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第7話 アメリカ軍と出会う!

ー/ー



タツモン第7話
 最終奥義を使おうと身構える魔王。
 俺たちは魔王の最終奥義に対抗できるのか!?

「さらばだあああ!!」

 魔王は最終奥義と見せかけて全速力で逃げ出した!

「ええ~!?」
「きたねーぞあの魔王! 逃げやがったな!」
「早く追いかけるぞ!」
「お前らは先に行ってろ! 俺はポイテーゼを捕獲してから行くぜ」

 レイさん、ミカエル、ヨウスケは魔王を追いかけ、俺はポイテーゼの元へ向かう。

「ポイテーゼ、あんな青肌のおっさんに捕まって怖かっただろぉ~? さぁ、俺のバーに帰ろうぜ」
「タツヤさん、あの魔王めちゃくちゃ怖かったよ……」

 こいつ、相当怖い思いをしてきたみたいだな。
 無理もない。あんなにデカくてムキムキマッチョで青肌のおっさんに言い寄られたらホモの俺だってゾッとするわ。
 俺とポイテーゼも他の3人に続いて魔王の後を追った。


 ――魔王城の外――

「ハァ……ハァ……。この俺様があんなふざけた奴らに負けるなんて!」

 全速力で魔王城の外に逃げてきた魔王。魔王は疲れからか、道路に飛び出していた。
 その時、魔王の横から黒塗りの高級車が猛スピードで走ってきた!
 黒塗りの高級車はクラクションを鳴らしながらブレーキを掛けるが、急停止できそうに無い。

「うわあああぁぁぁぁぁー!」

 ドンッ!

 道路に飛び出した魔王は、不幸にも黒塗りの高級車に追突されて死んだ。
 魔王城の外にたどり着いた俺たちは、魔王の無残な死体を目の前にする。

「何か魔王倒したっぽいね!」
「よっしゃあああ! 魔王撃破あああ!」
「口ほどにもならねぇ雑魚だったな!」
「いや、結構苦戦してただろ。だがこれで任務完了だな」

 勝利の歓喜をあげる俺たち。魔王の最期が車に追突されて死ぬって何のギャグだよ!
 そして、黒塗りの高級車の運転席から運転手が下りてきた。
 ヤクザか!? ……いや、中から出てきたのは全身を鎧で身を包むフルアーマーの騎士だ。
 魔王の次はフルアーマー騎士がお出ましかよ。どうなってんだよこの大都会の街は。

「あーあ……凹んじゃってるよ……この車高かったのになぁ……。魔王の奴もいきなり道路に飛び出してくるんじゃねーよ!」

 愛車を傷つけられ、魔王に怒りをぶつける鎧の男。
 気持ちは分かるが、スピードを出しすぎていたお前も危険過ぎるだろ!

「うお!? 誰だお前は!?」
「俺は……ナイト軍曹! どこにでもいる普通のアメリカ軍兵士だ!」
「アメリカ軍兵士だと?」

 レイさんが問いかけると、鎧の男はナイト軍曹と名乗った。
 黒塗りの高級車に乗って猛スピードで突っ込んでくるフルアーマー野郎が、どこにでもいる普通のアメリカ軍兵士なわけないだろ!
 
「ずいぶん重装備なアメリカ軍だな」
「アメリカ軍のあなたが、どうしてこんな都会の街に来たんですか?」

 ミカエルも思わず困惑した表情で突っ込むが、ヨウスケは何のツッコミも入れずナイト軍曹に質問する。
 
「最近、魔王が若い男を誘拐する事件が多発しているから倒しにやってきたんだ。だが、俺が出向くまでも無かったようだな」

 ナイト軍曹はホモ魔王を倒しにやってきた勇者だったのだ。
 
「そんなことは無い。軍人さんがいなかったら魔王を逃がしてしまったかもしれないからな」
「そ、そうか? それはどうも!」

 ミカエルがナイト軍曹を褒めると、ナイト軍曹はデレ始めた。
 兜を被っていて表情は見えないが、こいつ明らかにミカエルを意識しているぞ。
 こいつも美青年大好きなホモだったのかよォ!?

「どうせなら魔王も調教して俺のSMバーの奴隷にしてやりたかったけどな!」
「ハハハ! それも面白いな!」
「だろぉ~?」

 こいつ、SMバーと聞いてもドン引きしないどころか面白そうな反応をしているぜ。
 ナイト軍曹も実はアブノーマルな性癖持ちなのかもしれないな。

「では、俺はそろそろ軍事基地に帰るよ。またどこかで会えると良いな」
「おう、俺はホモの町でSMバーをやってるから、遊びに来てくれると嬉しいぜぇ~」

 そう言って俺たちはナイト軍曹と別れた。
 俺たちは捕獲したポイテーゼをバーに閉じ込める為、ホモの町に戻り、BAR Tatsuyaへ向かう。

「タツヤのバーがどんなところか気になるな」
「嫌な予感しかしないんだけど……」

 ミカエルは俺のバーに興味深々だが、ヨウスケは明らかに嫌そうな表情をしている。
 BAR Tatsuyaの中に入った俺たちは、ポイテーゼを地下室に閉じ込めた後、ミカエルとヨウスケに今後の仕事内容を教えた。

「あまり気は乗らないが、ビデオの売上金を山分けできるなら悪く無いかもな」
「うわぁ……(ドン引き)。おれはこんな手伝いをしないといけないのか……」
「嫌っつーなら今ここで調教して奴隷にしてやっても良いんだぜぇ~?」
「そ、それだけは勘弁してください!」

 まあ良い、いずれヨウスケもホモの世界に目覚めさせてやるぜ。
 仕事をまた1つ終えた俺たちは、次の目的地について話し合う。

「さて、残るは山奥の村"キムラ村"、雪の町"ソフトクリーム島"だな」
「ソフトクリーム島は船に乗らないと行けない。しかし、船に乗るためのチケットは現在売り切れだ。チケットが再販されるまではソフトクリーム島には行けないな」
「そうだな。次はキムラ村へ向かおうぜ」

 俺たちは駅へ向かい、キムラ村行きの電車に乗った。
 田舎町のキムラ村は遠いから長い電車旅になりそうだぜ。


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 最終奥義を使おうと身構える魔王。
 俺たちは魔王の最終奥義に対抗できるのか!?
「さらばだあああ!!」
 魔王は最終奥義と見せかけて全速力で逃げ出した!
「ええ~!?」
「きたねーぞあの魔王! 逃げやがったな!」
「早く追いかけるぞ!」
「お前らは先に行ってろ! 俺はポイテーゼを捕獲してから行くぜ」
 レイさん、ミカエル、ヨウスケは魔王を追いかけ、俺はポイテーゼの元へ向かう。
「ポイテーゼ、あんな青肌のおっさんに捕まって怖かっただろぉ~? さぁ、俺のバーに帰ろうぜ」
「タツヤさん、あの魔王めちゃくちゃ怖かったよ……」
 こいつ、相当怖い思いをしてきたみたいだな。
 無理もない。あんなにデカくてムキムキマッチョで青肌のおっさんに言い寄られたらホモの俺だってゾッとするわ。
 俺とポイテーゼも他の3人に続いて魔王の後を追った。
 ――魔王城の外――
「ハァ……ハァ……。この俺様があんなふざけた奴らに負けるなんて!」
 全速力で魔王城の外に逃げてきた魔王。魔王は疲れからか、道路に飛び出していた。
 その時、魔王の横から黒塗りの高級車が猛スピードで走ってきた!
 黒塗りの高級車はクラクションを鳴らしながらブレーキを掛けるが、急停止できそうに無い。
「うわあああぁぁぁぁぁー!」
 ドンッ!
 道路に飛び出した魔王は、不幸にも黒塗りの高級車に追突されて死んだ。
 魔王城の外にたどり着いた俺たちは、魔王の無残な死体を目の前にする。
「何か魔王倒したっぽいね!」
「よっしゃあああ! 魔王撃破あああ!」
「口ほどにもならねぇ雑魚だったな!」
「いや、結構苦戦してただろ。だがこれで任務完了だな」
 勝利の歓喜をあげる俺たち。魔王の最期が車に追突されて死ぬって何のギャグだよ!
 そして、黒塗りの高級車の運転席から運転手が下りてきた。
 ヤクザか!? ……いや、中から出てきたのは全身を鎧で身を包むフルアーマーの騎士だ。
 魔王の次はフルアーマー騎士がお出ましかよ。どうなってんだよこの大都会の街は。
「あーあ……凹んじゃってるよ……この車高かったのになぁ……。魔王の奴もいきなり道路に飛び出してくるんじゃねーよ!」
 愛車を傷つけられ、魔王に怒りをぶつける鎧の男。
 気持ちは分かるが、スピードを出しすぎていたお前も危険過ぎるだろ!
「うお!? 誰だお前は!?」
「俺は……ナイト軍曹! どこにでもいる普通のアメリカ軍兵士だ!」
「アメリカ軍兵士だと?」
 レイさんが問いかけると、鎧の男はナイト軍曹と名乗った。
 黒塗りの高級車に乗って猛スピードで突っ込んでくるフルアーマー野郎が、どこにでもいる普通のアメリカ軍兵士なわけないだろ!
「ずいぶん重装備なアメリカ軍だな」
「アメリカ軍のあなたが、どうしてこんな都会の街に来たんですか?」
 ミカエルも思わず困惑した表情で突っ込むが、ヨウスケは何のツッコミも入れずナイト軍曹に質問する。
「最近、魔王が若い男を誘拐する事件が多発しているから倒しにやってきたんだ。だが、俺が出向くまでも無かったようだな」
 ナイト軍曹はホモ魔王を倒しにやってきた勇者だったのだ。
「そんなことは無い。軍人さんがいなかったら魔王を逃がしてしまったかもしれないからな」
「そ、そうか? それはどうも!」
 ミカエルがナイト軍曹を褒めると、ナイト軍曹はデレ始めた。
 兜を被っていて表情は見えないが、こいつ明らかにミカエルを意識しているぞ。
 こいつも美青年大好きなホモだったのかよォ!?
「どうせなら魔王も調教して俺のSMバーの奴隷にしてやりたかったけどな!」
「ハハハ! それも面白いな!」
「だろぉ~?」
 こいつ、SMバーと聞いてもドン引きしないどころか面白そうな反応をしているぜ。
 ナイト軍曹も実はアブノーマルな性癖持ちなのかもしれないな。
「では、俺はそろそろ軍事基地に帰るよ。またどこかで会えると良いな」
「おう、俺はホモの町でSMバーをやってるから、遊びに来てくれると嬉しいぜぇ~」
 そう言って俺たちはナイト軍曹と別れた。
 俺たちは捕獲したポイテーゼをバーに閉じ込める為、ホモの町に戻り、BAR Tatsuyaへ向かう。
「タツヤのバーがどんなところか気になるな」
「嫌な予感しかしないんだけど……」
 ミカエルは俺のバーに興味深々だが、ヨウスケは明らかに嫌そうな表情をしている。
 BAR Tatsuyaの中に入った俺たちは、ポイテーゼを地下室に閉じ込めた後、ミカエルとヨウスケに今後の仕事内容を教えた。
「あまり気は乗らないが、ビデオの売上金を山分けできるなら悪く無いかもな」
「うわぁ……(ドン引き)。おれはこんな手伝いをしないといけないのか……」
「嫌っつーなら今ここで調教して奴隷にしてやっても良いんだぜぇ~?」
「そ、それだけは勘弁してください!」
 まあ良い、いずれヨウスケもホモの世界に目覚めさせてやるぜ。
 仕事をまた1つ終えた俺たちは、次の目的地について話し合う。
「さて、残るは山奥の村"キムラ村"、雪の町"ソフトクリーム島"だな」
「ソフトクリーム島は船に乗らないと行けない。しかし、船に乗るためのチケットは現在売り切れだ。チケットが再販されるまではソフトクリーム島には行けないな」
「そうだな。次はキムラ村へ向かおうぜ」
 俺たちは駅へ向かい、キムラ村行きの電車に乗った。
 田舎町のキムラ村は遠いから長い電車旅になりそうだぜ。