シンプルな文章の中に込められた、宝箱のような美しさ

レビュー投稿者: 貴良一葉

約1900文字という短い文章であることを感じさせない、心地良い満足感に浸れる作品です。
まるで宝箱を1つ1つ開けていくように、美しくも切ない場面が綴られ、その先の展開がどうなるのかワクワクしながら読みました。ラスト、そこには「そうだったのか……」という感銘が待ち受けていました。

大人になってから雪は厄介者でしかないと思っていましたが……本作を拝見した今、少しだけ来年の雪を待ち遠しく思う気がします。




レビューを書く