第15話:資本の怪物を撃て
ー/ー幕張の現場での「魂の浄化」を経て、トラスト・アイはもはや一企業の枠を超えつつあった。全国から「自分もあの看板の下で働きたい」と願う職人たちが相模原の事務所を訪れ、その熱気は国道16号線の喧騒をかき消すほどだった。しかし、組織が熱を帯びれば帯びるほど、その眩しい光は、影に潜む「強欲な捕食者」の目を引き寄せる。
六本木一丁目の超高層ビル。その最上階にある会議室で、一人の男がタブレットの画面を眺めていた。 「……面白い。非効率極まりない精神論を掲げながら、営業利益率が業界平均の三倍を超えている。……この『トラスト・アイ』という会社、磨けばダイヤモンドになるが、今のままでは泥が付いた石ころだ」
男の名は、エドワード・チェン。世界規模で建設・不動産利権を買い叩く外資系投資ファンド『グローバル・ビルド』の日本代表だ。彼の前には、トラスト・アイの精緻な財務諸表と、そして「ある名簿」が置かれていた。
数日後。相模原の事務所に、予告もなくチェンが現れた。 仕立ての良いイタリア製のスーツに、冷徹な理性を湛えた瞳。プレハブの床を叩く革靴の音が、事務所内の職人たちの足音とは決定的に異質な響きを立てていた。
「相沢社長。……単刀直入に申し上げましょう。我がファンドは、貴社の発行済み株式の三十五パーセントを、市場外取引で既に取得しました」
犬飼が隣で息を呑むのが分かった。 「……三十五パーセント……。いつの間に……」
「建設業界の再編は、現場ではなく数字で決まるのですよ、犬飼さん。……相沢社長。私はあなたの『信条(クレド)』を否定はしない。だが、今のやり方はあまりにも非合理的だ。……朝の三十分のミーティング? 職人への厚すぎる福利厚生? 無駄だ。すべてをカットし、職人を『個人事業主の派遣』として再契約させれば、利益はさらに五倍に跳ね上がる」
チェンの言葉は、氷のように冷たく、逃げ場を許さない説得力を持っていた。 「そうなれば、あなたは日本で最も裕福な建設会社のオーナーになれる。……どうです、この契約書にサインを」
恒一は、チェンが差し出したプラチナ製の万年筆を見つめた。 その隣で、理恵が震える手でお茶を差し出している。恒一は、ゆっくりと立ち上がった。
「……チェンさん。あんたの言う『利益』の中に、職人の笑顔は入ってるか?」
「……笑顔? 経済学の用語に、そんな情緒的な言葉はありません。あるのは配当と、株価の推移だけだ」
「……だったら、お引き取り願おう。……俺の会社は、あんたの数字の遊び道具じゃねぇ。……一本の線に魂を込める。その魂を金で買おうなんて、百年早いんだよ」
恒一の拒絶に、チェンの口角が微かに上がった。 「……そうですか。ならば、力ずくで奪うまでです。……明日から、貴社のメインバンク、そして大口の施主たちに『グローバル・ビルド』としての意思決定を伝えます。……あなたが守ろうとしている『絆』が、資本という暴力の前にどれほど無力か、思い知らせてあげましょう」
チェンが去った後、事務所はかつてない静寂に包まれた。 大和建設との戦いは、いわば「現場の喧嘩」だった。だが、今度の敵は「ルールそのもの」を書き換えてくる怪物だ。
翌日から、トラスト・アイへの猛攻が始まった。 「……社長! 銀行から、運転資金の即時返済を求められています!
チェンが裏で銀行の親会社に手を回したようです!」 「……資材卸の最大手からも、取引停止の連絡が! 全てグローバル・ビルドの傘下企業です!」
追い打ちをかけるように、社内にも亀裂が走った。 「……なあ、社長。チェンの方に付いた方が、俺たちの将来は安泰なんじゃないのか?」
一部の若手社員たちが、チェンの提示した「高額な一時金」という餌に揺れ動いていた。
「……信条(クレド)じゃ腹は膨れないってことですよ」 かつて佐藤が吐き捨てた言葉が、再び事務所に呪いのように漂い始める。
その夜。恒一は一人、暗い事務所で図面を広げていた。 そこに、源さんと柴崎、そして真治が入ってきた。
「……恒一。苦しい時だな」 源さんが、温かい缶コーヒーを恒一の頬に当てた。
「……源さん。……俺、間違ってたのかな。職人を守るために会社をデカくしたつもりが、デカくなりすぎて、守りきれなくなっちまった」
「……馬鹿野郎」 柴崎が、恒一の頭を軽く叩いた。 「……お前が守ってるのは、会社っていう『箱』じゃねぇだろ。……お前が繋いだ『線』だ。……思い出せよ。あの三億二千万、誰が貸してくれた?」
恒一は目を見開いた。 「……相模原の、職人たち……」
「そうだ。……チェンが持ってるのは、ただの紙切れだ。……だが、俺たちが持ってるのは、この街中に張り巡らされた『トラスト・アイが繋いだネットワーク』だ。……数字にできない力が、まだ残ってるだろ」
恒一は立ち上がり、犬飼を呼び寄せた。 「……犬飼さん。……逆買収(バイバック)を仕掛ける。……ただし、ファンドから金を借りるんじゃない。……『現場』から借りるんだ」
「……現場から? ですが、数十億という資金をどうやって……」
「トラスト・アイの株を、一口十万円で、現場の職人たちに公開する。……この会社を、俺のものじゃなく、俺たち全員のものにするんだ」
それは、日本の建設業界史上、前代未聞の「社員・職人による直接保有」への挑戦だった。
翌朝。恒一は全国の現場に、同時配信で語りかけた。 「……みんな、聞いてくれ。……今、うちの会社は、数字しか見ない怪物に飲み込まれようとしている。……俺は、それを阻止したい。……だが、俺一人の力じゃ足りない」
恒一は、自分の指先の傷をカメラに見せた。 「……この会社は、誰の持ち物でもない。一本の線に魂を込めてきた、お前ら全員のものだ。……もし、この信条を信じてくれるなら、俺に力を貸してほしい。……この会社を、俺たちの手で買い戻そう」
配信が終わった直後、事務所の電話が再び鳴り始めた。 だが今度は、督促の電話ではない。
「……社長! 山形の協力会社から、五口申し込みが入りました!」 「……幕張の現場の職人たち、全員が給料を株に回すって言ってます!」 「……地元の商店街の皆さんも、『相沢くんの会社なら』って……!」
小口の資金が、まるで一本一本の細い線が束ねられて太い幹線になるように、凄まじい勢いで集まり始めた。 「十万」「二十万」「五十万」……。 それはチェンが動かす「冷たい巨額」ではなく、一人一人の職人が、汗と泥にまみれて稼いだ「熱い一円」の集合体だった。
一週間後。グローバル・ビルドの臨時株主総会。 チェンは自信満々に、恒一の解任案を提出しようとしていた。
「……相沢社長。無駄な抵抗でしたね。……では、議決権を行使しましょう」
「……待て」
恒一は、背後に控える犬飼から手渡された書類を、テーブルに置いた。 「……チェンさん。あんたの持ってる三十五パーセント……。……残念ながら、それはもう筆頭株主じゃない」
「……何だと?」
「……俺たちの新しい株主名簿を見てくれ。……一万二千人の職人と、地元の住人たち。……彼らが保有する議決権を合わせれば、五十一パーセントを超える。……この会社は、もうあんたの数字では動かせない」
チェンは、差し出された名簿を奪い取るようにして見た。 そこには、全国各地の職人たちの名前が、びっしりと書き込まれていた。
「……あり得ない。……こんな、小銭をかき集めたようなやり方で……」
「小銭じゃねぇ。……これは、俺たちが繋いできた『信頼(トラスト)』の総量だ」
恒一は、チェンの目を真っ直ぐに見据えた。 「……あんたは、職人をコストだと呼んだ。……だが、俺たちにとって職人は、この国を支える光そのものだ。……その光を消そうとする奴に、俺たちの現場は渡さねぇ」
チェンは、初めて苦々しい表情を見せ、書類を叩きつけた。 「……効率の悪い会社だ。……いずれ、その重みに耐えきれず沈むことになるだろうよ」
「……沈まねぇよ。……俺たちには、支え合える絆(ワイヤー)があるからな」
チェンが敗北を認め、会議室を去った。 事務所に戻った恒一を、割れんばかりの拍手と歓声が迎えた。 理恵は泣きながら、恒一の背中を叩いた。真治は野村と肩を組み、大声で笑っている。
恒一は、再び壁の『信条(クレド)』を見上げた。 そこには、誰の手によってか、新しい一文が書き加えられていた。
『三、我々は、互いの絆を最大の資産とする。苦難の時こそ、繋いだ手を離すな』
恒一は、窓の外に広がる相模原の景色を見た。 夕暮れ時、街中の家々に明かりが灯り始める。 その一つ一つの明かりを、自分たちが守り抜いたのだという実感が、恒一の胸を熱く焦がした。
「……相沢社長。……これから、どうしますか?」
犬飼が、新しい株主名簿を誇らしげに掲げた。
「……決まってるだろ。……この一万二千人の株主たちに、最高の配当を出すんだ。……金じゃない。……『この会社で働いていて良かった』っていう、職人のプライドをな」
恒一はペンチを手に取り、慣れた手つきで腰袋に収めた。 組織は、もはや怪物に怯えることはない。 それは、自らの意志で光を放ち、日本の暗い建設業界を根底から照らし出す、巨大な「太陽」へと成長していた。
夜の闇が降りてくる。 だが、トラスト・アイの事務所から漏れる光は、これまで以上に強く、暖かく、相模原の街を包み込んでいた。
恒一は、理恵の手を握り、ゆっくりと歩き出した。 「……さあ、明日の現場の準備をしよう」
六本木一丁目の超高層ビル。その最上階にある会議室で、一人の男がタブレットの画面を眺めていた。 「……面白い。非効率極まりない精神論を掲げながら、営業利益率が業界平均の三倍を超えている。……この『トラスト・アイ』という会社、磨けばダイヤモンドになるが、今のままでは泥が付いた石ころだ」
男の名は、エドワード・チェン。世界規模で建設・不動産利権を買い叩く外資系投資ファンド『グローバル・ビルド』の日本代表だ。彼の前には、トラスト・アイの精緻な財務諸表と、そして「ある名簿」が置かれていた。
数日後。相模原の事務所に、予告もなくチェンが現れた。 仕立ての良いイタリア製のスーツに、冷徹な理性を湛えた瞳。プレハブの床を叩く革靴の音が、事務所内の職人たちの足音とは決定的に異質な響きを立てていた。
「相沢社長。……単刀直入に申し上げましょう。我がファンドは、貴社の発行済み株式の三十五パーセントを、市場外取引で既に取得しました」
犬飼が隣で息を呑むのが分かった。 「……三十五パーセント……。いつの間に……」
「建設業界の再編は、現場ではなく数字で決まるのですよ、犬飼さん。……相沢社長。私はあなたの『信条(クレド)』を否定はしない。だが、今のやり方はあまりにも非合理的だ。……朝の三十分のミーティング? 職人への厚すぎる福利厚生? 無駄だ。すべてをカットし、職人を『個人事業主の派遣』として再契約させれば、利益はさらに五倍に跳ね上がる」
チェンの言葉は、氷のように冷たく、逃げ場を許さない説得力を持っていた。 「そうなれば、あなたは日本で最も裕福な建設会社のオーナーになれる。……どうです、この契約書にサインを」
恒一は、チェンが差し出したプラチナ製の万年筆を見つめた。 その隣で、理恵が震える手でお茶を差し出している。恒一は、ゆっくりと立ち上がった。
「……チェンさん。あんたの言う『利益』の中に、職人の笑顔は入ってるか?」
「……笑顔? 経済学の用語に、そんな情緒的な言葉はありません。あるのは配当と、株価の推移だけだ」
「……だったら、お引き取り願おう。……俺の会社は、あんたの数字の遊び道具じゃねぇ。……一本の線に魂を込める。その魂を金で買おうなんて、百年早いんだよ」
恒一の拒絶に、チェンの口角が微かに上がった。 「……そうですか。ならば、力ずくで奪うまでです。……明日から、貴社のメインバンク、そして大口の施主たちに『グローバル・ビルド』としての意思決定を伝えます。……あなたが守ろうとしている『絆』が、資本という暴力の前にどれほど無力か、思い知らせてあげましょう」
チェンが去った後、事務所はかつてない静寂に包まれた。 大和建設との戦いは、いわば「現場の喧嘩」だった。だが、今度の敵は「ルールそのもの」を書き換えてくる怪物だ。
翌日から、トラスト・アイへの猛攻が始まった。 「……社長! 銀行から、運転資金の即時返済を求められています!
チェンが裏で銀行の親会社に手を回したようです!」 「……資材卸の最大手からも、取引停止の連絡が! 全てグローバル・ビルドの傘下企業です!」
追い打ちをかけるように、社内にも亀裂が走った。 「……なあ、社長。チェンの方に付いた方が、俺たちの将来は安泰なんじゃないのか?」
一部の若手社員たちが、チェンの提示した「高額な一時金」という餌に揺れ動いていた。
「……信条(クレド)じゃ腹は膨れないってことですよ」 かつて佐藤が吐き捨てた言葉が、再び事務所に呪いのように漂い始める。
その夜。恒一は一人、暗い事務所で図面を広げていた。 そこに、源さんと柴崎、そして真治が入ってきた。
「……恒一。苦しい時だな」 源さんが、温かい缶コーヒーを恒一の頬に当てた。
「……源さん。……俺、間違ってたのかな。職人を守るために会社をデカくしたつもりが、デカくなりすぎて、守りきれなくなっちまった」
「……馬鹿野郎」 柴崎が、恒一の頭を軽く叩いた。 「……お前が守ってるのは、会社っていう『箱』じゃねぇだろ。……お前が繋いだ『線』だ。……思い出せよ。あの三億二千万、誰が貸してくれた?」
恒一は目を見開いた。 「……相模原の、職人たち……」
「そうだ。……チェンが持ってるのは、ただの紙切れだ。……だが、俺たちが持ってるのは、この街中に張り巡らされた『トラスト・アイが繋いだネットワーク』だ。……数字にできない力が、まだ残ってるだろ」
恒一は立ち上がり、犬飼を呼び寄せた。 「……犬飼さん。……逆買収(バイバック)を仕掛ける。……ただし、ファンドから金を借りるんじゃない。……『現場』から借りるんだ」
「……現場から? ですが、数十億という資金をどうやって……」
「トラスト・アイの株を、一口十万円で、現場の職人たちに公開する。……この会社を、俺のものじゃなく、俺たち全員のものにするんだ」
それは、日本の建設業界史上、前代未聞の「社員・職人による直接保有」への挑戦だった。
翌朝。恒一は全国の現場に、同時配信で語りかけた。 「……みんな、聞いてくれ。……今、うちの会社は、数字しか見ない怪物に飲み込まれようとしている。……俺は、それを阻止したい。……だが、俺一人の力じゃ足りない」
恒一は、自分の指先の傷をカメラに見せた。 「……この会社は、誰の持ち物でもない。一本の線に魂を込めてきた、お前ら全員のものだ。……もし、この信条を信じてくれるなら、俺に力を貸してほしい。……この会社を、俺たちの手で買い戻そう」
配信が終わった直後、事務所の電話が再び鳴り始めた。 だが今度は、督促の電話ではない。
「……社長! 山形の協力会社から、五口申し込みが入りました!」 「……幕張の現場の職人たち、全員が給料を株に回すって言ってます!」 「……地元の商店街の皆さんも、『相沢くんの会社なら』って……!」
小口の資金が、まるで一本一本の細い線が束ねられて太い幹線になるように、凄まじい勢いで集まり始めた。 「十万」「二十万」「五十万」……。 それはチェンが動かす「冷たい巨額」ではなく、一人一人の職人が、汗と泥にまみれて稼いだ「熱い一円」の集合体だった。
一週間後。グローバル・ビルドの臨時株主総会。 チェンは自信満々に、恒一の解任案を提出しようとしていた。
「……相沢社長。無駄な抵抗でしたね。……では、議決権を行使しましょう」
「……待て」
恒一は、背後に控える犬飼から手渡された書類を、テーブルに置いた。 「……チェンさん。あんたの持ってる三十五パーセント……。……残念ながら、それはもう筆頭株主じゃない」
「……何だと?」
「……俺たちの新しい株主名簿を見てくれ。……一万二千人の職人と、地元の住人たち。……彼らが保有する議決権を合わせれば、五十一パーセントを超える。……この会社は、もうあんたの数字では動かせない」
チェンは、差し出された名簿を奪い取るようにして見た。 そこには、全国各地の職人たちの名前が、びっしりと書き込まれていた。
「……あり得ない。……こんな、小銭をかき集めたようなやり方で……」
「小銭じゃねぇ。……これは、俺たちが繋いできた『信頼(トラスト)』の総量だ」
恒一は、チェンの目を真っ直ぐに見据えた。 「……あんたは、職人をコストだと呼んだ。……だが、俺たちにとって職人は、この国を支える光そのものだ。……その光を消そうとする奴に、俺たちの現場は渡さねぇ」
チェンは、初めて苦々しい表情を見せ、書類を叩きつけた。 「……効率の悪い会社だ。……いずれ、その重みに耐えきれず沈むことになるだろうよ」
「……沈まねぇよ。……俺たちには、支え合える絆(ワイヤー)があるからな」
チェンが敗北を認め、会議室を去った。 事務所に戻った恒一を、割れんばかりの拍手と歓声が迎えた。 理恵は泣きながら、恒一の背中を叩いた。真治は野村と肩を組み、大声で笑っている。
恒一は、再び壁の『信条(クレド)』を見上げた。 そこには、誰の手によってか、新しい一文が書き加えられていた。
『三、我々は、互いの絆を最大の資産とする。苦難の時こそ、繋いだ手を離すな』
恒一は、窓の外に広がる相模原の景色を見た。 夕暮れ時、街中の家々に明かりが灯り始める。 その一つ一つの明かりを、自分たちが守り抜いたのだという実感が、恒一の胸を熱く焦がした。
「……相沢社長。……これから、どうしますか?」
犬飼が、新しい株主名簿を誇らしげに掲げた。
「……決まってるだろ。……この一万二千人の株主たちに、最高の配当を出すんだ。……金じゃない。……『この会社で働いていて良かった』っていう、職人のプライドをな」
恒一はペンチを手に取り、慣れた手つきで腰袋に収めた。 組織は、もはや怪物に怯えることはない。 それは、自らの意志で光を放ち、日本の暗い建設業界を根底から照らし出す、巨大な「太陽」へと成長していた。
夜の闇が降りてくる。 だが、トラスト・アイの事務所から漏れる光は、これまで以上に強く、暖かく、相模原の街を包み込んでいた。
恒一は、理恵の手を握り、ゆっくりと歩き出した。 「……さあ、明日の現場の準備をしよう」
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