※完結まで毎日更新※
〈誰にも甘えなければ、自由に生きられる〉という独自の哲学をもって奔放に生きる高校生の深澄。そんな彼女にとって、幼馴染の夏芽は理想的な存在だった。
明るく素直で人を疑うことを知らない夏芽。世界を愛し、世界に愛された夏芽。その“不自然な幼さ”に終止符を打ちたいと願い、行動していく中で、深澄は純粋さという概念の歪つな本質に触れていくことになる。
©有希穂
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「ストーカー対策に彼氏のフリをする」
そんなベタな展開に半信半疑な葉山だったが、彼は次第に彼女に宿る神様に惹かれていく。
※宗教要素はありません。
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家から少し離れた、大きな本屋。
少年だった僕にとって、心おどる場所だった。
そんな場所で、僕は彼女に出会った。
(本作品はカクヨムにも掲載しています)
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美代子と結婚するか、沙織と結婚するか。
昭太郎は人生の分岐路に立っていた。
昭太郎は無医村に生まれ、小学生時代をそこで過ごした。
無医村は何かと不便だ。医者にかかるためには遠く離れた町まで行かないといけない。
そこで、村人たちは病気にかかると、村の祈祷師の元を訪れ、怪しい呪術で病気を治してもらっていた。
昭太郎の家の向かいが、その祈祷師の家だった。
代々、その家系の娘には生まれながらに霊能力が宿っており、その力で祈祷を行い、病を治癒していた。
昭太郎は、その祈祷師の一人娘である、美代子と幼馴染であった。
沙織は、昭太郎の会社の上司から紹介されたお見合い相手。
昭太郎はどちらと結婚するのか。
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「実話怪談をもつ人を取材し、実際に現場に行き、あわよくば体験して欲しい。そして身に迫るような怖い記事を書いて欲しい」
編集者から依頼を受けたオカルト専門ライターの木戸は、友人から『鵺の歌会』という廃墟で行われる歌会の噂を聞く。
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クラスで一人きりの、高校からの編入生。
「名前で呼ばれる」ことに戸惑う少女に、気安く話しかけてくれるクラスメイト。
しかし彼女を気に掛ける講師が「名前で呼ばれるのを嫌がっている」とやめさせてしまう。
女子高校生の友情と、歪んだ大人の思惑と。学園サスペンス。
*望月涼さまに、大変素敵な表紙イラストをお描きいただきました~(*´▽`*)
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行きたくなかった営業部に異動になり、絶望的な気分で取引先に挨拶に行った倉橋由美は、それを取引先の社長に見透かされ、追い返されてしまった。
その帰り道、桜並木の中で、由美は思いがけない人物に出会う…。
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*決して後味のいい作品ではありません。ご注意を。
お父さんを亡くしてから、一人で俺と姉ちゃんを育ててくれたお母さん。
お母さんは俺には甘かった、気がする。
それが姉ちゃんより大切にされてるみたいで、ちょっと嬉しかったんだ。
だけど──。
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私が太ってなかったら、彼は振り向いてくれるかも……?
だから頑張って、もっと痩せなくちゃ!
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今日も部屋に流れ込んでくる騒音。
隣の家族は『演奏』だと思っているらしい、いくつもの楽器から出る音。
上手か、下手か、そんなことどうでもいいわ。
押し付けられる『音楽』なんて、迷惑でしかないのよ。
*人によっては「バッドエンド」だと思います。私は「ハッピーエンド」だと考えているので「Happy」で!
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*主人公にとってはハッピーエンドではありますが、おそらく後味は良くないと思われます。ご注意を。
私の大切な存在を、文字通り葬ったあの男。無理やり引き離されたのよ。
お前が消えても、その事実は消えないの。
私の憎悪も。
──だけど、消してやりたいわ。
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*おそらくかなり後味悪いです。ご注意を!
『完璧』だった母を尊敬していた。好きだった。愛してた。
これからは、してもらった分返して行く方になるんだって信じてた。
ママ。……私は。
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*この上ないハッピーエンドではありますが、ほのぼの穏やかとは掛け離れた作品です。(人によっては)かなり不快な表現が頻出します。読んで気分を害されても、一切責任は負いません。ご注意。
誰に何と思われようと、気にするような人間じゃない。
だから私は我が子を守るために行動する。法に触れさえしなければ、手段は選ばない。
ただ、それだけ。
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●ハッピーエンドではありません。
可愛くてきれいで、お姫様みたいなウエディングドレス。
よく似合いそうね。あなたならきっと、ね。あたしとは違うもの。
──ねえ、今の気分はどう?
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*明るく楽しいお話ではありません。
放っておいたら、そのうち飽きるだろうと思ってた。
お母さんに心配掛けたくなかった。
でも、それがもう間違ってたんだね。
──だから、僕は。
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『家族』が亡くなった。
他人からすればたかが犬かもしれないけど、俺には、……俺たちには大事な家族だったんだよ。
そんな俺の前に現れたのは、もういない愛犬とは似ても似つかない、それどころか種族さえ違う白い仔猫だった。
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2人の小学生男子が、親や先生が言う「あそこで遊んじゃいけません」という底なし沼に探検し、一人が帰らぬ人に
無事に帰宅した一人は無言を貫くが………
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1年前、我が家にやってきた黒猫のノワール。
ある日の夜、コンビニに出かけた妻の異変を察知したノワールは、突然走り出す…。
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よし、死のう——。社会に疲れた私は、自殺を決意する。死ぬ前にお世話になった人に会っておこう。皆んなとの最後の思い出を作りにいく。
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小林葵と島田春子は売れない漫才コンビ《アオハル》だ。
高校卒業後に事務所に所属して五年。鳴かず飛ばずでやってきた。
その日も深夜のファーストフード店でネタを作ろうとするが、なかなかできない。
変わった漫才でずっとやってきたが、正統派の漫才は作れないのか。悩んだ二人は降雪のなか、店をでて公園で新作について話しあう。
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