お城デート
ー/ー
それから数日が経った。
俺はネットカフェで読んだ戦国女子高生の続きが気になり、ネタバレは見たけど漫画を買い揃えてしまった。
それを加奈にメッセージで送った。
「結局さ、戦国女子高生の漫画、全巻買っちゃったよ」
「そうなんだ」
「ねぇ。加奈。今度さ、お城見に行かない?桃岩城なんだけど」
「桃岩城?」
「うん。調べてたらさ、戦国女子高生に出てくるお城のモデルになったのって桃岩城なんだってさ」
「聖地巡礼だね」
「うん。そう。行きたいなーって思ってさ。どうかな?」
「いいよ。お城なんて私、行った事ないから行ってみたいかも」
「うん。なんかね、入場料払ったら、桃岩城の中にも入れるみたいだよ」
「へぇー!!そうなんだ。面白そうだね」
次のデートは、桃岩城を見に行く事になった。
それから一週間が経って、加奈とバス停で待ち合わせた。
少し早めに来て加奈を待っていると、加奈が時間通りにやってきた。
「お待たせ」
「それじゃ、行こうか」
「うん」
バスに乗って三時間走る。そこからタクシーに乗って桃岩城まで行くのが一番良いルートみたいだった。
バスに乗ると加奈は、酔い止め薬を飲んだ。
それからバスの中で俺は、加奈に戦国女子高生について熱く語った。
「敵の大軍勢が出てくるんだけどさ、それを相手に少ない兵力で立ち向かうんだよ」
「うんうん」
「それでね。戦に勝つ為に巨大な落とし穴を作って罠を張ってるんだ」
「うん」
「上手くおびき寄せて一気に落とし穴に敵達を落とした時の描写が、また凄い迫力があるんだ」
「へぇー。私、そこまでは見てないかも」
「今度、漫画全部貸してあげようか?」
「うん。じゃあ貸して欲しいな」
「わかった。今度持ってくるよ」
それから加奈は、酔い止め薬が効いたのか眠ってしまった。
俺はスマホをいじってゲームをしていた。
それからしばらくバスが走っている時に、突然ドンッ!!と音がした。
「えっ?」
俺は声を出した。
その大きな音に加奈も目を覚ました。
「えっ?どうしたの?」
「わかんない。なんか凄い音したけど」
立ち上がって周りを見渡したが、よく分からない。
「乗客の皆様。只今、後ろの軽自動車に追突されて交通事故が発生しました。怪我をされた方はおられますか?」
運転手が確認をする。
幸いにも怪我人は、いないようだ。
「事故の処理の為、大変ご迷惑をおかけしますが、このまましばらくお待ちください」
そして代わりのバスが来るまで、待つことになった。
「まあ大きな事故ではなくて良かったけど、こんな事あるんだね」
「そうだね。私、バスに乗って事故に遭遇したの初めて」
「俺もだよ」
それから代わりのバスがやってきて乗り換えた。
そんなトラブルもあったが、バスは無事に目的地に到着した。
そこからタクシーに乗り込んだ。
タクシーの運転手のおっちゃんは、物凄く気さくな人でニコニコして沢山話をしてくれた。
「桃岩城ねぇ。あれは立派な城だよ。大昔によくあんなの建てたなーって感動するだろうな」
「やっぱり迫力があるんですね」
「ああ。特に石垣なんて立派なもんだよ」
「へぇー、楽しみだなー」
そんな会話をしていると、タクシーのおっちゃんが急ブレーキを踏んだ。
「危なっ!!あの野郎、信号無視だろう。赤だったぞ」
おっちゃんが急ブレーキしてくれたおかげで、事故を免れた。
なんだか今日は、危ない目に遭ってばかりだ。
それから桃岩城に到着し、中に入った。
本当に立派な城だ。
「凄いなー。加奈、あのポーズ取るから写真撮ってよ」
「親指立てるやつ?」
「そう。戦で勝った時に親指立てるやつ」
俺は加奈にスマホを私、戦国女子高生で出てくる決めポーズで写真を撮ってもらう。
「これな。これがやりたかったんだよ。加奈も撮ってあげようか?」
「うん。撮ってー」
加奈も親指を立てるポーズをする。
その姿を加奈のスマホを使って写真に撮る。
それから城の上まで登り、またそこから見える風景の写真を撮る。
お城の造りを隅々までじっくり見た。
「いやー、面白かったな。昔の人の建築技術って凄いな」
「うん。凄いね」
お城をじっくりと見て、それからまたタクシーに乗ってバス停まで戻って来た。
そこから帰りのバスに乗り、帰ってきた。
今日は事故とかタクシーでも危ない目に遭ったし、帰りもビビッていたが、帰りは何事もなく、無事に帰ってこられた。
「今日は。俺の行きたいところに付き合ってくれてありがとうね」
「ううん。私も楽しかったよ。初めてお城見たし」
「それじゃ、帰り道気を付けてね」
「うん、またね」
バス停で加奈と別れて、家へと帰ってきた。
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それを加奈にメッセージで送った。
「結局さ、戦国女子高生の漫画、全巻買っちゃったよ」
「そうなんだ」
「ねぇ。加奈。今度さ、お城見に行かない?桃岩城なんだけど」
「桃岩城?」
「うん。調べてたらさ、戦国女子高生に出てくるお城のモデルになったのって桃岩城なんだってさ」
「聖地巡礼だね」
「うん。そう。行きたいなーって思ってさ。どうかな?」
「いいよ。お城なんて私、行った事ないから行ってみたいかも」
「うん。なんかね、入場料払ったら、桃岩城の中にも入れるみたいだよ」
「へぇー!!そうなんだ。面白そうだね」
次のデートは、桃岩城を見に行く事になった。
それから一週間が経って、加奈とバス停で待ち合わせた。
少し早めに来て加奈を待っていると、加奈が時間通りにやってきた。
「お待たせ」
「それじゃ、行こうか」
「うん」
バスに乗って三時間走る。そこからタクシーに乗って桃岩城まで行くのが一番良いルートみたいだった。
バスに乗ると加奈は、酔い止め薬を飲んだ。
それからバスの中で俺は、加奈に戦国女子高生について熱く語った。
「敵の大軍勢が出てくるんだけどさ、それを相手に少ない兵力で立ち向かうんだよ」
「うんうん」
「それでね。戦に勝つ為に巨大な落とし穴を作って罠を張ってるんだ」
「うん」
「上手くおびき寄せて一気に落とし穴に敵達を落とした時の描写が、また凄い迫力があるんだ」
「へぇー。私、そこまでは見てないかも」
「今度、漫画全部貸してあげようか?」
「うん。じゃあ貸して欲しいな」
「わかった。今度持ってくるよ」
それから加奈は、酔い止め薬が効いたのか眠ってしまった。
俺はスマホをいじってゲームをしていた。
それからしばらくバスが走っている時に、突然ドンッ!!と音がした。
「えっ?」
俺は声を出した。
その大きな音に加奈も目を覚ました。
「えっ?どうしたの?」
「わかんない。なんか凄い音したけど」
立ち上がって周りを見渡したが、よく分からない。
「乗客の皆様。只今、後ろの軽自動車に追突されて交通事故が発生しました。怪我をされた方はおられますか?」
運転手が確認をする。
幸いにも怪我人は、いないようだ。
「事故の処理の為、大変ご迷惑をおかけしますが、このまましばらくお待ちください」
そして代わりのバスが来るまで、待つことになった。
「まあ大きな事故ではなくて良かったけど、こんな事あるんだね」
「そうだね。私、バスに乗って事故に遭遇したの初めて」
「俺もだよ」
それから代わりのバスがやってきて乗り換えた。
そんなトラブルもあったが、バスは無事に目的地に到着した。
そこからタクシーに乗り込んだ。
タクシーの運転手のおっちゃんは、物凄く気さくな人でニコニコして沢山話をしてくれた。
「桃岩城ねぇ。あれは立派な城だよ。大昔によくあんなの建てたなーって感動するだろうな」
「やっぱり迫力があるんですね」
「ああ。特に石垣なんて立派なもんだよ」
「へぇー、楽しみだなー」
そんな会話をしていると、タクシーのおっちゃんが急ブレーキを踏んだ。
「危なっ!!あの野郎、信号無視だろう。赤だったぞ」
おっちゃんが急ブレーキしてくれたおかげで、事故を免れた。
なんだか今日は、危ない目に遭ってばかりだ。
それから桃岩城に到着し、中に入った。
本当に立派な城だ。
「凄いなー。加奈、あのポーズ取るから写真撮ってよ」
「親指立てるやつ?」
「そう。戦で勝った時に親指立てるやつ」
俺は加奈にスマホを私、戦国女子高生で出てくる決めポーズで写真を撮ってもらう。
「これな。これがやりたかったんだよ。加奈も撮ってあげようか?」
「うん。撮ってー」
加奈も親指を立てるポーズをする。
その姿を加奈のスマホを使って写真に撮る。
それから城の上まで登り、またそこから見える風景の写真を撮る。
お城の造りを隅々までじっくり見た。
「いやー、面白かったな。昔の人の建築技術って凄いな」
「うん。凄いね」
お城をじっくりと見て、それからまたタクシーに乗ってバス停まで戻って来た。
そこから帰りのバスに乗り、帰ってきた。
今日は事故とかタクシーでも危ない目に遭ったし、帰りもビビッていたが、帰りは何事もなく、無事に帰ってこられた。
「今日は。俺の行きたいところに付き合ってくれてありがとうね」
「ううん。私も楽しかったよ。初めてお城見たし」
「それじゃ、帰り道気を付けてね」
「うん、またね」
バス停で加奈と別れて、家へと帰ってきた。