(ここは・・・・どこだ?)
シンが気が付くと見知らぬ家にいた。
(俺・・・高校から帰っていたはずだよな・・・)
(って・・・俺拘束されとるやんけ!)
そう、手足がロープで縛られていた。椅子に固定まで・・・
(誰かに恨まれるようなことしたっけ?)
その時・・・・部屋のドアが開く。
「!」
その人物は・・・・
「神崎ユイ!?」
「あ、起きたんですね」
(どういうこと?俺、推しに何かしたかな・・・・それなら命差し出すけど・・・)
「すいません、私が貴方を監禁したんです」
(やっぱりね!!!!!)
「暗いので電気点けますね」
「なんだこりゃ・・・」
明るくなったその部屋には・・・・シンの写真が壁、天井が見えなくなる程貼ってあった・・・
「ほんとになんだよこれ・・・」
「なにってシン君の写真だよ?」
「盗撮か?」
「まあね」
(イかれていらっしゃる・・・・)
「なんで俺は縛られてんのかな」
「逃げないようにです」
「普通に犯罪やで?」
「大丈夫です・・・・私とあなたが結婚すれば犯罪じゃないです!」
(イかれてる・・・)
「そうだ!おなか減ってるでしょ」
「はいあ~ん」
(うん、何この状況・・・・気付いたら推しに監禁されてしかもカレーをあ~んで食べさせてもらうって・・・・)
「おいしい・・・」
「よかった・・・」
(まあ天国といえば天国だよな・・・推しに結婚申し込まれてるって・・・)
(イカれてるけど・・・・)
監禁された次の日・・・・
「やっぱり夢じゃなかったのか・・・・」
目が覚めて昨日の家に居た。
「おはようございます」
「ユイ・・・・・・・」
「朝ごはんですよ」
リビングに連れていかれる。
「朝食は、卵焼きと白米、お味噌汁です」
「さあ、召し上がれ♡」
「・・・・・・・いただきます」
恐る恐る口に運ぶ。
「っ・・・おいしい!」
「よかった~」
「いっぱい食べてくださいね」
やはりここは天国か・・・・
「あの・・・」
「どうしましたか?」
思いを告げる。
「家に帰ってもいいですか?」
「ここが家ですよ?」
「いや、俺の家に・・・・・・・・」
「私たちの家です」
断固。
(Oh・・・no・・・・・・)
「学校は・・・・・・・」
「もちろん行きますよ」
「あなたが通っている高校に転校して一緒に頑張ります!」
(マジかよ)
「もちろん私達の事は秘密です」
(でしょうね)
「これから死ぬまで貴方を離しませんから覚悟しておいてくださいね♡」
(覚悟も何も拒否権なしだろ)
「もちろん拒否権はありませんから」
(その笑顔が怖く思えてくる・・・・・・)