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Side - 15 - 22 - りょこうにいきたいの -

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Side - 15 - 22 - りょこうにいきたいの -


「・・・人払いは確実にできてる?、リゼちゃんが誰も聞いてないところでお父様と話せって言ってたの」

「あぁ、天井裏に影がいるが奴は信用できる」

「お父様、この指輪と・・・リゼちゃんの腕輪の件で言い訳は?」

「・・・すまん」

「リゼちゃんすっごい怯えて泣いてたよ、こんなの嫌だ、聞いてない、酷いって・・・」

「万が一の時の安全のために付ける事を許可したんだよ、私もリゼちゃんに使おうとは思ってない」

「リゼちゃん、腕輪に安全装置をつける事を提案した人が何かするんじゃないかって心配してた、安全のためにって言うのは口実で、別の目的があるんじゃないかって」

「リゼちゃんはリィンたんと違って察しがいいと言うか・・・賢いな・・・」

「ん、・・・今何か私馬鹿にされたような気がするけど、・・・お父様は何か知ってるの?」

「以前から問題になってる刺客や帝国の残党絡みで、・・・王族が襲われた時に王城に内通者が出ただろ、最初は帝国が主犯で彼らは雇われだと思ってたんだが、帝国を潰したのにまだわらわらと湧いて来るし残党も活動している、で、調べていくうちに王族に害を与えようとしてる勢力がこの国にも居ることが分かった、だが巧妙に情報を操作してるようでなかなか尻尾を出さなくてな、そいつらが勢力拡大の為にリゼちゃんやリィンたんを取り込もうとしてるんじゃないかって思ってる」

「?」

「リゼちゃんが我々に対して不信感を持つように仕向けてる奴らが居るって事だ、それで、自分達は君の味方だよって騙してリゼちゃんを仲間に取り込んだら、仲が良いリィンたんも一緒について来てお得だよね・・・って事」

「そこまで分かってるなら教えてくれてもよかったじゃん、私にも関係ある事だし」

「向こうに気付かれて逃げられたらまずいと思って、この件について知る人間をできるだけ少なくした、それでリィンたんにも黙ってたんだ、末端から頭までこの際全部一緒になんとかしたかった」

「で、誰が腕輪にそんな酷い機能をつけようって言ったの?」

「・・・宰相」

「え、大叔父様?」

「もうちょっと政治に興味を持とうねリィンたん、今は叔父様から息子に替わってる、血縁関係で言えば私の従兄弟だ」

「その人、もしかして幼女趣味の変態?」

「ぶっ!、なんてこと言うのリィンたん・・・、いやそんな個人の趣味まで私は知らんが」

「どんな人?」

「あまり目立たない男だが優秀ではあるな、頭も切れるし、・・・代々宰相を勤めてる家で、叔父上が婿入りしてからは更に勢力を増してる、悪い噂もあるにはあるが、貴族家としては常識の範囲内って感じだったから今まで全く気付かなかった、王族襲撃の時も宰相は襲われたからな、・・・怪しいって報告があった時もまさかそんな事って思った、ある程度信頼してたんだがね」

「それが帝国と何の関係があるのかな?、わかんないや・・・」

「リィンたんは頭がちょっとだけ残念だから全部分かんなくていいんだよ、一応説明しておくと、ずっと前に帝国に話を持ちかけてローゼリアを潰そうとしたのは宰相の家、ドワルスキーが怪しいってようやく分かった、それに呪いの刃の件や昔起きた地方の反乱のいくつかにも帝国と一緒に関わってたようだ、本当に偽装が上手くてリゼちゃんの腕輪のことがあるまで尻尾を出さなかった、誰がやったんだ!、ってなってる事件のいくつかにも関わってる可能性も出てきた、だからこれは王家への反乱、国家転覆罪、その他色々あって私は彼らを絶対に許さない、でも中途半端に権力持っててね・・・、逃げられたらマズいから今は泳がせて慎重に外堀を埋めていってるところ」

「でも帝国と協力って・・・ローゼリアが潰れちゃったら自分達も困るよね」

「だから帝国とは、ローゼリアの王家を潰したら代わりにこの国の王様にしてやるって事になってたんじゃないかと思ってる、帝国潰れちゃってからはしばらく大人しくしてたんだけど、また何か企んでるみたいでね」

「じゃぁ・・・じゃぁ私たちが襲われたのも、リゼちゃんが怪我をして今でも苦しんでるのも・・・みんな宰相のせい?」

「おそらくね、だから今はリィンたんは余計な事は何もしないでね、宰相とも会っちゃダメ、予想以上に城内での宰相の勢力が強くなってたから誰が信用できて、誰が裏切ってるかまだ全貌は分からない・・・、色んな人達が動いてるから、リィンたんが余計なことしちゃうと全部無駄になるからね」

「・・・うん、分かった、お父様に任せる、・・・で、話は変わるんだけど、リゼちゃんが凄く、すっごーく傷付いて悲しんでるの、お父様のせいで!、・・・それでね、親友の私が優しく慰めてあげようと思うの!、ちょっと2人で色んな所に旅行に行ってくるけど良いよね、あ、お小遣いも欲しいな!」


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「・・・人払いは確実にできてる?、リゼちゃんが誰も聞いてないところでお父様と話せって言ってたの」
「あぁ、天井裏に影がいるが奴は信用できる」
「お父様、この指輪と・・・リゼちゃんの腕輪の件で言い訳は?」
「・・・すまん」
「リゼちゃんすっごい怯えて泣いてたよ、こんなの嫌だ、聞いてない、酷いって・・・」
「万が一の時の安全のために付ける事を許可したんだよ、私もリゼちゃんに使おうとは思ってない」
「リゼちゃん、腕輪に安全装置をつける事を提案した人が何かするんじゃないかって心配してた、安全のためにって言うのは口実で、別の目的があるんじゃないかって」
「リゼちゃんはリィンたんと違って察しがいいと言うか・・・賢いな・・・」
「ん、・・・今何か私馬鹿にされたような気がするけど、・・・お父様は何か知ってるの?」
「以前から問題になってる刺客や帝国の残党絡みで、・・・王族が襲われた時に王城に内通者が出ただろ、最初は帝国が主犯で彼らは雇われだと思ってたんだが、帝国を潰したのにまだわらわらと湧いて来るし残党も活動している、で、調べていくうちに王族に害を与えようとしてる勢力がこの国にも居ることが分かった、だが巧妙に情報を操作してるようでなかなか尻尾を出さなくてな、そいつらが勢力拡大の為にリゼちゃんやリィンたんを取り込もうとしてるんじゃないかって思ってる」
「?」
「リゼちゃんが我々に対して不信感を持つように仕向けてる奴らが居るって事だ、それで、自分達は君の味方だよって騙してリゼちゃんを仲間に取り込んだら、仲が良いリィンたんも一緒について来てお得だよね・・・って事」
「そこまで分かってるなら教えてくれてもよかったじゃん、私にも関係ある事だし」
「向こうに気付かれて逃げられたらまずいと思って、この件について知る人間をできるだけ少なくした、それでリィンたんにも黙ってたんだ、末端から頭までこの際全部一緒になんとかしたかった」
「で、誰が腕輪にそんな酷い機能をつけようって言ったの?」
「・・・宰相」
「え、大叔父様?」
「もうちょっと政治に興味を持とうねリィンたん、今は叔父様から息子に替わってる、血縁関係で言えば私の従兄弟だ」
「その人、もしかして幼女趣味の変態?」
「ぶっ!、なんてこと言うのリィンたん・・・、いやそんな個人の趣味まで私は知らんが」
「どんな人?」
「あまり目立たない男だが優秀ではあるな、頭も切れるし、・・・代々宰相を勤めてる家で、叔父上が婿入りしてからは更に勢力を増してる、悪い噂もあるにはあるが、貴族家としては常識の範囲内って感じだったから今まで全く気付かなかった、王族襲撃の時も宰相は襲われたからな、・・・怪しいって報告があった時もまさかそんな事って思った、ある程度信頼してたんだがね」
「それが帝国と何の関係があるのかな?、わかんないや・・・」
「リィンたんは頭がちょっとだけ残念だから全部分かんなくていいんだよ、一応説明しておくと、ずっと前に帝国に話を持ちかけてローゼリアを潰そうとしたのは宰相の家、ドワルスキーが怪しいってようやく分かった、それに呪いの刃の件や昔起きた地方の反乱のいくつかにも帝国と一緒に関わってたようだ、本当に偽装が上手くてリゼちゃんの腕輪のことがあるまで尻尾を出さなかった、誰がやったんだ!、ってなってる事件のいくつかにも関わってる可能性も出てきた、だからこれは王家への反乱、国家転覆罪、その他色々あって私は彼らを絶対に許さない、でも中途半端に権力持っててね・・・、逃げられたらマズいから今は泳がせて慎重に外堀を埋めていってるところ」
「でも帝国と協力って・・・ローゼリアが潰れちゃったら自分達も困るよね」
「だから帝国とは、ローゼリアの王家を潰したら代わりにこの国の王様にしてやるって事になってたんじゃないかと思ってる、帝国潰れちゃってからはしばらく大人しくしてたんだけど、また何か企んでるみたいでね」
「じゃぁ・・・じゃぁ私たちが襲われたのも、リゼちゃんが怪我をして今でも苦しんでるのも・・・みんな宰相のせい?」
「おそらくね、だから今はリィンたんは余計な事は何もしないでね、宰相とも会っちゃダメ、予想以上に城内での宰相の勢力が強くなってたから誰が信用できて、誰が裏切ってるかまだ全貌は分からない・・・、色んな人達が動いてるから、リィンたんが余計なことしちゃうと全部無駄になるからね」
「・・・うん、分かった、お父様に任せる、・・・で、話は変わるんだけど、リゼちゃんが凄く、すっごーく傷付いて悲しんでるの、お父様のせいで!、・・・それでね、親友の私が優しく慰めてあげようと思うの!、ちょっと2人で色んな所に旅行に行ってくるけど良いよね、あ、お小遣いも欲しいな!」