第6羽 ありがとう! すっきりしたよ??
ー/ー
「うおぉぉぉっっっーーー!!!」
こむぎちゃん、さっきから私の足元で八の字を描きながら猛スピードで走り回っている。店長さんが教えてくれたんだけど、ウサギさんって十二支の中で一番速い生き物なんだって! 初耳だよね!!
「ひゃっはぁーーーっっっ!!!」
こむぎちゃん、テンションが高まるとこうやって後ろ足ジャンプもしたりする。着地する姿はまるで陸上選手。すっごーい!!
「うぅおぉぉぉっっっーーー!!!」
こむぎちゃん、今度は張り切って穴掘りを始める。前足の動きが激しすぎて、カーペットに穴が開いちゃうんじゃないかって心配になる。
「うんっしょ! うんっしょ!」
掘った後はこうやって前足でカーペットを均す。店長さんの話だと、野生の時に巣作りする習性のなごりらしい。そうして、また前足でカーペットを掘るの繰り返し。こむぎちゃん、今日もお仕事に精が出てる。
「はぁー、疲れたぁ!」
一通りの作業が終わると、こうやってこむぎちゃんは前足を伸ばして休憩する。よっぽど疲れたのか、あくびまでしている。普段は可愛いこむぎちゃんも、あくびの瞬間だけは鋭い前歯をむき出しにする。その顔は、ある意味でウサギの悪魔なのかもしれない。
「あれ? なんだろう??」
眠そうなこむぎちゃんの横顔をよく見ると、頬から何かが飛び出してる。これって、もしかして......!!?
「もしかして......スポ毛!!?」
店長さんの話だと、ウサギさんは頬辺りに筆先みたいに毛が固まるみたい。確か、店長さんはそれをスポ毛って言ってて、抜いた時の感覚がたまらなく気持ち良いんだって。本当かなぁ??
「こむぎちゃん、動かないでね......!」
私はこむぎちゃんに気付かれないように、そっと頬へ手を伸ばす。ここでこむぎちゃんに気付かれたら、スポ毛を抜けなくなっちゃう!
「......よし、スポ毛を掴んだ!」
どうにかこむぎちゃんのスポ毛を確保。あとは抜くだけだ。初めてのスポ毛抜き、緊張の瞬間......!!
「スポッ!」
スポ毛抜き成功! それはこむぎちゃんの頬から綺麗に抜けた。店長が話した通り、スポ毛は筆先みたいで変な形。けれど、抜いた時の気持ち良さはたまらない!! なるほど、店長さんが夢中になるわけだ。
「ありがとう! すっきりしたよ??」
こむぎちゃんはスポ毛を抜かれても、痛がるどころか嬉しそうな表情をしている。スポ毛抜き、クセになっちゃいそう??
この時、私の中で言葉に出来ない快感が目覚めた。
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「ひゃっはぁーーーっっっ!!!」
こむぎちゃん、テンションが高まるとこうやって後ろ足ジャンプもしたりする。着地する姿はまるで陸上選手。すっごーい!!
「うぅおぉぉぉっっっーーー!!!」
こむぎちゃん、今度は張り切って穴掘りを始める。前足の動きが激しすぎて、カーペットに穴が開いちゃうんじゃないかって心配になる。
「うんっしょ! うんっしょ!」
掘った後はこうやって前足でカーペットを均す。店長さんの話だと、野生の時に巣作りする習性のなごりらしい。そうして、また前足でカーペットを掘るの繰り返し。こむぎちゃん、今日もお仕事に精が出てる。
「はぁー、疲れたぁ!」
一通りの作業が終わると、こうやってこむぎちゃんは前足を伸ばして休憩する。よっぽど疲れたのか、あくびまでしている。普段は可愛いこむぎちゃんも、あくびの瞬間だけは鋭い前歯をむき出しにする。その顔は、ある意味でウサギの悪魔なのかもしれない。
「あれ? なんだろう??」
眠そうなこむぎちゃんの横顔をよく見ると、頬から何かが飛び出してる。これって、もしかして......!!?
「もしかして......スポ毛!!?」
店長さんの話だと、ウサギさんは頬辺りに筆先みたいに毛が固まるみたい。確か、店長さんはそれを|スポ毛《・・・》って言ってて、抜いた時の感覚がたまらなく気持ち良いんだって。本当かなぁ??
「こむぎちゃん、動かないでね......!」
私はこむぎちゃんに気付かれないように、そっと頬へ手を伸ばす。ここでこむぎちゃんに気付かれたら、スポ毛を抜けなくなっちゃう!
「......よし、スポ毛を掴んだ!」
どうにかこむぎちゃんのスポ毛を確保。あとは抜くだけだ。初めてのスポ毛抜き、緊張の瞬間......!!
「スポッ!」
スポ毛抜き成功! それはこむぎちゃんの頬から綺麗に抜けた。店長が話した通り、スポ毛は筆先みたいで変な形。けれど、抜いた時の気持ち良さはたまらない!! なるほど、店長さんが夢中になるわけだ。
「ありがとう! すっきりしたよ??」
こむぎちゃんはスポ毛を抜かれても、痛がるどころか嬉しそうな表情をしている。スポ毛抜き、クセになっちゃいそう??
この時、私の中で言葉に出来ない快感が目覚めた。