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34人目

ー/ー



 幽霊が存在しないという証拠もないが、存在するという証拠もない。
 この女は盲目的に心霊現象を信じて騒ぐ輩をいつも見下していた。
 揃えて脱ぎ捨てられた彼女の靴がおぼろげに霞みはじめる。そろそろ本体も消える頃か。君の存在の証明が難しくなるな。
 屋上で缶コーヒー片手に僕はひとり呟く。


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 幽霊が存在しないという証拠もないが、存在するという証拠もない。
 この女は盲目的に心霊現象を信じて騒ぐ輩をいつも見下していた。
 揃えて脱ぎ捨てられた彼女の靴がおぼろげに霞みはじめる。そろそろ本体も消える頃か。君の存在の証明が難しくなるな。
 屋上で缶コーヒー片手に僕はひとり呟く。