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第27話 変わり果てた研究員を調教する!

ー/ー



タツモン第27話
 生物兵器研究所跡地は危険でいっぱいだ。
 遺伝子操作された動物や元人間のゾンビもどきや鉤爪人間で溢れかえっている。
 理性を失った元人間は余裕があれば調教で上書きして救済していった。
 この調子で先へ進んでいくと、ついに生物兵器どもがいない部屋にたどり着く。
 次の部屋に続く扉は機械式になっている。年季の入った施設の中とは思えないほど綺麗なドアだ。

「この研究所、廃墟に見えるが誰か住んでいそうだぜ」
「あぁ、間違いない。この部屋の奥には人がいる」
「そいつが生物兵器を作り続けている元凶なら調教しちまおうぜ!」
「えぇ!? あっちの部屋にいる奴が人間とは限らないでしょ!?」

 次の部屋に元凶のいる気配がプンプンするぜぇ~。
 俺たちが機械式ドアのボタンを押すと、ドアは機械音を立てながら開いた。
 その向こうの部屋は、今までのボロボロの廃墟から一変、部屋全体が機械で覆われた広々としたサイバールームだ。
 部屋の中には数多くの培養カプセルが設置されており、培養カプセルの中には動物や人の形をした生物が詰められている。

「この部屋から生物兵器を排出していたようだな」
「こんな危ないものはぶっ壊しちゃうよ~!」

 レイさんが竹刀を振り回し、周りの培養カプセルを破壊していく。
 破壊された培養カプセルからはガラスの破片と培養液が飛び散り、実験体は動くことなくそのまま転がり落ちていった。

「誰だぁ~? 俺の研究を邪魔する奴はぁ~?」

 奥の部屋から何者かが俺たちへ近づいてくる。よく見るとそいつの様子がおかしい……。
 胴体は白衣を着た人間のようだが、両腕と首先から無数の触手が生えている。首からは目玉の生えた触手が2本生えていて気持ち悪いぜ。
 
「うわああああああ! 化け物だああああ!」
「しかも化け物が喋りやがったぞオイ!?」

 こいつは自分で自分を改造した研究員なのか?
 それとも誰かに無理やり改造された被害者なのか?
 人間の言葉を喋るってことは少なからず理性があるってことだよな? ならこの化け物を調教してやるぜ!

「死ねえええええ!」

 触手研究員は両腕から複数の触手を伸ばし、俺たちに襲い掛かる!

「俺の(ムチ)とお前の触手、どっちが強いか勝負しようぜぇ~!」

 俺は(ムチ)を華麗に操り、触手研究員の片手分の触手をまとめて縛り上げる。

「こっちの触手はオレに任せろ!」

 続いてレイさんが触手研究員のもう片方の手の触手を竹刀で斬りつける。

「よし! 今のうちに攻める!」

 俺とレイさんが触手研究員の動きを封じたところで、ミカエルが二丁拳銃で触手研究員の胴体を撃ち抜いていく。

「クックック……俺の研究の邪魔をしたことを後悔するがいい!」

 触手研究員は胴体を銃撃されても動じず、首元からガスを発生させた!
 頭部に妙な違和感を感じる。頭が寒い。
 辺りを見回すと、なんとレイさんとヨウスケの頭がハゲていた!
 ということは俺も……?

「タツヤさん、その頭どうしちゃったんだよ!?」
「レイさんこそツルッパゲになってるぞオイ!」
「おれもハゲちゃってる!? そんなの嫌だあああ!!」

 頭をツルッパゲにされた俺たちは深い悲しみに包まれた。
 あれ? この展開、過去にも何度かあったような……。

「ハッハッハ! 死ねい!」

 触手研究員は俺たちが怯んでいる隙に、両手、首から無数の触手を伸ばし、それを(ムチ)のようにして俺たちを叩きつける。
 ねーイタいーもう! イッタいよもう!

「ハゲた時はおれの出番だね」

 ヨウスケが"癒しの踊り-状態異常回復"で俺たち全員のハゲを治してくれた!
 
「この触手野郎、もう許さねぇからなぁ?」
 
 俺は"炎の鞭"で触手研究員の触手を焼き払っていく。

「動くと当たらないだろォ!?」

 レイさんは"兜割り"で触手研究員の首の上から竹刀を突き刺した!

「ギャアアアア!」

 お、なかなか効いてんじゃーん。

「弱点はそこだな。把握した」

 ミカエルは高くジャンプし、触手研究員の頭上に複数のナイフを投げつけた。
 ナイフは首先に突き刺さり、触手研究員はかなりダメージを受けているようだ。

「とどめだー!」

 ヨウスケは持っている棒で触手研究員の胴体を殴りまくった。
 ついに触手研究員は地面に跪く。

「クックック……。俺を倒しても無駄だ。俺が作り上げたとっておきの生物兵器が、貴様らをあの世に送ってやるのだからな……」
「まだ切り札を隠し持ってるのかよォ!? とりあえずお前はいっぺん調教されてもらうぜぇ~」
「化け物だろうが人語話せる奴はお仕置きだどー!」

 俺とレイさんは瀕死の触手研究員にひたすら鞭打ち続ける。
 
「よーし、触手野郎調教完了!」
「ワン……ワン……」

 触手研究員は四つん這い(ヨツンヴァイン)になり、俺たちの従順な犬奴隷となったのだ。めでたしめでたし。

「どうみても化け物なのに、理性残っていれば調教できるんだな」
「調教してもやっぱりキモい……」

 ドン引きした表情で調教済みの触手研究員を見下ろすミカエルとヨウスケ。

「よーし、この部屋のどこかにある役立ちそうなものがあれば帰ろうぜ」

 俺たちは引き続きこの部屋の探索を続ける。
 しかし、その直後に部屋の奥から犬の遠吠えが聞こえてきた!

「ウオーン!!」

 俺たちの前に現れたのは、3つの首を持つ巨大な黒い犬だ。

「科学の力でケルベロスまで作れるのかよォ!?」
「オラァ! 犬はおとなしく犬らしくしろぉ!」
「連戦は面倒だがやるしかないな」
「もうやだ……この研究所」

 ケルベロスは飼い主を調教されて怒っている様子だ。
 邪魔する奴は調教するに限るぜ。俺たちは人間を犬奴隷にしているんだから、犬を犬奴隷にするのは簡単だよなぁ……?


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 生物兵器研究所跡地は危険でいっぱいだ。
 遺伝子操作された動物や元人間のゾンビもどきや鉤爪人間で溢れかえっている。
 理性を失った元人間は余裕があれば調教で上書きして救済していった。
 この調子で先へ進んでいくと、ついに生物兵器どもがいない部屋にたどり着く。
 次の部屋に続く扉は機械式になっている。年季の入った施設の中とは思えないほど綺麗なドアだ。
「この研究所、廃墟に見えるが誰か住んでいそうだぜ」
「あぁ、間違いない。この部屋の奥には人がいる」
「そいつが生物兵器を作り続けている元凶なら調教しちまおうぜ!」
「えぇ!? あっちの部屋にいる奴が人間とは限らないでしょ!?」
 次の部屋に元凶のいる気配がプンプンするぜぇ~。
 俺たちが機械式ドアのボタンを押すと、ドアは機械音を立てながら開いた。
 その向こうの部屋は、今までのボロボロの廃墟から一変、部屋全体が機械で覆われた広々としたサイバールームだ。
 部屋の中には数多くの培養カプセルが設置されており、培養カプセルの中には動物や人の形をした生物が詰められている。
「この部屋から生物兵器を排出していたようだな」
「こんな危ないものはぶっ壊しちゃうよ~!」
 レイさんが竹刀を振り回し、周りの培養カプセルを破壊していく。
 破壊された培養カプセルからはガラスの破片と培養液が飛び散り、実験体は動くことなくそのまま転がり落ちていった。
「誰だぁ~? 俺の研究を邪魔する奴はぁ~?」
 奥の部屋から何者かが俺たちへ近づいてくる。よく見るとそいつの様子がおかしい……。
 胴体は白衣を着た人間のようだが、両腕と首先から無数の触手が生えている。首からは目玉の生えた触手が2本生えていて気持ち悪いぜ。
「うわああああああ! 化け物だああああ!」
「しかも化け物が喋りやがったぞオイ!?」
 こいつは自分で自分を改造した研究員なのか?
 それとも誰かに無理やり改造された被害者なのか?
 人間の言葉を喋るってことは少なからず理性があるってことだよな? ならこの化け物を調教してやるぜ!
「死ねえええええ!」
 触手研究員は両腕から複数の触手を伸ばし、俺たちに襲い掛かる!
「俺の|鞭《ムチ》とお前の触手、どっちが強いか勝負しようぜぇ~!」
 俺は|鞭《ムチ》を華麗に操り、触手研究員の片手分の触手をまとめて縛り上げる。
「こっちの触手はオレに任せろ!」
 続いてレイさんが触手研究員のもう片方の手の触手を竹刀で斬りつける。
「よし! 今のうちに攻める!」
 俺とレイさんが触手研究員の動きを封じたところで、ミカエルが二丁拳銃で触手研究員の胴体を撃ち抜いていく。
「クックック……俺の研究の邪魔をしたことを後悔するがいい!」
 触手研究員は胴体を銃撃されても動じず、首元からガスを発生させた!
 頭部に妙な違和感を感じる。頭が寒い。
 辺りを見回すと、なんとレイさんとヨウスケの頭がハゲていた!
 ということは俺も……?
「タツヤさん、その頭どうしちゃったんだよ!?」
「レイさんこそツルッパゲになってるぞオイ!」
「おれもハゲちゃってる!? そんなの嫌だあああ!!」
 頭をツルッパゲにされた俺たちは深い悲しみに包まれた。
 あれ? この展開、過去にも何度かあったような……。
「ハッハッハ! 死ねい!」
 触手研究員は俺たちが怯んでいる隙に、両手、首から無数の触手を伸ばし、それを|鞭《ムチ》のようにして俺たちを叩きつける。
 ねーイタいーもう! イッタいよもう!
「ハゲた時はおれの出番だね」
 ヨウスケが"癒しの踊り-状態異常回復"で俺たち全員のハゲを治してくれた!
「この触手野郎、もう許さねぇからなぁ?」
 俺は"炎の鞭"で触手研究員の触手を焼き払っていく。
「動くと当たらないだろォ!?」
 レイさんは"兜割り"で触手研究員の首の上から竹刀を突き刺した!
「ギャアアアア!」
 お、なかなか効いてんじゃーん。
「弱点はそこだな。把握した」
 ミカエルは高くジャンプし、触手研究員の頭上に複数のナイフを投げつけた。
 ナイフは首先に突き刺さり、触手研究員はかなりダメージを受けているようだ。
「とどめだー!」
 ヨウスケは持っている棒で触手研究員の胴体を殴りまくった。
 ついに触手研究員は地面に跪く。
「クックック……。俺を倒しても無駄だ。俺が作り上げたとっておきの生物兵器が、貴様らをあの世に送ってやるのだからな……」
「まだ切り札を隠し持ってるのかよォ!? とりあえずお前はいっぺん調教されてもらうぜぇ~」
「化け物だろうが人語話せる奴はお仕置きだどー!」
 俺とレイさんは瀕死の触手研究員にひたすら鞭打ち続ける。
「よーし、触手野郎調教完了!」
「ワン……ワン……」
 触手研究員は|四つん這い《ヨツンヴァイン》になり、俺たちの従順な犬奴隷となったのだ。めでたしめでたし。
「どうみても化け物なのに、理性残っていれば調教できるんだな」
「調教してもやっぱりキモい……」
 ドン引きした表情で調教済みの触手研究員を見下ろすミカエルとヨウスケ。
「よーし、この部屋のどこかにある役立ちそうなものがあれば帰ろうぜ」
 俺たちは引き続きこの部屋の探索を続ける。
 しかし、その直後に部屋の奥から犬の遠吠えが聞こえてきた!
「ウオーン!!」
 俺たちの前に現れたのは、3つの首を持つ巨大な黒い犬だ。
「科学の力でケルベロスまで作れるのかよォ!?」
「オラァ! 犬はおとなしく犬らしくしろぉ!」
「連戦は面倒だがやるしかないな」
「もうやだ……この研究所」
 ケルベロスは飼い主を調教されて怒っている様子だ。
 邪魔する奴は調教するに限るぜ。俺たちは人間を犬奴隷にしているんだから、犬を犬奴隷にするのは簡単だよなぁ……?