「いい子」で良かったのかどうか? 黒いサンタの暴走。

レビュー投稿者: ミュウト・2

雪に閉ざされたコテージで、クリスマスから新年へかけ、欧州風のお祝いや行事が進行するところへ、不可解な悪夢の怪異も起こってくる。
雪の降った朝の匂いや、アドベントカレンダーから取るジンジャーブレッドの描写など、細かな表現にリアリティと魅力を感じました。
現実と夢と記憶が、夜になり夜が明けるごと不確かになっていくところには臨場感があり、「いい子」として切り抜けるのが果たして本当に良かったことなのか、わからなくなる恐ろしさを味わえました。




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