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最終更新: 2026年06月08日 08時06分

文学少女は物申す
女子高生の藤澤透花(ふじさわとうか)。文学少女として世間に物申す。そんな彼女の物語。 ※この小説に出てくる古典の文学作品について、Wikipediaや青空文庫などから一部引用させてもらっています。 ※他サイトにも投稿しています。
君と綴る未来 一余命僅かな彼女と一
余命僅かである彼女の願いは、「自分が綴った小説を世に出すこと」。だから俺はその手を握り、共に闘うと決めた。  和歌山県、南紀白浜。青い海と白い砂浜が広がる、美しい町。  藤城 直樹(ふじしろ なおき)高校一年生。過去のトラウマから人間不信になり、入学したばかりの高校でも人を遠ざける為に、毒付いた言動をあえて放っていた。  そんな直樹は将来に夢や目標もなく、何事もない三年間を過ごすと決めていた。  しかし同じクラスの一軍女子、吉永 未来(よしなが みらい)に、直樹が二年前まで小説投稿サイトに自作を載せていたと気付かれてしまう。  平凡な高校生活は叶わなかったと苛立ち悪態を付くが、未来も小説を書いており直樹のファンだった。  そんな彼女の夢は青春文学大賞で受賞し、自作を本にすること。その為、執筆の仕方を教えて欲しいと頼んでくる。  直樹は、自分が小説を書いていたことを秘密にするのを条件とし、培った技術を未来に教えることにする。 ・書きたいことがあり過ぎて、テーマを絞れていない。 ・「伝えたい」を優先してしまって、読者を意識していない。 ・冗長過ぎる展開に物語に緩急がない。 ・完璧な文章を求め過ぎてしまう。  そんな未来の欠点を指摘し、執筆訓練をすることにより始まる二人の関わり。  それは学校内でも同様で、一軍女子の未来は分け隔てなくボッチの直樹に話しかけてくる。  クラスで目立ちたくない直樹は未来に悪態をつくが、どこまでも天真爛漫な態度に毒を抜かれていく。  執筆訓練を経て、小説賞の応募を続けているが結果は一向に繋がらない。  初めはそれを受け入れていた未来だったが、時間が経つにつれ焦り始めてくる。そしてとうとう心が折れた未来は、直樹に自分の夢を叶えて欲しいと託してくる。  しかし直樹は二度と執筆はしないと決めており、いつしか未来に自分が成し得なかった夢を託していた。  そんな互いの気持ちがぶつかり合ってしまい、直樹は未来の夢を否定してしまう。  直樹は、取り消せない言葉を放ったと後悔。  夏休み明けに謝ると決めるが、未来は留学の為に学校にはもう来ないと担任より告げられる。  最後に謝りたいと連絡を取ろうとするが通じず、それきりとなってしまう。  しかし、そんな二人を引き合わせてくれたのも、また小説だった。  なぜ、小説を書くのか?  なぜ、自作を本にしたいのか?  なぜ、心が折れても小説を書き続けるのか?  二人は共に闘う中で、物語を綴る理由を見つけていく。
絶滅危惧種の深夜ドライブイン。夢破れた出戻りの俺と、VTECを奏でる幼馴染と。
東京の大学で報道を志した日巡(ひよし)シュンは、夢に破れ、逃げるように関西の故郷へ帰ってきた。 彼が夜の店番をするのは、実家が営む「ひよしドライブイン」。 色褪せた看板、胡散臭いクレーンゲーム、そして熱々のチープなうどんを出すレトロ自販機が並ぶ、絶滅危惧種のたまり場だ。 プライドの高さと地元の人間にバレたくない気まずさから、表には出ようとしなかったシュン。 だが、深夜に響き渡るVTECエンジンの爆音と共に現れた一人の客に見つかってしまうのに、そう時間はかからなかった。 木立(こだち)アユミ。 シビックを乗り回す彼女は、過去にネグレクトを受けていた境遇の中で、シュンと「自販機うどん」を食べ合った、ヤンキー気質の幼馴染だった。 『ウチは自販機がええ』 『帰れとか、かわいそうやとか言わへんから』 飾らない関西弁とありふれた出汁の匂いに、シュンの止まっていた時間は少しずつ動き始める――。 深夜のドライブインに集うワケありの客たちと、不器用な幼馴染。 夢に敗れた青年がもう一度前を向くまでを描く、泥臭くて温かい真夜中のヒューマンドラマ。 ※ソリスピア様にて同時連載中 ※おおよそ3日に1回程度の更新となります(早まる可能性もあり)
今は夏休み。
俺の家の隣に住んでる小学生。 生まれた時から知ってる、家族ぐるみで仲良くしてる十歳下の女の子。 可愛い、妹、みたいな。
泉町精工の決断
昭和23年。 野球好きの社長・伊東隆が率いる小さな町工場「泉町精工」に、名門商業高校出身の小橋伸夫が入社する。 軟式野球部、油にまみれた工場、癖の強い職人たち。 戦後の混乱の中で始まった小さな会社は、高度経済成長、創業家の葛藤、技術革新、バブル崩壊を経ながら、やがて全国へ製品を送り出す産業機械メーカーへ成長していく。 これは、地方製造業に人生を捧げた男たちの、長い会社人生の物語。
No cover image
登場人物 サッカー部員A〜J 10名 ? 1名 サッカーはしません。 サッカー部員はします。
ヨモツドコネクト
世界に空いた、無数の穴ーーそれはもしかしたら、『何か』が『こちら側』へ侵入した証かもしれない。  彼らはこう呼ばれている。  この世にあらざるものーー『ヨモツド』。  そんな異形の怪異、『ヨモツド』が引き起こす様々な問題に対応すべく設立された特殊事案対策専門機関『ナカツド』は、人々の平穏な暮らしを守るべく陰ながら奔走する毎日を送っている。  その第七支部へ配属された新人のトキヤ・イテクラは、自分とは正反対のイサリ・カガヤとバディを組むことになり、その自由奔放さに振り回されながらも先輩隊員や仲間たちの手を借りながら、次々と巻き起こる問題に立ち向かって行くーー ※ホラー、暴力表現なども含みますのでご注意ください。 ※イラスト担当氏は別の方です
共犯メルトダウン~始まった永遠の夏休みと、隣の喋らない少女暗殺者~
「永遠の夏休み」が始まった男、羊蹄山太陽(ようていざん・たいよう)。 無味乾燥な日常になるはずだった彼の予定を狂わせたのは、唐突に訪れた『バグ』。 錆びたアパートの隣室から響いた、人が倒れる重い振動。 開かれたドアの先。 そこにいたのは、いつもすれ違いざまに会釈を返してくれた、可憐なセーラー服の少女。 だが、その細く白い指先には、サプレッサーを装備した漆黒の自動拳銃(グロック19)。 背後には、脳幹を撃ち抜かれた生暖かい肉塊。 「心肺停止を確認」 機械のように無機質な少女の声。 「一人では心もとない、助けてくれないか?」 俺の口から、無意識に漏れたのは、逃走への懇願。 体重わずか三十数キロ。 圧倒的な戦闘力を持ちながら、一人では成人男性の死体すら運べない華奢な少女。 法を外れた共犯関係から始まる、静かで熱い、最後の逃避行。 二人の境界線は、梅雨の夜に溶けていく。 (完結済み・全10話)
コタンコㇿスイッチ ― 偽物カムイの英雄叙事詩 ―
舞台は北海道によく似た架空の国・守吏里(もしり)。 20歳の大学生・瀬名 朝陽(せな あさひ)と、幼馴染の檜山 虎太郎(ひやま こたろう)には裏の顔がある。 自然災害や事件の現場に駆け付け、超人的な力で人命を救う隠密レスキュー隊・コタンコㇿ・エージェンシーの構成員としての顔だ。 彼らの正体は、80年前の戦争の折、遺伝子操作により人為的に生み出された人間兵器の末裔。 朝陽の双子の兄の疾風(はやて)をはじめとした仲間とともに、慌ただしくも充足した日々を過ごす二人。 しかしある日、朝陽が学内で「白雪王子」と呼び声高い美男子・岬 海理(みさき かいり)と出会ったことで、少しずつ平穏に陰りがさし始める。 海理と急接近する朝陽。 彼女に密かな思いを寄せる虎太郎は、それを複雑な思いで見つめる。 カムイになれなかった血の宿命と恋心が交錯する時、80年前の因縁が彼らを飲み込んで行く―― アイヌ神話×レスキューアクション×青春群像劇! 【主要キャラ】 瀬名 朝陽:大学2年。かかと落としでヒグマを倒す、つよつよヒロイン。 檜山 虎太郎:飛び級で大学院在学中の天才陰キャ。千里眼使い 岬 海理:朝陽に近付く謎めいた編入生。 ◇◆◇◆◇◆◇ ・この作品はアイヌ文化や神話をモチーフに再構築したファンタジーです。一部に実在の言語などを引用しておりますが、作中の名称や設定はあくまでフィクションです。民族名も「アイノ民族」としております。実在の団体・歴史等と直接の関係はありません。 ・語り手が切り替わる一人称多視点形式です。 各話のタイトル「○○が語った話」は、『アイヌ神謡集』(知里幸恵編訳)および『カムイ・ユーカラ』(山本多助著)をモチーフとしており、○○が語り手を示しています。 ・イラスト作成および本文校正にChatGPTを使用しています。文字入れはillustratorにて。 ・エブリスタ、カクヨムでも同名義、同タイトルで投稿しています。 ・一部、性被害に言及するパートがあります。詳細な描写は避けていますが、フラッシュバックなどの恐れがある方は閲覧ご注意ください。
ほんわかさん
ふと、心が疲れたときに現れる小さなお店「ほんわか堂」 そこでは、お悩みをそっとこぼすかわりに、ちいさな「おくり物」が手渡されます。 お店に訪れるのは、人生に少しだけ立ち止まった人たち。 夢に迷う人、恋に傷ついた人、忙しい日々に埋もれてしまった人…… 小説『ほんわかさん』は、そんな“悩みとやさしさ”を集めたお話です。 どのお話から読んでもお楽しみ頂けます。 「ほんわか堂」は、今日もふわっと、あいています。 ──あなたの心にも、そっと灯りがともりますように…。
蝉時雨
アスファルトは|陽炎《かげろう》を立ち上らせ、その熱気で景色が揺れて見えるようだった。  お昼少し前、電柱の影は短く縮こまり、狂ったようなセミの鳴き声が住宅街に響いていた。  真っ青な空には真っ白な入道雲が浮かんでいた。  そんな暑い暑い夏の日の出来事です。
連立方程式
隼人は友人の数が増えれば増えるほど、教室内で過ごす時間を苦痛に感じる『反比例男子』。  美希は友達が多ければ多いほど、毎日が楽しくて堪らない『比例女子』。  さぁ、二人の『連立方程式』を解いてみよう!
七月十五日、みんなの水族館にて
八十一年前の夏、この街は艦砲射撃を受けた。 その戦禍を越えて建った水族館にまつわる記憶は、すべて夏の匂いがする。 俺の苦い嘘。 父の罪悪感。 祖母の味わった恐怖。 ※戦争体験の伝承目的のため、一部凄惨な描写があります。 ※表紙画像は写真ACよりお借りし、illustratorにて文字入れしました。
金魚鉢に映る殺意
夏祭りの夜。 隣の課から聞こえてきた声は……。 モキュメンタリー・ホラー風です。よかったら、読んでみてください。超短編です(^^)
蓮華 ― 鬼神の血を継ぐ戦士は護るために戦う ―
小さな島国「泉翔国」は、荒廃する大陸・四国から何度も侵略を受け、その度に国力と人々の心を削られていた。そんな中、女神から十六歳の洗礼を受けた者の中から戦士を選ぶと神託が下る。以来、洗礼者の中から戦士たちが選ばれ、国を守る盾となっていく。 神託に従って生まれた戦士たちには、護りの三日月印と、その中でも選ばれし者に授けられる蓮華の印。それらはただ一つ、「護るために戦う」ことを使命とした証。 主人公・藤川麻乃(ふじかわあさの)もまた、蓮華の印を持つ者として育ち、仲間とともに防衛の最前線へと身を投じていく。 麻乃は「伝承の血筋」を持つ家系の末裔であり、その血筋は「鬼神」と呼ばれていた。麻乃本人はそんな重責を嫌い、ただ平穏な日常を望むも、次第に力の覚醒や周囲からの過剰な期待に巻き込まれていく。 戦線はやがて、ジャセンベル・ロマジェリカ・庸儀・ヘイトと大陸勢力も巻き込み、国際的な戦況へと展開。ロマジェリカの軍師による陰謀によって、大量動員と戦死を覚悟した出撃が強いられる中、麻乃は紅き華と呼ばれ、各勢力から思惑と期待を寄せられていく。 泉翔国を、大切な仲間を、そして自分自身の大切なものを守る意志と、悪意に歪められた現実との間で揺れ動きながらも、島国と大陸との大規模戦争の最前線へと向かっていく。最終的に麻乃が下した決断は――。
座敷おやじ、夏の陣
家賃の安さに惹かれ、古いアパートへ引っ越した主人公。 駅近、2DK、風呂トイレ別で月二万八千円という破格の物件には、ひとつだけ妙な噂があった。 そこには、“座敷おやじ”が出るらしい。 初日の夜、主人公の前に現れたのは、白いランニングシャツにステテコ、腹巻き姿の、まるで昭和から抜け出してきたようなおやじ幽霊だった。 何でも口を挟んでくる彼は、怖いというより、とにかく距離が近い。 やがて主人公は、同僚や恋人まで巻き込みながら、座敷おやじとの奇妙で騒がしい日々に慣れて行く。 おやじの話す昔話はくだらないのに、どこか懐かしく、時々ふっと胸に引っ掛かる。 なぜ彼は、この部屋にいるのか? なぜ、こんなにも誰かの帰りを待っているのか? うるさくて、お節介で、厚かましい。 けれどその言葉の端々には、言えなかった想いと、置いてきた夏の記憶が滲んでいた。 怖いはずの幽霊と過ごした日々が、いつしか大切な宝物になって行く。 笑えて、少し泣ける、怪異コメディです。
残り香
大学生の「僕」こと「カナヅチ」は、1年ぶりに田舎へと戻ってきていた。 田舎に向かう電車の中で、カナヅチは幼馴染の「ネコ」に7年ぶりに再会する。 疑問を感じながらも、カナヅチは久しぶりに会ったネコとの話に花を咲かせるが……。
兵士は駆ける
第一幕『兵士よ駆けよ』 〜兵士が見た初めての戦場〜 実感も湧かない"国"を守るため、これまたよく知らない"外の国"とやらの連中と殺し合う 戦場を目前にしても、心は村から離れない 同郷の仲間と隣り合い、彼らは戦場に立っていた 下される号令——『全軍突撃』 兵士よ、駆けよ 第二幕『兵士は駆けた』 〜兵士は再び戦場に立つ〜 敗戦に終わった防衛戦から5年後、二人はそれぞれの立場で再びその戦場に立っていた。 奪われた地の奪還のため、徴集兵ではなく志願兵として“黒”を見据える。 兵士は駆けた。駆け抜けた。 その先に迎えた、ある終点の物語。
祈りの石から出てきたのは三百年眠っていた少女だった〜沖縄のユタ、霊感ゼロ?な俺とバディを組む〜
沖縄に来るまで、仲村蒼は自分が何者かを知らなかった。 生態学科の蒼が、祈りの石から解き放ったのは三百年眠っていたユタだった。霊力のない人間と、時代外れの霊能者。似ていないはずの二人が、島の祈りと神々の均衡に少しずつ巻き込まれていく。 神々は今も、沖縄の日常の中に息をしている。
文学少女は物申す
文学少女は物申す / 綾崎暁都
女子高生の藤澤透花(ふじさわとうか)。文学少女として世間に物申す。そんな彼女の物語。 ※この小説に出てくる古典の文学作品について、Wikipediaや青空文庫などから一部引用させてもらっています。 ※他サイトにも投稿しています。
君と綴る未来 一余命僅かな彼女と一
君と綴る未来 一余命僅かな彼女と一 / 野々さくら
余命僅かである彼女の願いは、「自分が綴った小説を世に出すこと」。だから俺はその手を握り、共に闘うと決めた。  和歌山県、南紀白浜。青い海と白い砂浜が広がる、美しい町。  藤城 直樹(ふじしろ なおき)高校一年生。過去のトラウマから人間不信になり、入学したばかりの高校でも人を遠ざける為に、毒付いた言動をあえて放っていた。  そんな直樹は将来に夢や目標もなく、何事もない三年間を過ごすと決めていた。  しかし同じクラスの一軍女子、吉永 未来(よしなが みらい)に、直樹が二年前まで小説投稿サイトに自作を載せていたと気付かれてしまう。  平凡な高校生活は叶わなかったと苛立ち悪態を付くが、未来も小説を書いており直樹のファンだった。  そんな彼女の夢は青春文学大賞で受賞し、自作を本にすること。その為、執筆の仕方を教えて欲しいと頼んでくる。  直樹は、自分が小説を書いていたことを秘密にするのを条件とし、培った技術を未来に教えることにする。 ・書きたいことがあり過ぎて、テーマを絞れていない。 ・「伝えたい」を優先してしまって、読者を意識していない。 ・冗長過ぎる展開に物語に緩急がない。 ・完璧な文章を求め過ぎてしまう。  そんな未来の欠点を指摘し、執筆訓練をすることにより始まる二人の関わり。  それは学校内でも同様で、一軍女子の未来は分け隔てなくボッチの直樹に話しかけてくる。  クラスで目立ちたくない直樹は未来に悪態をつくが、どこまでも天真爛漫な態度に毒を抜かれていく。  執筆訓練を経て、小説賞の応募を続けているが結果は一向に繋がらない。  初めはそれを受け入れていた未来だったが、時間が経つにつれ焦り始めてくる。そしてとうとう心が折れた未来は、直樹に自分の夢を叶えて欲しいと託してくる。  しかし直樹は二度と執筆はしないと決めており、いつしか未来に自分が成し得なかった夢を託していた。  そんな互いの気持ちがぶつかり合ってしまい、直樹は未来の夢を否定してしまう。  直樹は、取り消せない言葉を放ったと後悔。  夏休み明けに謝ると決めるが、未来は留学の為に学校にはもう来ないと担任より告げられる。  最後に謝りたいと連絡を取ろうとするが通じず、それきりとなってしまう。  しかし、そんな二人を引き合わせてくれたのも、また小説だった。  なぜ、小説を書くのか?  なぜ、自作を本にしたいのか?  なぜ、心が折れても小説を書き続けるのか?  二人は共に闘う中で、物語を綴る理由を見つけていく。
絶滅危惧種の深夜ドライブイン。夢破れた出戻りの俺と、VTECを奏でる幼馴染と。
絶滅危惧種の深夜ドライブイン。夢破れた出戻りの俺と、VTECを奏でる幼馴染と。 / とむ
東京の大学で報道を志した日巡(ひよし)シュンは、夢に破れ、逃げるように関西の故郷へ帰ってきた。 彼が夜の店番をするのは、実家が営む「ひよしドライブイン」。 色褪せた看板、胡散臭いクレーンゲーム、そして熱々のチープなうどんを出すレトロ自販機が並ぶ、絶滅危惧種のたまり場だ。 プライドの高さと地元の人間にバレたくない気まずさから、表には出ようとしなかったシュン。 だが、深夜に響き渡るVTECエンジンの爆音と共に現れた一人の客に見つかってしまうのに、そう時間はかからなかった。 木立(こだち)アユミ。 シビックを乗り回す彼女は、過去にネグレクトを受けていた境遇の中で、シュンと「自販機うどん」を食べ合った、ヤンキー気質の幼馴染だった。 『ウチは自販機がええ』 『帰れとか、かわいそうやとか言わへんから』 飾らない関西弁とありふれた出汁の匂いに、シュンの止まっていた時間は少しずつ動き始める――。 深夜のドライブインに集うワケありの客たちと、不器用な幼馴染。 夢に敗れた青年がもう一度前を向くまでを描く、泥臭くて温かい真夜中のヒューマンドラマ。 ※ソリスピア様にて同時連載中 ※おおよそ3日に1回程度の更新となります(早まる可能性もあり)
今は夏休み。
今は夏休み。 / りん
俺の家の隣に住んでる小学生。 生まれた時から知ってる、家族ぐるみで仲良くしてる十歳下の女の子。 可愛い、妹、みたいな。
泉町精工の決断
泉町精工の決断 / 富山一平太
昭和23年。 野球好きの社長・伊東隆が率いる小さな町工場「泉町精工」に、名門商業高校出身の小橋伸夫が入社する。 軟式野球部、油にまみれた工場、癖の強い職人たち。 戦後の混乱の中で始まった小さな会社は、高度経済成長、創業家の葛藤、技術革新、バブル崩壊を経ながら、やがて全国へ製品を送り出す産業機械メーカーへ成長していく。 これは、地方製造業に人生を捧げた男たちの、長い会社人生の物語。
No cover image
11人いない! / さわみずのあん
登場人物 サッカー部員A〜J 10名 ? 1名 サッカーはしません。 サッカー部員はします。
ヨモツドコネクト
ヨモツドコネクト / 陽野あたる(和樂家わらび)
ライト文芸 短編小説 全4話 / 15039文字
世界に空いた、無数の穴ーーそれはもしかしたら、『何か』が『こちら側』へ侵入した証かもしれない。  彼らはこう呼ばれている。  この世にあらざるものーー『ヨモツド』。  そんな異形の怪異、『ヨモツド』が引き起こす様々な問題に対応すべく設立された特殊事案対策専門機関『ナカツド』は、人々の平穏な暮らしを守るべく陰ながら奔走する毎日を送っている。  その第七支部へ配属された新人のトキヤ・イテクラは、自分とは正反対のイサリ・カガヤとバディを組むことになり、その自由奔放さに振り回されながらも先輩隊員や仲間たちの手を借りながら、次々と巻き起こる問題に立ち向かって行くーー ※ホラー、暴力表現なども含みますのでご注意ください。 ※イラスト担当氏は別の方です
共犯メルトダウン~始まった永遠の夏休みと、隣の喋らない少女暗殺者~
共犯メルトダウン~始まった永遠の夏休みと、隣の喋らない少女暗殺者~ / 笠井 悠介
「永遠の夏休み」が始まった男、羊蹄山太陽(ようていざん・たいよう)。 無味乾燥な日常になるはずだった彼の予定を狂わせたのは、唐突に訪れた『バグ』。 錆びたアパートの隣室から響いた、人が倒れる重い振動。 開かれたドアの先。 そこにいたのは、いつもすれ違いざまに会釈を返してくれた、可憐なセーラー服の少女。 だが、その細く白い指先には、サプレッサーを装備した漆黒の自動拳銃(グロック19)。 背後には、脳幹を撃ち抜かれた生暖かい肉塊。 「心肺停止を確認」 機械のように無機質な少女の声。 「一人では心もとない、助けてくれないか?」 俺の口から、無意識に漏れたのは、逃走への懇願。 体重わずか三十数キロ。 圧倒的な戦闘力を持ちながら、一人では成人男性の死体すら運べない華奢な少女。 法を外れた共犯関係から始まる、静かで熱い、最後の逃避行。 二人の境界線は、梅雨の夜に溶けていく。 (完結済み・全10話)
コタンコㇿスイッチ ― 偽物カムイの英雄叙事詩 ―
コタンコㇿスイッチ ― 偽物カムイの英雄叙事詩 ― / ていくみー
舞台は北海道によく似た架空の国・守吏里(もしり)。 20歳の大学生・瀬名 朝陽(せな あさひ)と、幼馴染の檜山 虎太郎(ひやま こたろう)には裏の顔がある。 自然災害や事件の現場に駆け付け、超人的な力で人命を救う隠密レスキュー隊・コタンコㇿ・エージェンシーの構成員としての顔だ。 彼らの正体は、80年前の戦争の折、遺伝子操作により人為的に生み出された人間兵器の末裔。 朝陽の双子の兄の疾風(はやて)をはじめとした仲間とともに、慌ただしくも充足した日々を過ごす二人。 しかしある日、朝陽が学内で「白雪王子」と呼び声高い美男子・岬 海理(みさき かいり)と出会ったことで、少しずつ平穏に陰りがさし始める。 海理と急接近する朝陽。 彼女に密かな思いを寄せる虎太郎は、それを複雑な思いで見つめる。 カムイになれなかった血の宿命と恋心が交錯する時、80年前の因縁が彼らを飲み込んで行く―― アイヌ神話×レスキューアクション×青春群像劇! 【主要キャラ】 瀬名 朝陽:大学2年。かかと落としでヒグマを倒す、つよつよヒロイン。 檜山 虎太郎:飛び級で大学院在学中の天才陰キャ。千里眼使い 岬 海理:朝陽に近付く謎めいた編入生。 ◇◆◇◆◇◆◇ ・この作品はアイヌ文化や神話をモチーフに再構築したファンタジーです。一部に実在の言語などを引用しておりますが、作中の名称や設定はあくまでフィクションです。民族名も「アイノ民族」としております。実在の団体・歴史等と直接の関係はありません。 ・語り手が切り替わる一人称多視点形式です。 各話のタイトル「○○が語った話」は、『アイヌ神謡集』(知里幸恵編訳)および『カムイ・ユーカラ』(山本多助著)をモチーフとしており、○○が語り手を示しています。 ・イラスト作成および本文校正にChatGPTを使用しています。文字入れはillustratorにて。 ・エブリスタ、カクヨムでも同名義、同タイトルで投稿しています。 ・一部、性被害に言及するパートがあります。詳細な描写は避けていますが、フラッシュバックなどの恐れがある方は閲覧ご注意ください。
ほんわかさん
ほんわかさん / 俊凛美流人 《とし・りびると》
ふと、心が疲れたときに現れる小さなお店「ほんわか堂」 そこでは、お悩みをそっとこぼすかわりに、ちいさな「おくり物」が手渡されます。 お店に訪れるのは、人生に少しだけ立ち止まった人たち。 夢に迷う人、恋に傷ついた人、忙しい日々に埋もれてしまった人…… 小説『ほんわかさん』は、そんな“悩みとやさしさ”を集めたお話です。 どのお話から読んでもお楽しみ頂けます。 「ほんわか堂」は、今日もふわっと、あいています。 ──あなたの心にも、そっと灯りがともりますように…。
蝉時雨
蝉時雨 / 桃栗柿みかん
アスファルトは|陽炎《かげろう》を立ち上らせ、その熱気で景色が揺れて見えるようだった。  お昼少し前、電柱の影は短く縮こまり、狂ったようなセミの鳴き声が住宅街に響いていた。  真っ青な空には真っ白な入道雲が浮かんでいた。  そんな暑い暑い夏の日の出来事です。
連立方程式
連立方程式 / いっき
隼人は友人の数が増えれば増えるほど、教室内で過ごす時間を苦痛に感じる『反比例男子』。  美希は友達が多ければ多いほど、毎日が楽しくて堪らない『比例女子』。  さぁ、二人の『連立方程式』を解いてみよう!
七月十五日、みんなの水族館にて
七月十五日、みんなの水族館にて / ていくみー
八十一年前の夏、この街は艦砲射撃を受けた。 その戦禍を越えて建った水族館にまつわる記憶は、すべて夏の匂いがする。 俺の苦い嘘。 父の罪悪感。 祖母の味わった恐怖。 ※戦争体験の伝承目的のため、一部凄惨な描写があります。 ※表紙画像は写真ACよりお借りし、illustratorにて文字入れしました。
金魚鉢に映る殺意
金魚鉢に映る殺意 / Orenge30
夏祭りの夜。 隣の課から聞こえてきた声は……。 モキュメンタリー・ホラー風です。よかったら、読んでみてください。超短編です(^^)
蓮華 ― 鬼神の血を継ぐ戦士は護るために戦う ―
蓮華 ― 鬼神の血を継ぐ戦士は護るために戦う ― / 釜瑪秋摩
小さな島国「泉翔国」は、荒廃する大陸・四国から何度も侵略を受け、その度に国力と人々の心を削られていた。そんな中、女神から十六歳の洗礼を受けた者の中から戦士を選ぶと神託が下る。以来、洗礼者の中から戦士たちが選ばれ、国を守る盾となっていく。 神託に従って生まれた戦士たちには、護りの三日月印と、その中でも選ばれし者に授けられる蓮華の印。それらはただ一つ、「護るために戦う」ことを使命とした証。 主人公・藤川麻乃(ふじかわあさの)もまた、蓮華の印を持つ者として育ち、仲間とともに防衛の最前線へと身を投じていく。 麻乃は「伝承の血筋」を持つ家系の末裔であり、その血筋は「鬼神」と呼ばれていた。麻乃本人はそんな重責を嫌い、ただ平穏な日常を望むも、次第に力の覚醒や周囲からの過剰な期待に巻き込まれていく。 戦線はやがて、ジャセンベル・ロマジェリカ・庸儀・ヘイトと大陸勢力も巻き込み、国際的な戦況へと展開。ロマジェリカの軍師による陰謀によって、大量動員と戦死を覚悟した出撃が強いられる中、麻乃は紅き華と呼ばれ、各勢力から思惑と期待を寄せられていく。 泉翔国を、大切な仲間を、そして自分自身の大切なものを守る意志と、悪意に歪められた現実との間で揺れ動きながらも、島国と大陸との大規模戦争の最前線へと向かっていく。最終的に麻乃が下した決断は――。
座敷おやじ、夏の陣
座敷おやじ、夏の陣 / 渡辺らいむ
家賃の安さに惹かれ、古いアパートへ引っ越した主人公。 駅近、2DK、風呂トイレ別で月二万八千円という破格の物件には、ひとつだけ妙な噂があった。 そこには、“座敷おやじ”が出るらしい。 初日の夜、主人公の前に現れたのは、白いランニングシャツにステテコ、腹巻き姿の、まるで昭和から抜け出してきたようなおやじ幽霊だった。 何でも口を挟んでくる彼は、怖いというより、とにかく距離が近い。 やがて主人公は、同僚や恋人まで巻き込みながら、座敷おやじとの奇妙で騒がしい日々に慣れて行く。 おやじの話す昔話はくだらないのに、どこか懐かしく、時々ふっと胸に引っ掛かる。 なぜ彼は、この部屋にいるのか? なぜ、こんなにも誰かの帰りを待っているのか? うるさくて、お節介で、厚かましい。 けれどその言葉の端々には、言えなかった想いと、置いてきた夏の記憶が滲んでいた。 怖いはずの幽霊と過ごした日々が、いつしか大切な宝物になって行く。 笑えて、少し泣ける、怪異コメディです。
残り香
残り香 / 御米田よね
大学生の「僕」こと「カナヅチ」は、1年ぶりに田舎へと戻ってきていた。 田舎に向かう電車の中で、カナヅチは幼馴染の「ネコ」に7年ぶりに再会する。 疑問を感じながらも、カナヅチは久しぶりに会ったネコとの話に花を咲かせるが……。
兵士は駆ける
兵士は駆ける / Gerbera
第一幕『兵士よ駆けよ』 〜兵士が見た初めての戦場〜 実感も湧かない"国"を守るため、これまたよく知らない"外の国"とやらの連中と殺し合う 戦場を目前にしても、心は村から離れない 同郷の仲間と隣り合い、彼らは戦場に立っていた 下される号令——『全軍突撃』 兵士よ、駆けよ 第二幕『兵士は駆けた』 〜兵士は再び戦場に立つ〜 敗戦に終わった防衛戦から5年後、二人はそれぞれの立場で再びその戦場に立っていた。 奪われた地の奪還のため、徴集兵ではなく志願兵として“黒”を見据える。 兵士は駆けた。駆け抜けた。 その先に迎えた、ある終点の物語。
祈りの石から出てきたのは三百年眠っていた少女だった〜沖縄のユタ、霊感ゼロ?な俺とバディを組む〜
祈りの石から出てきたのは三百年眠っていた少女だった〜沖縄のユタ、霊感ゼロ?な俺とバディを組む〜 / 福天六
沖縄に来るまで、仲村蒼は自分が何者かを知らなかった。 生態学科の蒼が、祈りの石から解き放ったのは三百年眠っていたユタだった。霊力のない人間と、時代外れの霊能者。似ていないはずの二人が、島の祈りと神々の均衡に少しずつ巻き込まれていく。 神々は今も、沖縄の日常の中に息をしている。