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買い物デート

ー/ー



それから数日が経ち、加奈からメッセージが送られてきた。

「智也君。今度の休みの日、ラックス行かない?」
「ラックス?何するの?」
「買い物したい!!服見たいなって」
「いいよ。じゃあ来週の休みは、ラックス行こうよ」
「うん。ありがとうー。じゃあまた来週ね」
「うん。またね」

それから一週間が経った。今日は加奈とラックスで買い物をする事になっている。
ラックスに直接行き、入り口の前で加奈を待っていた。
待ち合わせ時間から十分ほど遅れて加奈がやってきた。

「お待たせー。ごめん、遅くなって」
「ううん。今来たところだから大丈夫だよ。おっ、今日の服可愛い」
「えっ?ほんと?嬉しい」

ファッション雑誌で読んだとおりだ。
デートの時、彼女の服装を褒めると好感度がアップすると書いてあった。
俺はそれを実践した。良い感じの出だしじゃないか。
やるじゃないか。ファッション雑誌。

「とりあえず一番下の階から順番に上がって行こうか」
「うん。そうだね」

ラックスの一階は、主に女性服がメインのフロアだ。
女性の服のショップが色々なところに並んでいる。

「あっ!アール見に行ってもいい?私、アールの服好きなんだ」
「うん。いいよ」

専門店のアールに行くと、清楚な感じの服が沢山並んでいた。
今日加奈が着ている服装と似たような系統の店だ。
加奈は、こういう感じの店が好きなんだな。

「あー、これ可愛い!!」
「おっ、いいね。加奈に似合うんじゃない?」
「ねぇ。智也君は、緑色と水色どっちがいいと思う?」
「うーん……。そうだなぁ。水色の方が綺麗なんじゃない?」
「やっぱりそうだよね。私も水色だと思う。値段は、まあまあだね。高くもないけど安くもないし、やっぱりまあこれくらいするよね」
「試着してみたら?」
「うん。ちょっと着てみる」

加奈が試着室に入って行って着替えて出てきた。

「どう?似合う?」
「うん。似合う。良いと思うよ」
「ほんと?じゃあ買っちゃおうかなー」

他の服も色々見て回ったけど、加奈は水色の服を買った。
なんとなく加奈の好きな服の系統が分かったような気がした。
一階のフロアを歩いていると、加奈がまた立ち止まった。

「あっ!!チュチュだ。ここも見ていい?」
「いいよ」

専門店のチュチュに一緒に入る。
ここは、さっきのアールと違って落ち着いた大人っぽい感じの服がメインで置いてあった。

「こういうのもいいよねぇ。このチュニック良いなぁ」

加奈は、茶色のチュニックを手に取った。

「チュニック?こういうのチュニックって言うの?」
「そうだよ」
「そうなんだ。初めて知ったよ」
「ええー!!」
「だって女の子の服の事なんて全然分からないんだもん」
「そっかぁー」
「でもこのチュニックは、加奈に似合うと思うよ」
「似合うかな?」
「色違いで黒と白とベージュもあるね」
「あー、ベージュもいいかも。どの色がいいかな?」
「うーん……。ベージュかなぁ」
「ベージュかぁ。私は茶色がいいと思った」
「まあ茶色も綺麗だけどね。どっちもありだと思うけど」
「だよねー。どっちも綺麗だよね。うわー、迷うなぁ」
「ベージュも茶色もサイズの在庫は、あるっぽい?」
「そうだね。あるね」
「とりあえず試着してみる?」
「うん。両方試着してみる」

加奈は、試着室に入っていった。
そしてベージュのチュニックを着ていた。

「どうかな?」
「良いと思う」
「じゃあ次は、茶色着てみるね」
「うん」

またカーテンを閉めて、加奈は着替え始めた。
そして茶色のチュチュを着た。

「どう?」
「うーん……迷うなぁ……。でもどちらかといえば茶色」
「ベージュよりも?」
「うん。ベージュよりも今の茶色の方がさっきより似合ってる気がする」
「うーん……。どっちかなぁ」
「まあゆっくり決めていいよ」

加奈が着替えて出てきた。

「決めた!!茶色にするよ」
「決まった?」
「うん。やっぱり茶色にする」

加奈は会計をしようと財布を出す。

「それ買ってあげようか?」
「えっ?いいの?」
「うん。いいよ」
「でも悪いよ」
「いいよ。たまにはプレゼントするよ」
「じゃあ……お言葉に甘えて」
「うん」

俺は、自分の財布を出して会計をする。

「智也君。ありがとう」
「うん。いいよ。他の店も回る?」
「うん。せっかく来たし、もっと色々見て回ろうよ」

それから他の専門店も色々回ったけど、結局加奈が気に入ってゲットしたのは、最初のアールの服とチュチュで買ったチュニックだけだった。

「二階行ってみようか」
「うん」

二階に上がるとメンズファッションのフロアだ。
前に来た時は、横山に大量の服を買わされて以来だ。

「智也君は、どんな服が好きなの?」
「うーん……。俺さ、基本的にマネキン買いなんだよね」
「ええ!?マネキン買いなの?」
「うん。ファッションセンスがまだまだだからさ。色々勉強してるんだ」
「そうなんだ」
「そうなんだよ。大学時代の友達に服がダサいって言われてさ。結構ショック受けてる。実は、今着てる服もそいつに選んでもらったんだ」
「じゃあ私が似合いそうな服、選んであげようか?」
「おお、それは嬉しいな。是非お願いするよ。じゃあ加奈にコーディネートをお願いするよ」
「おおー、なんだか面白くなってきた。頑張るよ」

加奈はノリノリだった。
最初に入った店舗で、加奈が俺の前に服を出してくる。

「ベージュのズボン。これどう?」
「うん。落ち着いてていいと思う」
「試着してきてよ」
「うん」

俺は加奈が持ってきたベージュのズボンを手に取り、試着室に入っていった。
ベージュのズボンを穿いて、試着室のカーテンを開ける前に自分で鏡でチェックする。
おお、なかなか良い感じじゃないか。
試着室のカーテンを開けた。

「どうかな?」
「あー!!良い感じだよ!!それ買おうよ」
「わかった」

それから加奈が手に持ってきたのは、グレーのズボンだった。

「これもどう?」
「試着してみるよ」

鏡で見ると、グレーのズボンもなかなか良い感じだと思った。
試着室のカーテンを開けて、加奈に感想を聞く。

「どうかな?」
「うん。良いと思う!!じゃあズボンは、この二点ね」

それから他の店舗を何カ所か回った。
加奈が持ってきたのは、紺色の服だった。

「さっきのベージュのズボンに、これ合うかも。紺色のシャツ」
「おおっ。さっきの服に合わせて選んでくれたんだ」
「うん。これは、確かに合うと思うよ」
「それからね。これ。グレーのズボンに黒のシャツ」
「おおー。いいね」

女性目線で服を選んで貰ったのも、もちろん初めての経験だった。
横山に選んでもらった時とは、また違うファッションセンスだった。
服をレジに持っていき、会計を済ませた。

「今度これ着てくるよ」
「うん。着て来てね。楽しみにしてる」

二人共気に入った服を買い、手には買った服の袋をぶら下げて持っている。

「少し休憩しようか?歩き疲れたね。フードコート行って何か飲み物でも飲もうよ」
「うん」

エスカレーターを使って三階へ上った。
三階のフードコートに行って、飲み物を買う。

「あっ!!クレープいいなぁ!!ねぇ、智也君。クレープ食べようよ」
「うん。いいよ」
「クレープって色々種類あるよね」
「うん」
「どれにしようかな。うーん、じゃあ俺は、チョコバナナにするよ」
「私はストロベリーチョコにする」

クレープと飲み物を買って、椅子に座って食べて休憩する。

「この後はどうしようか?他に見たいものある?」
「雑貨屋行きたいな。確か三階のフロアにあるよね」
「うん。いいよ」

休憩が終わり、雑貨屋へ移動する。

「ここの雑貨、可愛いの多いんだー」
「そうなんだ。俺、初めて入ったよ。何か探してるものあるの?」
「うん。ベッドに置ける小さなクッションで良いのないかなって探しててさー」

クッションを置いてあるコーナーに行くと、うつ伏せの状態で、クッションの中に手を入れる事ができるクッションが置いてあった。

「あー、これいいかも!!柔らかいし、手を入れれるんだってさー」
「へぇー。いいじゃん」
「しかも柴犬クッション。可愛いー」
「これにする?」
「うん。これ買う」

加奈は、柴犬のクッションを買った。
気に入ったクッションが見つかったようでよかった。

「ねぇ。智也君。私が好きな紅茶専門店があるんだけど、行ってみない?」
「うん。行ってみようか」

紅茶専門店に行った。
世界各国から取り寄せた紅茶を扱っている店だという。

「あっ、これなんだけどさ。スリランカ産の紅茶なんだけど、桃が入ってるんだ。良い香りするんだよー」
「へぇー。美味しそうだね」
「うん。これティーバックだから簡単に作れるし、私のオススメだよ」
「そうなんだ。じゃあ加奈のオススメだし、俺ちょっとこれ買ってみるよ」
「うん。飲んでみて」

俺は、加奈のオススメの桃の紅茶を買った。
紅茶専門店で紅茶なんて買った事がないから、とても新鮮な気持ちになった。
買い物は、誰かと行くと普段、自分だけでは入らないような店にも入るし、新しい発見があって面白いな。

「あっ、そうだ。思い出した」
「どうしたの?」
「今日、風神雷神の新刊出るんじゃない?」
「あっ!!忘れてた!!智也君、本屋行こう!!」
「うん」

本屋へと向かった。
風神雷神のコミックスの新刊を手に取り、加奈とオススメの漫画を言い合った。

「最近、これにもハマりだしてさ」
「これは?」
「魔女ナース。魔女の女の子が修行の為に人間界に来て人間界で生活するんだけど、お金稼いで生活する為にナースの仕事をやるの」
「どうしてナースに!?」
「制服が可愛いからって理由だったんだけど、夜勤とかが凄く大変で激務だったり、患者が変で癖のある人だったりっていうコメディー作品なんだよ。ギャグが凄く面白いよ」
「何だろう。介護職員として夜勤をやる俺としては、共感できる部分があるかもしれない」
「うん。この魔女の子、激務で疲れ果ててどんどん顔がやつれていって、本当に不気味な魔女みたいになっていくの」
「何じゃ、そりゃ」

俺は、魔女ナースの一巻も買ってみる事にした。
ちょっと楽しみだ。
結局、最後は本屋で漫画を買うというオタクの俺と加奈らしいデートの締めくくりになった。
色々な物を買ったし、とても楽しい時間を過ごすことができた。


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それから数日が経ち、加奈からメッセージが送られてきた。
「智也君。今度の休みの日、ラックス行かない?」
「ラックス?何するの?」
「買い物したい!!服見たいなって」
「いいよ。じゃあ来週の休みは、ラックス行こうよ」
「うん。ありがとうー。じゃあまた来週ね」
「うん。またね」
それから一週間が経った。今日は加奈とラックスで買い物をする事になっている。
ラックスに直接行き、入り口の前で加奈を待っていた。
待ち合わせ時間から十分ほど遅れて加奈がやってきた。
「お待たせー。ごめん、遅くなって」
「ううん。今来たところだから大丈夫だよ。おっ、今日の服可愛い」
「えっ?ほんと?嬉しい」
ファッション雑誌で読んだとおりだ。
デートの時、彼女の服装を褒めると好感度がアップすると書いてあった。
俺はそれを実践した。良い感じの出だしじゃないか。
やるじゃないか。ファッション雑誌。
「とりあえず一番下の階から順番に上がって行こうか」
「うん。そうだね」
ラックスの一階は、主に女性服がメインのフロアだ。
女性の服のショップが色々なところに並んでいる。
「あっ!アール見に行ってもいい?私、アールの服好きなんだ」
「うん。いいよ」
専門店のアールに行くと、清楚な感じの服が沢山並んでいた。
今日加奈が着ている服装と似たような系統の店だ。
加奈は、こういう感じの店が好きなんだな。
「あー、これ可愛い!!」
「おっ、いいね。加奈に似合うんじゃない?」
「ねぇ。智也君は、緑色と水色どっちがいいと思う?」
「うーん……。そうだなぁ。水色の方が綺麗なんじゃない?」
「やっぱりそうだよね。私も水色だと思う。値段は、まあまあだね。高くもないけど安くもないし、やっぱりまあこれくらいするよね」
「試着してみたら?」
「うん。ちょっと着てみる」
加奈が試着室に入って行って着替えて出てきた。
「どう?似合う?」
「うん。似合う。良いと思うよ」
「ほんと?じゃあ買っちゃおうかなー」
他の服も色々見て回ったけど、加奈は水色の服を買った。
なんとなく加奈の好きな服の系統が分かったような気がした。
一階のフロアを歩いていると、加奈がまた立ち止まった。
「あっ!!チュチュだ。ここも見ていい?」
「いいよ」
専門店のチュチュに一緒に入る。
ここは、さっきのアールと違って落ち着いた大人っぽい感じの服がメインで置いてあった。
「こういうのもいいよねぇ。このチュニック良いなぁ」
加奈は、茶色のチュニックを手に取った。
「チュニック?こういうのチュニックって言うの?」
「そうだよ」
「そうなんだ。初めて知ったよ」
「ええー!!」
「だって女の子の服の事なんて全然分からないんだもん」
「そっかぁー」
「でもこのチュニックは、加奈に似合うと思うよ」
「似合うかな?」
「色違いで黒と白とベージュもあるね」
「あー、ベージュもいいかも。どの色がいいかな?」
「うーん……。ベージュかなぁ」
「ベージュかぁ。私は茶色がいいと思った」
「まあ茶色も綺麗だけどね。どっちもありだと思うけど」
「だよねー。どっちも綺麗だよね。うわー、迷うなぁ」
「ベージュも茶色もサイズの在庫は、あるっぽい?」
「そうだね。あるね」
「とりあえず試着してみる?」
「うん。両方試着してみる」
加奈は、試着室に入っていった。
そしてベージュのチュニックを着ていた。
「どうかな?」
「良いと思う」
「じゃあ次は、茶色着てみるね」
「うん」
またカーテンを閉めて、加奈は着替え始めた。
そして茶色のチュチュを着た。
「どう?」
「うーん……迷うなぁ……。でもどちらかといえば茶色」
「ベージュよりも?」
「うん。ベージュよりも今の茶色の方がさっきより似合ってる気がする」
「うーん……。どっちかなぁ」
「まあゆっくり決めていいよ」
加奈が着替えて出てきた。
「決めた!!茶色にするよ」
「決まった?」
「うん。やっぱり茶色にする」
加奈は会計をしようと財布を出す。
「それ買ってあげようか?」
「えっ?いいの?」
「うん。いいよ」
「でも悪いよ」
「いいよ。たまにはプレゼントするよ」
「じゃあ……お言葉に甘えて」
「うん」
俺は、自分の財布を出して会計をする。
「智也君。ありがとう」
「うん。いいよ。他の店も回る?」
「うん。せっかく来たし、もっと色々見て回ろうよ」
それから他の専門店も色々回ったけど、結局加奈が気に入ってゲットしたのは、最初のアールの服とチュチュで買ったチュニックだけだった。
「二階行ってみようか」
「うん」
二階に上がるとメンズファッションのフロアだ。
前に来た時は、横山に大量の服を買わされて以来だ。
「智也君は、どんな服が好きなの?」
「うーん……。俺さ、基本的にマネキン買いなんだよね」
「ええ!?マネキン買いなの?」
「うん。ファッションセンスがまだまだだからさ。色々勉強してるんだ」
「そうなんだ」
「そうなんだよ。大学時代の友達に服がダサいって言われてさ。結構ショック受けてる。実は、今着てる服もそいつに選んでもらったんだ」
「じゃあ私が似合いそうな服、選んであげようか?」
「おお、それは嬉しいな。是非お願いするよ。じゃあ加奈にコーディネートをお願いするよ」
「おおー、なんだか面白くなってきた。頑張るよ」
加奈はノリノリだった。
最初に入った店舗で、加奈が俺の前に服を出してくる。
「ベージュのズボン。これどう?」
「うん。落ち着いてていいと思う」
「試着してきてよ」
「うん」
俺は加奈が持ってきたベージュのズボンを手に取り、試着室に入っていった。
ベージュのズボンを穿いて、試着室のカーテンを開ける前に自分で鏡でチェックする。
おお、なかなか良い感じじゃないか。
試着室のカーテンを開けた。
「どうかな?」
「あー!!良い感じだよ!!それ買おうよ」
「わかった」
それから加奈が手に持ってきたのは、グレーのズボンだった。
「これもどう?」
「試着してみるよ」
鏡で見ると、グレーのズボンもなかなか良い感じだと思った。
試着室のカーテンを開けて、加奈に感想を聞く。
「どうかな?」
「うん。良いと思う!!じゃあズボンは、この二点ね」
それから他の店舗を何カ所か回った。
加奈が持ってきたのは、紺色の服だった。
「さっきのベージュのズボンに、これ合うかも。紺色のシャツ」
「おおっ。さっきの服に合わせて選んでくれたんだ」
「うん。これは、確かに合うと思うよ」
「それからね。これ。グレーのズボンに黒のシャツ」
「おおー。いいね」
女性目線で服を選んで貰ったのも、もちろん初めての経験だった。
横山に選んでもらった時とは、また違うファッションセンスだった。
服をレジに持っていき、会計を済ませた。
「今度これ着てくるよ」
「うん。着て来てね。楽しみにしてる」
二人共気に入った服を買い、手には買った服の袋をぶら下げて持っている。
「少し休憩しようか?歩き疲れたね。フードコート行って何か飲み物でも飲もうよ」
「うん」
エスカレーターを使って三階へ上った。
三階のフードコートに行って、飲み物を買う。
「あっ!!クレープいいなぁ!!ねぇ、智也君。クレープ食べようよ」
「うん。いいよ」
「クレープって色々種類あるよね」
「うん」
「どれにしようかな。うーん、じゃあ俺は、チョコバナナにするよ」
「私はストロベリーチョコにする」
クレープと飲み物を買って、椅子に座って食べて休憩する。
「この後はどうしようか?他に見たいものある?」
「雑貨屋行きたいな。確か三階のフロアにあるよね」
「うん。いいよ」
休憩が終わり、雑貨屋へ移動する。
「ここの雑貨、可愛いの多いんだー」
「そうなんだ。俺、初めて入ったよ。何か探してるものあるの?」
「うん。ベッドに置ける小さなクッションで良いのないかなって探しててさー」
クッションを置いてあるコーナーに行くと、うつ伏せの状態で、クッションの中に手を入れる事ができるクッションが置いてあった。
「あー、これいいかも!!柔らかいし、手を入れれるんだってさー」
「へぇー。いいじゃん」
「しかも柴犬クッション。可愛いー」
「これにする?」
「うん。これ買う」
加奈は、柴犬のクッションを買った。
気に入ったクッションが見つかったようでよかった。
「ねぇ。智也君。私が好きな紅茶専門店があるんだけど、行ってみない?」
「うん。行ってみようか」
紅茶専門店に行った。
世界各国から取り寄せた紅茶を扱っている店だという。
「あっ、これなんだけどさ。スリランカ産の紅茶なんだけど、桃が入ってるんだ。良い香りするんだよー」
「へぇー。美味しそうだね」
「うん。これティーバックだから簡単に作れるし、私のオススメだよ」
「そうなんだ。じゃあ加奈のオススメだし、俺ちょっとこれ買ってみるよ」
「うん。飲んでみて」
俺は、加奈のオススメの桃の紅茶を買った。
紅茶専門店で紅茶なんて買った事がないから、とても新鮮な気持ちになった。
買い物は、誰かと行くと普段、自分だけでは入らないような店にも入るし、新しい発見があって面白いな。
「あっ、そうだ。思い出した」
「どうしたの?」
「今日、風神雷神の新刊出るんじゃない?」
「あっ!!忘れてた!!智也君、本屋行こう!!」
「うん」
本屋へと向かった。
風神雷神のコミックスの新刊を手に取り、加奈とオススメの漫画を言い合った。
「最近、これにもハマりだしてさ」
「これは?」
「魔女ナース。魔女の女の子が修行の為に人間界に来て人間界で生活するんだけど、お金稼いで生活する為にナースの仕事をやるの」
「どうしてナースに!?」
「制服が可愛いからって理由だったんだけど、夜勤とかが凄く大変で激務だったり、患者が変で癖のある人だったりっていうコメディー作品なんだよ。ギャグが凄く面白いよ」
「何だろう。介護職員として夜勤をやる俺としては、共感できる部分があるかもしれない」
「うん。この魔女の子、激務で疲れ果ててどんどん顔がやつれていって、本当に不気味な魔女みたいになっていくの」
「何じゃ、そりゃ」
俺は、魔女ナースの一巻も買ってみる事にした。
ちょっと楽しみだ。
結局、最後は本屋で漫画を買うというオタクの俺と加奈らしいデートの締めくくりになった。
色々な物を買ったし、とても楽しい時間を過ごすことができた。