングやデミアン、相対性理論や犯罪心理学……私たちの会話は、初対面とは思えないほど滑らかに、深く潜っていった。
そして気がつけば、講堂を出て、山の上ホテルのバー「ノンノン」に座っていた。午後四時の空いたカウンターで、私はマーテルを、彼はメーカーズマークを頼んだ。ブランデーの琥珀色が、雨のしずくで曇った窓に映える。学生らしくない静けさと、少しだけ大人の時間。奇妙なことに、私はその時間を全然怖いとは思わなかった。むしろ、胸の奥にずっとあった孤独な旋律に、初めて和音が重なったように思えた。
女と男は、どこまでいっても分かり合えない、と口では言いながら、私は彼に話しつづけた。彼の笑顔や、少し考えこむ横顔が、曲の終わりに響く余韻のように心に残った。偶然が、たまたまが好きだという彼に、私の中の何かが静かにほどけていく。ペルソナも、仮面も、ここには必要ないような気がした。
「ねえ、四月から、あなたの学部にニセ学生として通ったらどうかしら」思わず口にしていた。彼は笑って「いいよ」と言った。
雨の土曜の午後、ケルン・コンサートから始まったこの出会いが、私にとってどんな物語になるのか、そのときの私はまだ知らなかった。