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スライム

ー/ー



 サキタマをシュンの使い魔として登録が終わり、早速クエストを受ける。

 シュンが壁から剥がしたのは、異常発生したスライムの駆除だ。

「ユキミさんやチフリさんには退屈かもしれんが、低ランクだとこんなもんだな」

 街はずれの野原まで4人は向かった。

 道すがら、スライムを見つけたので、シュンは皆に尋ねる。

「スライムの倒し方はご存じで?」

 ユキミは答えた。

「私の国には居なかったが、冒険の道中倒したから問題ない」

 チフリも同じようだ。

「大丈夫です」

 サキタマは焦りながら答える。

「え、えーっと、昔に倒したことはあったんじゃが……」

 シュンは察し、説明を入れてやる。

「スライムはこの、中心の水色の核を潰すんだ。そうすれば死ぬ」

 そう言ってシュンは剣をスライムに突き刺し、核を潰した。

 途端に形を保てなくなり、どろどろと溶けるスライム。

 それを見てサキタマは言った。

「あのー、ワシ武器持っていないんじゃが?」

「その辺の木の棒で突いとけ、それか(おとり)になれ」

「いやじゃあああ!! もっとカッコよく戦いたいのじゃあああ!!!」

 サキタマを無視して皆は発生源まで進む。

 ユキミはシュンにスライムについて尋ねた。

「しかし、あんなに弱いスライムをどうして駆除するのだ?」

「あー、アイツら弱いけど農作物を食うし、子供には危険だからね」

「なるほど、そうだったか」

 最近ユキミは自分達に対して緊張して話さないなと、ふとシュンは思う。

 発生源ではスライムが百匹近く群生していた。

 チフリはポツリと言葉を零す。

「これだけいると気持ちわるいですね」

「あぁ、さっさとやっちまうぞ!」

 皆で武器を持ってスライムの駆除を始めた。

 ユキミとシュンは剣先でスライムを突き、チフリは鎖付きの短剣を投げて、スライムの核を潰していった。

 サキタマは暇そうに座って見ている。

 シュンはそんなちびっ子に叫んだ。

「おい、使い魔。お前も手伝え」

「使い魔いうでない!! それじゃやってみるのじゃ!」

 サキタマは炎を短剣の形にし、スライムに飛ばす。

 当たるとじゅうううっと音を立ててスライムが溶けた。

「どうじゃ見たか!」

 そんなサキタマを皆、驚きの表情で見ていた。

「やっとワシの凄さがわかったかのう?」

 だが、視線は自分ではなく、後ろに向かっていた。

「お前!! 後ろ後ろ!!」

「のじゃ?」

 サキタマの後ろには三メートルもあろうかという巨大なスライムが地面から湧き出ていた。

「いやああああああ!!!」

 叫んでいる途中でサキタマは取り込まれる。

 ユキミが前に出た。

「サキタマ!!」

 氷の魔法を使おうとするが、シュンに止められる。

「まずい、スライム凍らせたらアイツまでカチンコチンだ!」

「っつ!!」

 ユキミは氷を放つ手を止め、剣を構えた。

 チフリが短剣を飛ばし、核を潰そうとするも、スライムの粘液の勢いで届かない。

 どうしようかと考え、ユキミは単身スライムに突っ込み、体当たりをした。

 思わず驚いてシュンが叫んだ。

「ユキミさん!?」

 ユキミはスライムの中をもがいて中心まで向かう。

 そして、核に剣を突き刺した。

 どろりと溶けて消えるスライム。

 ユキミとサキタマはどろどろのねちょねちょでその場に倒れていた。


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 シュンが壁から剥がしたのは、異常発生したスライムの駆除だ。
「ユキミさんやチフリさんには退屈かもしれんが、低ランクだとこんなもんだな」
 街はずれの野原まで4人は向かった。
 道すがら、スライムを見つけたので、シュンは皆に尋ねる。
「スライムの倒し方はご存じで?」
 ユキミは答えた。
「私の国には居なかったが、冒険の道中倒したから問題ない」
 チフリも同じようだ。
「大丈夫です」
 サキタマは焦りながら答える。
「え、えーっと、昔に倒したことはあったんじゃが……」
 シュンは察し、説明を入れてやる。
「スライムはこの、中心の水色の核を潰すんだ。そうすれば死ぬ」
 そう言ってシュンは剣をスライムに突き刺し、核を潰した。
 途端に形を保てなくなり、どろどろと溶けるスライム。
 それを見てサキタマは言った。
「あのー、ワシ武器持っていないんじゃが?」
「その辺の木の棒で突いとけ、それか|囮《おとり》になれ」
「いやじゃあああ!! もっとカッコよく戦いたいのじゃあああ!!!」
 サキタマを無視して皆は発生源まで進む。
 ユキミはシュンにスライムについて尋ねた。
「しかし、あんなに弱いスライムをどうして駆除するのだ?」
「あー、アイツら弱いけど農作物を食うし、子供には危険だからね」
「なるほど、そうだったか」
 最近ユキミは自分達に対して緊張して話さないなと、ふとシュンは思う。
 発生源ではスライムが百匹近く群生していた。
 チフリはポツリと言葉を零す。
「これだけいると気持ちわるいですね」
「あぁ、さっさとやっちまうぞ!」
 皆で武器を持ってスライムの駆除を始めた。
 ユキミとシュンは剣先でスライムを突き、チフリは鎖付きの短剣を投げて、スライムの核を潰していった。
 サキタマは暇そうに座って見ている。
 シュンはそんなちびっ子に叫んだ。
「おい、使い魔。お前も手伝え」
「使い魔いうでない!! それじゃやってみるのじゃ!」
 サキタマは炎を短剣の形にし、スライムに飛ばす。
 当たるとじゅうううっと音を立ててスライムが溶けた。
「どうじゃ見たか!」
 そんなサキタマを皆、驚きの表情で見ていた。
「やっとワシの凄さがわかったかのう?」
 だが、視線は自分ではなく、後ろに向かっていた。
「お前!! 後ろ後ろ!!」
「のじゃ?」
 サキタマの後ろには三メートルもあろうかという巨大なスライムが地面から湧き出ていた。
「いやああああああ!!!」
 叫んでいる途中でサキタマは取り込まれる。
 ユキミが前に出た。
「サキタマ!!」
 氷の魔法を使おうとするが、シュンに止められる。
「まずい、スライム凍らせたらアイツまでカチンコチンだ!」
「っつ!!」
 ユキミは氷を放つ手を止め、剣を構えた。
 チフリが短剣を飛ばし、核を潰そうとするも、スライムの粘液の勢いで届かない。
 どうしようかと考え、ユキミは単身スライムに突っ込み、体当たりをした。
 思わず驚いてシュンが叫んだ。
「ユキミさん!?」
 ユキミはスライムの中をもがいて中心まで向かう。
 そして、核に剣を突き刺した。
 どろりと溶けて消えるスライム。
 ユキミとサキタマはどろどろのねちょねちょでその場に倒れていた。