『女性限定シェアハウス。家賃三万』
ネットで見つけた都心の一等地にあるそのシェアハウス。
家賃相場に見合わない破格の金額に驚きながらも、住む場所に困っていた真紀は迷いながらも掲載されている番号に電話をかけてみた。
『──はい』
電話口から聞こえてきたのは、とても穏やかで優しい女性の声だった。
その優しい声と人柄にすっかりと安心しきった真紀は、迷うことなく入居を決めたのだが……。
はたして、そんなに上手い話など本当にあるのだろうか──?
※一部ショッキングな内容を含みます。
|
まだ恋だと愛だのと、そんな感情に溺れてしまうほどに未熟だったあの頃。
冬華と出会った俺の生活は一変した。
その強すぎる愛情は狂気へと変わり、やがて更なる悲劇を生み出す業となる。
俺が囚われたのが必然だったというのなら、この絶望さえもが愛おしい。
君は、永遠に朽ちることのない愛の花──。
|
私には普通の人には視えないモノが視える。それはいわゆる”幽霊”と呼ばれるものだ。だけど、それが幽霊だとハッキリと認識できるのかといったら少し違う。
“生きた人間”と“そうではないモノ”は、ハッキリとした違いがあるわけでもなく見分けがつかないことが多いのだ。
けれど、そんな不便さは大した障害でもなかった。──そう、今までは。
平穏な私の日常を突然奪ったのは、決してミテハイケナイものだったのだから──
|
仕事の都合で他県へと越して来ることとなった男。
その男がネットで契約した物件は、”生贄団地”と呼ばれるなんとも不気味な雰囲気の団地だった。そこに住む住人はどこかよそよそしく、単身で越してきた男にとって決して居心地の良いものではなかった。
だが、この違和感こそが不条理という名の運命から逃げ出す唯一のチャンスだったのだ。
そうとも知らずに暮らし続けた男は、やがて隠された団地の闇に飲み込まれてゆくことに──。
|
──ドンドンドンドン
時刻は真夜中の二時二十三分。毎夜決まって同じ時間に鳴り響く轟音。
隣に煩い住人でも引っ越してきたのかと思っていたが、それはどうやら違ったらしい……。
|
裏庭にひっそりとある、その古びた井戸。
誰からも忘れ去られて腐って黒ずんだ姿は、近付くのも恐ろしい程にとても不気味だった。だけど、それ以上に不思議な魅力があった。
次第にその井戸に取り憑かれてゆく俺──。
そこは、俺の過去を隠す秘密の場所。
※
一部、残虐なシーンを含みます。ご注意下さい。
|
僕の愛しい愛しいペットのミア──。
君さえいれば、他に何もいらない。
|
『死ぬほど愛してる』
そんな台詞が口癖の彼女。
もう二度とメンヘラな子とは付き合いたくない。そう思ってしまうほどに重たい彼女と別れたのは、つい三日前のこと。
これからやっと平穏な日常が戻ってくる。そう、思っていたのだけれど──。
|
この村には、一度だけ死者と会えるという噂の『黄泉之駅』がある。
その噂を信じた少女が一人。
果たして、彼女は会いたかった人と再会できるのだろうか──?
|
心霊配信者としてネット界隈で少し名の知れた慶太は、視聴者から情報提供のあった廃トンネルへと撮影にやって来た。
そのトンネルは噂通りの不気味さだったが、いつも通り特に幽霊に遭遇するなんていうハプニングもなく、無事に撮影を終えた慶太。期待以上の良い動画が撮影できたお陰か、その動画は番組内でも一番の高視聴率を得ることができたのだが……。
|
取り立てて褒めるところもない、地味で冴えない俺の妻。
そんな妻のことを「奥さん、優しそうな人ですね」と人は言うけど──。
|
俺の住む村には山姥がいる。
俺がそのことを知ったのは、まだ小学五年生の頃だった──。
|
街中がハロウィンの仮装で埋め尽くされる中、偶然“野辺送り”の仮装を目にした心霊雑誌ライター。
その出来事をきっかけに野辺送りについての取材を進めてゆくと、ある一人の女性の体験談を聞けることとなったのだが……。
|
由々井詩乃は詩を書くことが好きな少女だった。
だが詩乃は周囲とは馴染めず、転校先の学校でもクラスメイトと距離を置いていた。
そんな折に詩乃は、自分の詩を覗き見されたことをきっかけに高見戸美麻里と友達になる。
美麻里は詩乃の詩に興味を抱き、文化祭で詩集を販売しようと提案してきた。
はじめは美麻里の積極的なアプローチに詩乃は戸惑っていたが、やがて少しずつ心を開いていく。
どこにでもあるありふれた青春の1ページ。
二人の少女は何気ない日常の中で友情を育んでいく。
だが少女が綴る詩はどんどん暴走をしはじめ、やがて底知れぬ心の闇を垣間見せる。
全ての真実を知った時、痛みと切なさで世界が歪む鮮烈の青春サスペンス。
●全20話 毎日19:36投稿 10月4日完結予定
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません
|
|
|
アメリカの住宅街で住人たちが惨殺され、金品を奪われる事件が相次いでいた。
犯人は2人組のストリートギャングの少年少女だ。
事件の犯人を始末するために出向いた軍人、ハンニバル・クルーガー中将は少年少女を容赦なく殺害。
そして、少年少女の死体を持ち帰り、軍事基地の中で人肉料理を披露するのであった!
|
のんこ……それは子どもにしか見えない存在。
のんこが関わるお話を書く短編集です。
|
夏の真っ只中。
暑さがまぎれると思い、心霊番組を見始めた。
すると幽霊屋敷に突撃するコーナーが始まって……。
|
バスケ部のエース・岬七瀬(みさき ななせ)は、ケガで部活を休むことを余儀なくされ、退屈を持て余していた。
ひょんなことから、古書店の店主・朽木堂(くちきどう)に声をかけられ、彼の話を聞くことになる。
朽木堂は七瀬に、朽木市(くちきし)にまつわる怪異を語りはじめるが――
ほかのサイトにも投稿しています。
|
拙作「桜の朽木に虫の這うこと」シリーズに登場する架空の街・東京都朽木市(くちきし)。
九つのブロックにわかれるそれぞれの「区」の由来です。
ほかのサイトにも投稿しています。
|