戦いの翌日
ー/ー 部屋に柔らかな朝日が差し込む。昨日あんな事があったというのに、気持ちの良い晴れ空だった。
一番乗りでシヘンが目を覚ます。うーんと伸びをして起き上がった。
皆を起こして回り、朝食を摂ると、宿屋を後にする。
街は静まり返っていた。昨日魔人の襲撃があったのだ。無理もない。
「何か残ってないか、家を見に行くか」
「そうね」
昨日は暗くて分からなかったが、何かしら残っているかもしれないと、マルクエン達は家へ向かう。
真っ黒になり、崩れ落ちた家の前へやって来た。
火は何もかもを焼き尽くしたらしく、残っているものは何もない。
「何も……、無いッスね……」
ケイは惨状を見てポツリと呟く。
だが、落ち込んでは居られない。魔人の残していった箱を確認しに行く。
「いち、にい、さん……。全部で十四個か」
箱の数を数え、マルクエンは頭を抱えた。一つでも厄介なのに、それがこんなにもある。
「それに、このバカでかい箱は何なのよ」
ラミッタが指差す箱は、他の箱より大きさが五倍ほどあった。
「大きいって事は、大きな魔物が出てくるのかもしれないな」
思ったままのことを言ってみるマルクエン。
「目的は何なのでしょうか……」
「魔王の目的は人類を滅ぼすことでしょ? その部下なんだから同じなんじゃない?」
ラミッタはビクともしない箱に蹴りを入れて言う。
「これだけの数、私達で対処できるだろうか?」
「あら、自信なくしたの宿敵?」
「いや、流石にな」
弱気になるマルクエンだったが、ラミッタは強気だ。
「こんな箱さっさと壊して、あのふざけた魔人に落とし前付けさせるわよ」
それに押される形でマルクエンも自分に喝を入れた。
「あぁ、そうだな」
街に戻ると、やけに視線を感じることにマルクエンは気付いた。
魔人の襲撃から二度も街を守ったのだ。冒険者だけでなく、噂の広まった一般の住民からも注目をされている。
マルクエン達は冒険者ギルドへ向かうと、新たな活動拠点。家を紹介された。
前の家も立派だったが、それよりも少しだけ豪華な所だ。
なんでもマルクエン達の功績を知った街の富裕層が提供してくれたらしい。
「いやー、良い家ッスねー」
「そうね」
マルクエンは一人、難しい顔をしていた。シヘンがそんな様子を見て話しかける。
「マルクエンさん、どうかしましたか?」
「いえ、次に魔人が現れた時どう戦おうかと考えていまして」
そう言っているマルクエンにラミッタが声をかけた。
「そんなの、なるようになるわよ」
「あぁ、そうだな」
マルクエンも今だけは緊張を解いて、眼の前の紅茶に口をつける。
早速くつろぎ始めるケイ。ラミッタも同じくソファに座っていた。
一番乗りでシヘンが目を覚ます。うーんと伸びをして起き上がった。
皆を起こして回り、朝食を摂ると、宿屋を後にする。
街は静まり返っていた。昨日魔人の襲撃があったのだ。無理もない。
「何か残ってないか、家を見に行くか」
「そうね」
昨日は暗くて分からなかったが、何かしら残っているかもしれないと、マルクエン達は家へ向かう。
真っ黒になり、崩れ落ちた家の前へやって来た。
火は何もかもを焼き尽くしたらしく、残っているものは何もない。
「何も……、無いッスね……」
ケイは惨状を見てポツリと呟く。
だが、落ち込んでは居られない。魔人の残していった箱を確認しに行く。
「いち、にい、さん……。全部で十四個か」
箱の数を数え、マルクエンは頭を抱えた。一つでも厄介なのに、それがこんなにもある。
「それに、このバカでかい箱は何なのよ」
ラミッタが指差す箱は、他の箱より大きさが五倍ほどあった。
「大きいって事は、大きな魔物が出てくるのかもしれないな」
思ったままのことを言ってみるマルクエン。
「目的は何なのでしょうか……」
「魔王の目的は人類を滅ぼすことでしょ? その部下なんだから同じなんじゃない?」
ラミッタはビクともしない箱に蹴りを入れて言う。
「これだけの数、私達で対処できるだろうか?」
「あら、自信なくしたの宿敵?」
「いや、流石にな」
弱気になるマルクエンだったが、ラミッタは強気だ。
「こんな箱さっさと壊して、あのふざけた魔人に落とし前付けさせるわよ」
それに押される形でマルクエンも自分に喝を入れた。
「あぁ、そうだな」
街に戻ると、やけに視線を感じることにマルクエンは気付いた。
魔人の襲撃から二度も街を守ったのだ。冒険者だけでなく、噂の広まった一般の住民からも注目をされている。
マルクエン達は冒険者ギルドへ向かうと、新たな活動拠点。家を紹介された。
前の家も立派だったが、それよりも少しだけ豪華な所だ。
なんでもマルクエン達の功績を知った街の富裕層が提供してくれたらしい。
「いやー、良い家ッスねー」
「そうね」
マルクエンは一人、難しい顔をしていた。シヘンがそんな様子を見て話しかける。
「マルクエンさん、どうかしましたか?」
「いえ、次に魔人が現れた時どう戦おうかと考えていまして」
そう言っているマルクエンにラミッタが声をかけた。
「そんなの、なるようになるわよ」
「あぁ、そうだな」
マルクエンも今だけは緊張を解いて、眼の前の紅茶に口をつける。
早速くつろぎ始めるケイ。ラミッタも同じくソファに座っていた。
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